本が好き!ロゴ

閉じる
くにたちきち

くにたちきち さん

本が好き! 1級
書評数:780 件
得票数:15504 票

後期高齢者の立場から読んだ本を取り上げます。主な興味は、保健・医療・介護の分野ですが、他の分野も少しは読みます。でも、寄る年波には勝てず、スローペースです。画像は、誕生月の花「紫陽花」で、「七変化」ともいいます。ようやく、700冊を達成しました。

書評 3ページ目(780件中 41~60件目)

フェイクニュースを哲学する──何を信じるべきか

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

フェイクニュースを哲学する──何を信じるべきか

情報氾濫時代の、専門家の発言、ネット記事から陰謀論まで、情報を吟味するとはどういうことなのか、を論じた哲学的実践の書と、筆者は述べています。この時代に生きている者にとって、参考になります。

この本では、次のようなことを問題として取り上げています。 1.「フェイクニュース」という現象に…

投票(24コメント(0)2025-02-25

病気であって病気じゃない

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

病気であって病気じゃない

精神科医で詩人という筆者の論点は、人が人を「病気」という視点を用いてジャッジすることの倫理性であり、医師という職業に対する社会のレフェリーが、最近どんどん厳しくなっている現実の姿であることのようです。

この本が取り上げている病気とは、次のようなものです。 1-1 受診し診断された、検査で異常があ…

投票(23コメント(0)2025-02-15

アカデミアを離れてみたら――博士、道なき道をゆく

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

アカデミアを離れてみたら――博士、道なき道をゆく

近年の日本の博士号取得者のうち、アカデミア(大学などの公的な研究環境)を離れて、民間企業、非営利団体、個人事業主、その他に従事している者は、3割強との事ですが、そういった人たちの言葉をまとめた本です。

この本に取り上げている人は、21人で、その職種は多岐にわたっています。その内容は、次の通りです。 …

投票(18コメント(3)2025-02-09

介護格差

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

介護格差

制度が開始されてから、四半世紀を経た、介護保険の実態と課題を、余すところなく解説し、誰もが安心できる介護生活を送るための決め手を探った本、と筆者は書いていますが、これから、本当に大丈夫なのでしょうか?

筆者が、介護の現場として掲げているのは、①介護現場(在宅・施設における介護の現場)、②政策決定過程の…

投票(22コメント(0)2025-01-21

新版 地図で見るイスラエルハンドブック

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

新版 地図で見るイスラエルハンドブック

現在のイスラエルは、1948年5月14日に独立宣言が発せられ、アメリカやソ連は直ちに承認しましたが、アラブ連盟5カ国からは宣戦布告と攻撃が始まりました。それから、75年経った今も、戦いは続いています。

イスラエルがどんな国かを、多くの地図と図表で可視化している本書は「歴史地理学」の優れたテキストである…

投票(16コメント(0)2025-01-13

底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?

政治の腐敗や堕落を止める「自浄能力」が働かなくなくなり、倫理の底が抜けてしまった日本社会/先進国から野蛮な国へと転落した。と表紙カバー裏に記している本書には、今の日本に見られる不正や腐敗を暴いています

この本で、筆者が訴えていることは、次の通りです。〈 〉内には、その主な項目の流れを挙げました。 …

投票(22コメント(0)2025-01-09

文化としての保護司制度

献本書評  本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

文化としての保護司制度

「保護司」は、非常勤の国家公務員であり、他の職業を持ちながら、ボランティアとして、安心な地域社会づくりに貢献している人たちです。その数は、全国で四万七千人ほどで、その平均年齢は、65.6歳だそうです。

「保護司」が担っている仕事は、犯罪や非行をした人の立ち直りを助け、その再犯を防ぎ、新たな被害者を生ま…

投票(20コメント(0)2024-12-19

ウンコの教室 ――環境と社会の未来を考える

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ウンコの教室 ――環境と社会の未来を考える

身体や健康に関する本かと思いきや、SDGsをウンコから考え、「学校のトイレ」から世界のトイレ事情を取り上げ、「生きていることは、常にウンコとともにあることを考える」という視点で書かれた本でした。

世の中には、「汚い」と「きれい」では割り切れない、清濁入り混じった混沌とした事柄があり、その中に身を…

投票(20コメント(0)2024-12-10

中央線沿線物語 国立と立川・国分寺・小金井ゆかりの人物を訪ねて

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

中央線沿線物語 国立と立川・国分寺・小金井ゆかりの人物を訪ねて

JR中央線は、東京から高尾の路線ですが、この本で取り上げているのは、立川・日野、国立、国分寺、小金井に多摩霊園を加えた物語です。いささか地域的に偏っていますが、筆者の思い入れを綴った本になっています。

「誰もが知る人の、誰も知らない」エピソードを数多く載録できた、と筆者は自負しているようですが、この本…

投票(21コメント(0)2024-11-30

日ソ戦争 帝国日本最後の戦い (中公新書)【Kindle】

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

日ソ戦争 帝国日本最後の戦い (中公新書)【Kindle】

「日露戦争」について書いている本は、沢山ありますが、「日ソ戦争」について書いた本は。これまで殆どなかったことは、いささか関わりのある者として、驚くとともに、ようやく世に出たことに感謝したいと思います。

日露戦争が終わってから、四十年後に「日ソ戦争」が起きました。戦争をした期間は、1か月ほどですが、両軍…

投票(21コメント(0)2024-11-29

異界にふれる ニッポンの祭り紀行

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

異界にふれる ニッポンの祭り紀行

「祭りという非日常に身を侵すことによって、心と身体は少しだけ軽くなる。」という筆者が、全国の18の祭りの現場に出かけて、「まだまだこの世は捨てたもんじゃない」というかすかな希望を抱いて綴った本です。

この本で取り上げているのは、次の18地域でなされている、お祭りです。 1.ナマハゲ(秋田県男鹿…

投票(13コメント(0)2024-11-28

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話 (単行本)

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話 (単行本)

コロナ禍の際に、感染症対策の専門家として時の政府の方向性とは真っ向から反するような発言をした、尾身茂は「ルビコン川を渡った」と語った。これに政治はどのように対応したのかを検証した本のようです。

この本の語り手は、尾身茂であり、聞き手は、東大教授で行政学・政治史・オーラルヒストリーを専門とする、…

投票(19コメント(0)2024-11-17

日本列島はすごい-水・森林・黄金を生んだ大地

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

日本列島はすごい-水・森林・黄金を生んだ大地

日本列島の成り立ちとかたちを概観し、この列島で生活していくためにぜひとも押さえておきたい資源――水、塩、燃料にはじまり、鉄や黄金などの「贅沢品」まで――暮らす上での不可欠な財産目録を示している本です。

高校の社会科で「人文地理」を選択したのが始まりで、「地理」には関心を持ってきましたが、「自然地理」や…

投票(20コメント(0)2024-11-08

なぜ彼は日本一の成功者になったのか 松下幸之助 世界でいちばん「しあわせ」を売った男

献本書評  本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

なぜ彼は日本一の成功者になったのか 松下幸之助 世界でいちばん「しあわせ」を売った男

「経営の神様」とか、「日本一のお金持ち」とか言われた、松下電器の創業者である松下幸之助の伝記です。1989年に94歳で死去後、35年経って出版された本書は、まるで、モノトーンのパッチワークのようです。

松下幸之助について書かれた本はたくさんあり、また、残した言葉もたくさんありますが、その言葉を本当の意…

投票(19コメント(0)2024-10-18
前へ12345次へ
3ページ目 780件中 41~60件目