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ホセ

ホセ さん

本が好き! 1級
書評数:667 件
得票数:11746 票

語りかける書評ブログ「人生は短く、読むべき本は多い」からの転記になります。
殆どが小説で、児童書、マンガ、新書が少々です。
評点やジャンルはつけないこととします。

ブログは「今はなかなか会う機会がとれない、本読みの友人たちへ語る」調子を心がけています。
従い、私の記憶や思い出が入り込み、エッセイ調にもなっています。

主要六紙の書評や好きな作家へのインタビュー、注目している文学賞の受賞や出版各社PR誌の書きっぷりなどから、自分なりの法則を作って、新しい作家を積極的に選んでいます(好きな作家へのインタビュー、から広げる手法は確度がとても高く、お勧めします)。

また、著作で前向きに感じられるところを、取り上げていくように心がけています。
「推し」の度合いは、幾つか本文を読んで頂ければわかるように、仕組んでいる積りです。

PS 1965年生まれ。働いています。

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フィルムノワール/黒色影片

  

フィルムノワール/黒色影片

幻の映画フィルムを巡る話なのだが、「映画からの引用」がセリフや描写にふんだんにばら撒かれており、映画通を自負する強者は勝負して楽しんで頂きたい。 私はちょこっと自信があったが、打率2割台で低迷した。

28 矢作俊彦 「フィルム・ノワール」 エンターティメントの重鎮矢作俊彦が久々に放った「どハー…

投票(20コメント(0)2024-10-14

汝ふたたび故郷へ帰れず リバイバル版

  

汝ふたたび故郷へ帰れず リバイバル版

飯嶋和一は「人と人が繋がる瞬間」を、たいへん綺麗に書き表す人であり、本作にも綺麗なスナップ写真が満ちている。 試合後に新田はジムの小学生たちに囲まれ、「新田センパイ、新田センパイ!」と祝福される。

32 飯嶋和一 「汝ふたたび故郷に帰れず」 歴史作家 飯嶋和一の、初期の現代小説中編集。 全…

投票(19コメント(0)2024-10-10

火星に住むつもりかい?

  

火星に住むつもりかい?

「まあ、本気で逃げるなら、火星にでも行くしかない。」 伊坂幸太郎の新作は、警視長が軽くこう語る、 現代の「特高(特別高等警察)」がはびこり、「隣組」まがいが機能し始めた仙台での、犯人探し&追いかけっこだ。

49 伊坂幸太郎 「火星に住むつもりかい?」 「まあ、本気で逃げるなら、火星にでも行くしかない…

投票(21コメント(0)2024-09-26

狗賓(ぐひん)童子の島

  

狗賓(ぐひん)童子の島

「何の為に生きるのか」「ならば何をするのか」と問い、登場人物が身をもってそれを示し、我々が心の奥底に隠して眠らせていたものを、また使うよう揺さぶってくる。 変化を望まない人には、とても危険な小説だ。

48 飯嶋和一 「狗賓童子の島」 飯嶋和一6年ぶりの新作は、幕末の隠岐を舞台に、流人西村常太郎…

投票(20コメント(0)2024-09-22
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