メルカトルかく語りき




今までの探偵小説の概念を一蹴するような作品。 東野圭吾や小林泰三で似たようなのがあったくらいか。 まさしく、論理によって導き出された結論に間違いはない。
今までの探偵小説の概念を一蹴するような作品。 東野圭吾や小林泰三で似たようなのがあったくらいか。 …

本が好き! 2級
書評数:33 件
得票数:161 票
乱読乱文。
主には、エンタメとミステリ小説が多い。
伊坂幸太郎、森見登美彦、米澤穂信などが好き。




今までの探偵小説の概念を一蹴するような作品。 東野圭吾や小林泰三で似たようなのがあったくらいか。 まさしく、論理によって導き出された結論に間違いはない。
今までの探偵小説の概念を一蹴するような作品。 東野圭吾や小林泰三で似たようなのがあったくらいか。 …





古書にまつわる物語を紐解く安楽椅子探偵。 古書堂店主のキャラ造形、内気な性格、本に関してだけ熱く語るところ、鳴らない口笛、ツボである。 さすがは、ライトノベルで鍛えられた作家というべきか。
古書にまつわる物語を紐解く安楽椅子探偵。 興味深い設定に衝動買い。読み易く面白かった。 古書…





お見事としか言いようがない。 タイトルに惹かれなかったので手に取るのが遅れたが、最近の東野圭吾の中で一番良かったのではないか。
もはや、お見事としか言いようがない。 タイトルに惹かれなかったので手に取るのが遅れたが、最近の…




心理描写や人間関係が細かく絶妙であり素晴らしいと思うのだが、裏表紙のあらすじ(煽り文句)が下手。せっかく面白い作品なのにもう少し購買意欲をそそる様に書けぬものか。
上下巻、まとめての講評。 「子どもたち」とあるので誤解していたが、登場人物のほとんどが大学生以上。…





タイムスリップものという苦手なテーマなのに面白い。 そして本作は辻村作品の割りに、暗さがなく始終登場人物が前向きなのが良い。 小説の仕掛けとしては満点。 しかし感動という意味ではラストの展開で減点。
上下巻まとめての講評。 タイムスリップものという、やはり苦手なテーマなのに面白い。 そして本作は…





子供の話は反則だ。涙腺が崩壊した。 どうも僕は子供が出て来る話に弱い。
子供の話は反則だ。涙腺が崩壊した。 どうも僕は子供が出て来る話に弱い。超能力というやや苦手なテーマ…




木暮荘に住む住人達の、主には性に関する7つの連作短編集。 一番気になった作品は、老人が猛烈におセック〇スしたくなる話。
木暮荘に住む住人達の、主には性に関する7つの連作短編集。 覗き男と光子は陽気な「天井裏の散歩者」と…




重度の中二病患者二人の物語。 もちろん僕も重度の中二病患者だった。 いまだに治っていない。
重度の中二病患者二人の物語。 世界が狭いこの年代にとっては、悪・魔・死などの負の思考は、快楽と錯覚…



昆虫パニック小説。 上田さんなので勝手にSF的展開を期待していたが、諸処のマンガや映画・ゲームなどで有り勝ちな巨大化ものではない。 そのため派手さはないが、現実的な問題として十分に有り得る怖さを感じる。
昆虫パニック小説。 上田さんなので勝手にSF的展開を期待していたが、諸処のマンガや映画・ゲームなど…





面白かった。海外小説のようなスケール感が素晴らしい。衝撃的ですらある。 色々な意味で、このタイトルが相応しいであろう。 間違いなく私が読んだ中で、23年度の最高傑作である。
面白かった。 海外小説のようなスケール感が素晴らしい。衝撃的ですらある。 色々な意味で、このタイ…




確かに面白く今までにない本だった。 しかし、あと一歩!もう一声!というのが正直な感想であり、本屋大賞の1位をとる程の満足感があったかというと微妙なところ。 その考察は長文レビューで。
確かに面白く今までにない本だった。 しかし、あと一歩!もう一声!というのが正直な感想であり、本屋大…





個人的な最高傑作であり小説の素晴らしさと可能性が存分に詰まった一冊。 「先輩」と「黒髪の乙女」の一人称で交互に繰り広げられる森見さん独特の世界。 無駄に格調高い文章が、その奇妙な世界を一層際立たせている。
個人的な最高傑作であり、小説の素晴らしさと可能性が存分に詰まった一冊。 「先輩」と「黒髪の乙女…

端的に言うと凄い。芝居と思っていたところから、徐々に疑心暗鬼になっていく過程や、推理により芝居と現実の可能性を行き来する様子も面白い。ラストで、巻き込まれ過ぎだろう、泣いている場合か!怒れ!と思った。