潜水服は蝶の夢を見る





心が自由に羽ばたくことだけは、止めることはできない。
このエッセイの作者ジャン=ドミニック・ボービーは、世界的なファッション誌『ELLE』の編集長だった…

本が好き! 1級
書評数:2941 件
得票数:61059 票
ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
よろしくお願いします。





心が自由に羽ばたくことだけは、止めることはできない。
このエッセイの作者ジャン=ドミニック・ボービーは、世界的なファッション誌『ELLE』の編集長だった…





ミュージカル『キャッツ』の原作を、すてきな絵本で。
T・S・エリオットは、アメリカに生まれ、のちにイギリスに帰化した詩人です。 第一次世界大戦後の…





どんなときにも、娯楽は人を救う。戦場でも。
『南の島に雪が降る』は、召集を受けニューギニアへ向かった俳優加東大介の、回想文である。 加東大…



西行のイメージが変わってしまった……。
西行といえば、道なき道を分け入って、高野山へ、陸奥へと、旅を続けたさすらいの歌人というイメージがあ…





蒋介石の国民党に狙われた魯迅先生を救え。魯迅と、上海に住む日本人たちとの交流を描いた心優しいコメディ。
1930年代。魯迅は、蒋介石の国民党政府の軍警による弾圧を逃れ、地下に潜って中国人の意識を変えるた…





ドストエフスキーにしては珍しい透明な明るさに包まれているのです。
上下巻合わせての書評です。 スイスの保養地からペテルブルグに戻ってきたムイシュキン公爵は、…


100年以上前の児童書を、私たちはどう読んだらいいのだろう。
近くの図書館で月1回開かれている「児童文学を読む会」に参加している。 『クオレ』は、今月の課題…





数多の男たちを従えて、荒海を駆け回る女海賊。超カッコイイ!
上下巻の書評です。 チューダー朝のイギリス。 エリザベス女王の統治のもと、イギリスはア…





自分を証明することって難しい……。ドイツは、絵本まで哲学的。
熊は、地中に穴を掘り春まで眠るものだ。自分が眠っている間に何が起きるかなど、考えてはいない。 …




少年は残酷なものというけれど。
上下巻の書評です。 時折起きる、少年少女による殺傷事件。 分かりやすい理由もなしに、突…



「オリエント」とは、異空間を表す言葉。
推理小説は、旅行のお供と決めている。家族には、「電車と飛行機は移動図書館(本来の意味とはちょっと違…



人生で出会ったすてきな人たち。こんな風になりたいと思いませんか。
松浦弥太郎は、『暮らしの手帳』の編集長。18才の時家出同然にアメリカに渡り、帰国後書店を開業したと…



龍に焦がれて、平賀源内どこへ行く。
1~5、全巻まとめての書評です。 時は江戸、明和八年(1771年)より、物語は始まる。 …



味の再現率100%って! 「最期の料理請負人」っていう仕事も怪しげだし、頼まれた仕事はもっと怪しげ。
佐々木充(本名村田満)は、「最期の料理請負人」という一風変わった仕事をしている。 人生の最後に…





標語として、壁に貼らなくちゃ。
ニーチェの本は読みにくい。分かりにくい。 『ツァラトストラはかく語りき』なんて難しそうとしり込み…




逃げて、逃げて、逃げまくれ!
上下巻まとめての書評です。 舞台は、キリスト教社会において、カトリック勢力に対抗する新たな…




ケネディ暗殺を阻止せよ。……ん? でも、なんだか様子が変?
上下巻まとめての書評です。ただいま過去に書いた書評を載せさせていただいていますが、作品ごとの感想で…




世界最高峰へ挑むイギリス人魂。
上下巻まとめての書評です。 エベレストの初登頂を成し遂げたのは、イギリスのヒラリー卿である…




かくも深き「中世の闇」、修道士の推理が冴える。
上下巻合わせての書評です。 時は中世。 二人の修道士が、教皇派と皇帝派の話し合いの糸口…




心の声が命ずるままに生きる。それが、他人を巻き込んでいく。
空前の災厄が続く江戸天明期、己のすべてを投げ打って空を飛ぶことに賭けた男がいた。 本人は、ただ…