永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)

「永続敗戦」=敗戦を否認しているがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる。戦後レジームの核心
1945.8.15は「終戦の日」なのか「敗戦の日」なのか深く問い直すこともせず来てしまった。 なん…

「永続敗戦」=敗戦を否認しているがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる。戦後レジームの核心
1945.8.15は「終戦の日」なのか「敗戦の日」なのか深く問い直すこともせず来てしまった。 なん…





暗黙知についてのポランニーの探求の書
ゲシュタルト心理学によれば、ある対象の外形を認識するとき、私たちは感知している個々の特徴を、それが何…





日本人の心の深層を解明するモデルとして『古事記』神話における中空・均衡構造を提示し、西欧型の中心統合構造と対比させて、その特質を論及した著である。
日本人の心の深層を解明するモデルとして『古事記』神話における中空・均衡構造を提示し、西欧型の中心統合…




ユング心理学の権威河合隼雄氏との対談集から感想のみ
自然のことを説明するのに人類は初めは宗教的な枠組みでしか説明できなかった。しかし後にそれを科学的な方…




ユダヤ人およびユダヤ教とは何か、「中東問題」の基礎知識としてその根底を探った
この著を読む動機となったのは所謂「中東問題」の根底にあるものについて知りたかったからに他ならない。 …



違反だが、宣長のことを他書で代弁してみる。
相変わらず『本居宣長』下巻がよみきれずにいる。それで他書のことを書いて少し代弁ということにしたい。…

行動するものにはどこか欠けているか、排除してしまっているものがあるようだ。 知識なのか、思慮なのかはわからない。北には充分すぎるほどそれがあった。
松本健一の『北一輝論』を読み終えた後、偶々石川啄木全集が祖父の書斎にあったので、「評論・感想」…

思い切りの良い、鋭利な洞察に圧倒される小林秀雄に今ぞっこん。様々な彼の評論を狩したい欲求が渦巻く。
ドストエフスキーの『罪と罰』の下巻を読み終えて、上巻を読んで拙速な断じ方をしたことの反省として他者…

「栄枯盛衰」は歴史を貫徹する。慈円を通し乱世の世を彼の「政治論」で綴った「君臣魚水合体」の実体とその後に来る「武士(むさ)の世」を彼がどうとらえたか。
歴史とは栄枯盛衰の繰り返しであると言っても良い。「驕れるものはひさしからず」という「平家物語」にも…

グーテンベルグの活版印刷が発明されてから人類は「無意識」をもつようになった。 「知のテロリスト」=マクルーハンの奇抜な発想に暫しとまどう。
どこから読んでも構わない自由さがある。まさに「銀河系」を彷徨う事が出来るし、星と星を繋ぐ星座の線を…

極めて難解な小林秀雄晩年の大著。しかし宣長から学ぶことは多かった。
『<弱さ>と<抵抗>の近代国学 戦時下の柳田國男、保田輿重郎、折口信夫』石川公彌子を読んだ後で一冊お…

国学・民俗学に身を置く三人の戦時下での態度を示したものであり、弱さ=フラジャイルに潜む意外な「抵抗力」を示す一著
保田輿重郎はひとまず置くとして、柳田國男と折口信夫、更に本居宣長という民俗学、国学ざっと浚い続けて…

身体言語とでもいう原始の言葉以前の表現を踊りとして顕す田中泯に共鳴した松岡正剛との対談集。「一人遊び」で培った内言語を身体で表出する「場踊り」の神髄に感動する
松岡正剛×田中泯『意身伝心 コトバとカラダのお作法』を読了し多分今年一番ビビビ・・・ときた対談集に…