原発のウソ (扶桑社新書)





原発推進者のこの書籍に対する反論を聞いてみたいものです。基本的なこととして、原子力を持つことのライトスタッフを人類は持ち得ていないと思う。
ベストセラー本を購入するのは久しぶりのことだ。5月23日の参議院行政監視委員会で参考人として発言し…

本が好き! 2級
書評数:40 件
得票数:58 票
もっともなりたくなかった職業についている地方公務員。
なんでもなければ、何にもない!
平凡でないことを取り柄としております。





原発推進者のこの書籍に対する反論を聞いてみたいものです。基本的なこととして、原子力を持つことのライトスタッフを人類は持ち得ていないと思う。
ベストセラー本を購入するのは久しぶりのことだ。5月23日の参議院行政監視委員会で参考人として発言し…





原発という産業は、人を殺すということが前提にあるということは明らかである。もちろんそれは社員ではなく、どや街の労働者や地元に職を求める地元民である。弱いものは所詮、使い捨てである。
この書籍のオリジナル版が出版されたのは、1979年、今から32年も前のことである。30歳の著者がフ…





この地図は現在の復興作業を支援するだけでなく、後々の災害対策の重要な資料になるのは間違いない。昭文社と大日本印刷株式会社は非常に貴重な仕事をしたと思う。
道路地図というと最近はすっかりガーミンのナビばかりに頼ってしまって、ほとんど使っていないのだが、広…



学術的には非常に丁寧で判りやすい内容だと思う。しかし、それ以上のことを求めるのは無理。あくまでも知的に愉しみましょう。
この本を読んでいて、一番に感じたことは、大学の教授が自分の講義で使うために著した書籍、ということだ…




サイコシンセシスは日本人には比較的馴染みの深いものではないかと思う。「お天道さまがみている」と感じられるあなたにはお薦め。
トランスパーソナル心理学というものがある。以前手にしたケン・ウィルバーの「無境界」(86)という書…




エッセイでは現在の問題に対していろいろと批判をし、問題定義をしてくれる。我々が見えないところも多く指摘してくれている。確かにそうだと思うのだが、具体的な解決方法は示してくれない。結構厳しいと感じる。
あたしが好きなタレントというと、北野武、所ジョージ、タモリといった所になるだろうか。彼らはタレント…





40半ばのおっさんが読んでも十分に価値のある本。人生をよりより生きていくための方法がここで語られている。
中学を卒業しようとしている息子がいる。彼にこの本を読んで欲しいと思うのだけど、親から紹介して読ませ…




面白くてどんどん読めるのだけど、何の話だったか覚えていない。次はメモをとりながらじっくり読んでみようと思う。
平山夢明と春日武彦との対談。平山はホラー小説家で、実話怪談を蒐集した「「「超」怖い話」シリーズや「…




小倉ではこれまでのパターンの裏を読んでいち早く次の標的になっていることを察し、原爆投下機を高射砲で一斉射撃をかけ、さらには迎撃のための戦闘機も飛ばした。そしてさらにある決定的な方法を用いて、原爆機に原爆投下を諦めさせたのである。
実体験の空襲話からいきなり始まるものだから年寄りの回想話?なんて感じがしたものの、そんなに生易しい…



業界ものの小説というのはそれなりに面白い。われわれが知らない世界を垣間見ることができるからだ。ディテールが細かいほど面白い。
生命保険会社で保全業務についている主人公。保全業務とは契約済の顧客に対するサービス全般のことをいい…





風化して廃墟となった軍艦島を撮った写真集は多いけども、ほぼ原形のままでここまで詳細に記録が残されているのは他にはあるまい。典型的な眺めて楽しむという類の書籍かもしれない。図面と写真を見比べては、いろいろ想像し、楽しむ。
軍艦島実測調査資料集はその名前こそよく見かけるものだったが、内容というとまったく目にすることはなか…




関根の殺害者数ははっきりしない。この事件では4人が殺害され、警察の判断では、証拠がなく立件できないものを含めて10数件、そして本人が言うのには35人。「ボディーは透明」という言葉が耳に残る。
犯人であるペット販売業の関根元(53)と前妻の風間博子(37)が逮捕されたのは、兵庫県南部地震の1…





電子辞書は紙辞書と比べると必要項目しか見ないので価値が半減する、といった意見があり、あたしもそう思っていたが、これは一重に使う環境によりけりである。紙と比べると一覧性はよくないが、似たようなことは可能である。
前版と比較して新規収録項目1万と総収録項目数が24万と増えたようだ。ざっと見比べても細かなところで…





軍艦島は昭和40年代という日本人が日本人らしく生きることのできた最後の時代のタイムカプセルであることには間違いない。朽ちていく軍艦島を保存するか否かは別にしても、その居住形態をもう一度研究することは十二分に価値のあることだと思う。
軍艦島海上産業都市に住む-水辺の生活誌でも端島での生活が語られていたけども、この本では全体の1/3…

死の様子を描いているのだからおぞましい印象がほんとうはあるはずなんだけども、そのあたりが完全に欠如している。ただの出来事の一つとして死が描かれると云う感じである。方向的には昔話の惨さ、おぞましさに非常に近い。
またヘンなものを見つけてしまった。ネットは本当に罪深い。それでとりあえず入手したのが、『ギャシュリ…





TOKYOのごく普通の生活を収めた写真にキャプション(日英並列表記)がつけられている。事細かな説明ではなく、生活の行間を読むようなもの。写真とそのキャプションが上手く絡みあって、妙なリアリティが生じてくる。
93年の都築響一の『TOKYO STYLE(東京スタイル)』は写真とキャプションが絶妙なバランスを…





未曾有の歴史の出来事の裏での台員、科学者たちの活動は恐ろしく地道である。そしてスペシャリストとして職を全うしようとする姿は非常に誇らしい。原爆罹災、台風遭難といった陰惨な背景を持ちながらも、このノンフィクションは何かしらすがすがしさを持つ。
あたしの愛読書である柳田邦男の文庫本版『空白の天気図』がどこかに埋もれてしまって、見当たらない。お…



原爆投下は8時15分とされているが、著者の記憶では10分より前だった。正確な時間が判らない。それは、被爆者が蔑ろにされている象徴だった。
当時、19歳だった著者は自らも爆心地から1.9kmというところで被爆したものの、擦り傷ひとつ負わず…




作品を観て感動したというような人たちも少なからずいるが、確かに気になるものではあるが、感動とはまったく別次元の衝動を受けたというのがあたしの印象である。出来れば出会わなければ良かったとも思う。
この画集の存在は半年くらい前から知っていた。正直言って、見てて気分の良くなる類の画集ではない。評価を…





今回の増補部分で描かれる人生は様々だ。不幸な最後を遂げたものもいれば、そうでないものもいる。原爆症に翻弄されたものもいれば、そうでないものも。個人だけの問題を抱えたものもいれば、もっと大きなものを抱えたものも。
ジョン・ハーシーとその著書『ヒロシマ』の名はヒロシマに関するドキュメンタリを見聞きする度に何度とは…