夜また夜の深い夜





生き抜くためには裏社会とも繋がる女たち
桐野さんの作品と言えば、闇とか夜とか、動詞で表すなら 潜むとか、這うとか・・・。 こんなイメージ…

本が好き! 1級
書評数:811 件
得票数:20964 票
ジャンルを問わず、年間200冊を目標に読書をしています。
「たしかあの人が、あんなことを言っていたな…」というような、うっすら記憶に残る書評を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。





生き抜くためには裏社会とも繋がる女たち
桐野さんの作品と言えば、闇とか夜とか、動詞で表すなら 潜むとか、這うとか・・・。 こんなイメージ…




良家のお嬢さまたちの関心ごと、結婚!
有吉佐和子さんの初期の作品。 団地の妻たちを描いた「夕陽ヵ丘三号館」もそうだったが、 良くも悪く…




この包まれてゆく感じ、ちょっと言葉にするのは難しい。
ますますばななさんの世界が確立されていっているなーと、 感じずにはいられない作品。 あとがき…




仮面夫婦の6つの約束事とは・・・
──「著者の私生活を反映した問題作」 ── うはぁー、この一文はあとから知った。 ってこと…



実のないおばちゃんたちのお喋りから哀愁が見え隠れ?
掴みどころのない話なんだけれど、 要所、要所、中年以降の女性たちの発する言葉に ドキッとしたり、…





人とも動物とも区別のつかない「トト」という生きもの
一日中見ていたのは 猫が角田さんをずっと見ていたのか? それとも、 角田さんが猫をずっと見…





ちっちゃーいウサギの貴族がドイツへ旅立つよ!
繁栄を誇るエスターハージー伯爵家は オーストリアでは有名なウサギの貴族。 え?!ウサギの貴族…




さぁ、みんな一緒に「ハイ、ハイ、ドウドウ」「ハイ、ドウドウ」♪
ほかに読む予定だった本の山に割り込んで来た谷崎作品。 それもこれも山田詠美氏の「賢者の愛」を読んだ…




「共通の記憶」がある限り、家族って温めかえすことができるのだ
中澤さんの作品はデビュー作同様、読みはじめ数ページで あっという間に心がざわめいてしまうからから厄…



恐怖! もふもふが止まらないーー!
─────猫が、本がもっと好きになる、 隅から隅まで猫でいっぱいの1冊。 ──…




キラキラした1年はまるで贈り物のように読者にも届く
本を読み終えてから北海道の「トムラウシ」を地図で見てみる。 地図を縮小してゆくと、北海道のド真ん中…




その箱だけはイヤーーー!
またユニークなタイトルだこと! 「すぐり」「恋について」との3部作の1冊ということで、 まず…





何度も感動に出合える物語
高楼方子さんの「緑の模様画」を読んでいて、 どうしても再読したくなった「小公女」。 ちょうど酒井…




あっさりしているけど、内容自体は結構ダイナミック!
なんてことのない日常エッセイなんだけど、 私、こういうトーンの話、結構好きです。 味で言うと…




谷崎潤一郎の「痴人の愛」と山田詠美の「賢者の愛」。読み比べなきゃならなくなる。
山田詠美さんが、文豪・谷崎潤一郎の『痴人の愛』に挑んだ最新作 ───── ということを後に知ったの…



登場人物の名前がちょっと・・・。普通の日本人の名前でよかったのでは?
日本版ヘレン・ケラーとのことで、一体どんなストーリーに なっているのか興味を持った作品。 時…





ラストへ向かえば向かうほど この物語から離れたくなくなった
一行一行、ラストに向かえば向かうほど 気持ちがふっくらしてきて、この本を読んでいる幸せが実感できる…



「つかまえろ!こらしめろ!ぶったたけ!」 ─ 鳥獣戯画の絵本は激しいのね
鳥獣戯画展が今春東京にもやって来るということで、 今から鼻息荒めで待ち構えている。 で、鳥獣…





鼻の奥がツンとくる。じわじわ心にもツンとくる。
5つの短編集。 どこにでもある家庭の話ではあるけれど、 窪さんの細かい描写によって、いつしか…




シンデレラストーリーではないけれど・・・
30代独身女性の日常を描いただけなのに、なぜにこんなに面白かったのだろう。 主人公のミルドレッ…