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拾得

拾得 さん

本が好き! 1級
書評数:692 件
得票数:8228 票

 学生時代は書評誌に関わってました。今世紀に入り、当初はBK1(現在honto)、その後、TRCブックポータルでレビューを掲載してました。同サイト閉鎖から、こちらに投稿するようになりました。
 ニックネームは書評用のものでずっと使ってます。
 サイトの高・多機能ぶりに対応できておらず、書き・読み程度ですが、私の文章がきっかけとなって、本そのものを手にとってもらえれば、うれしいという気持ちは変わりません。 特定分野に偏らないよう、できるだけ多様な書を少しずつでも紹介していければと考えています。
 プロフィール画像は大昔にバイト先で書いてもらったものです。

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満州国の首都計画

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満州国の首都計画

「かつてのプロムナードに高速道路を通してしまったため、風致景観が著しく損なわれた。これは震災復興の遺産を食い潰しているという東京都市計画の貧困を象徴している。」(「隅田公園」のキャプション、13頁)

 東京の都市論もしくは都市計画の歴史についての本を読んでいると、かなりの頻度で言及されかつ理想視され…

投票(16コメント(0)2025-01-30

世界でいちばん幸せな屋上 Bolero―ミルリトン探偵局シリーズ〈2〉

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世界でいちばん幸せな屋上 Bolero―ミルリトン探偵局シリーズ〈2〉

「そう、あのレコードの中の曲は、すべてこの町の日常から生まれたものです。ファンタジーというのは、じつは日常を知らないと生まれないものだと、あとになって気付きましたよ。」(フィル・ブラウン、108頁)

 「ミリルトン探偵局シリーズ」という名で刊行された2冊です。この探偵局は、語り手の「おん」と小説家の…

投票(16コメント(0)2024-12-12

林芙美子の昭和

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林芙美子の昭和

「一部の大学の研究者を除いて林芙美子を論じる人は少ない。生前人気のあった作家ほど亡くなると忘れられるのが早い。私自身も長いこと『林芙美子なんか』と思っていた。『通俗』と軽んじていた。」(393頁)

 著者の川本三郎氏には本作の前に『荷風と東京』という著作を出しており、出版社は違えど造本の雰囲気から…

投票(10コメント(0)2024-12-10
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