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ムーママ

ムーママ さん

本が好き! 1級
書評数:273 件
得票数:2307 票

年齢の壁の前に、すぐ忘れてしまいそうになる感想を書きとめようと思って書きはじめた書評ですが、献本を受け取ることで自分の本選びの幅もひろげられた様な気がします。皆さんの書評で気になったのものもメモって図書館に行ったり、このサイトに出会ってよかったなと思っています。今後もよろしくお願いします。

書評 2ページ目(273件中 21~40件目)

18歳からの格差論

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18歳からの格差論

新卒就職率が100%といえるほどに回復したという。しかし本当にそうなのか、陰に多くの非正規と積み残しの若者がいるのではないか。私たちの社会はこれでいいのか、そう考えた時に示唆を与えてくれる1冊である。

著者の井出先生は、国会の参考人として呼ばれたり、神奈川の生活保護者への不適正な対応をめぐる調査チーム…

投票(11コメント(0)2017-05-28

すべての見えない光

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すべての見えない光

ごみ捨て場から拾ったラジオから聞こえる物語と音楽。二つの国の若者につながる物語はここから始まる。ナチスが狙う宝石をのありかはどこなのか、スリリングな展開の中に壮大な人間ドラマもまた描かれる。

ナチスの時代を描く青春物語と言ってもいいのだろうか。ラジオから聞こえる音楽と朗読、それを介して少年と…

投票(20コメント(0)2017-02-06

原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―

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原発危機と「東大話法」―傍観者の論理・欺瞞の言語―

世界はポピュリズムに支配されているとは言うけれど、本当は指導者の言葉が軽く虚しいものになっていて、それを受け止める私たち一人一人の感受性もまた鈍っているのかもしれません。良い社会を残したいものです

自分がいくつになった時から、自分ではない者‐つまり未来に対してものを思うようになったのだろうか。社会…

投票(6コメント(0)2016-12-08

幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―

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幻影からの脱出―原発危機と東大話法を越えて―

世界はポピュリズムに支配されているとは言うけれど、本当は指導者の言葉が軽く虚しいものになっていて、それを受け止める私たち一人一人の感受性もまた鈍っているのかもしれません。良い社会を残したいものです。

自分がいくつになった時から、自分ではない者‐つまり未来に対してものを思うようになったのだろうか。社会…

投票(3コメント(0)2016-12-08

本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド

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本土の人間は知らないが、沖縄の人はみんな知っていること―沖縄・米軍基地観光ガイド

基地の写真の入った本を出版したら逮捕されないかと弁護士に聞きに行ったら、「この本は売れるよ!」と言われ、でも逮捕されたらと聞くと、「もっと売れるよ!」と言われたという(笑)売れてほしい貴重な本だ。

サブタイトルに「沖縄・米軍基地観光ガイド」とあるように、南から北へと米軍基地をめぐって写真をふんだん…

投票(19コメント(0)2016-10-10

「家栽の人」から君への遺言 佐世保高一同級生殺害事件と少年法

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「家栽の人」から君への遺言 佐世保高一同級生殺害事件と少年法

「家栽の人」この原作のライターが自分の歩んできた道を振り返り、そしてこれからの社会に出ていく若者や少年たちに呼びかける遺言。作品と同じく静かに語られるその想いは、常識と言う言葉の反対にあっても激しい。

毎話に植物と虞犯少年が出てくるこの劇画、少年は植物に注ぐ愛情と同じように根気よく手をかけて育てられな…

投票(16コメント(0)2016-10-05

本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

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本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 (「戦後再発見」双書2)

沖縄のヘリポート反対の土地がなぜあれほどに住民が反対するのか。この本を読んで初めて分かった。以前、住民をベトコンに見立てた訓練がされたという。そんな怖い話が満載の入門書だった。

「誰のお金で、誰の方を見て仕事をしているのか」と問いかけたのは、この3か月マスコミの注目を集め続けて…

投票(13コメント(0)2016-09-28

米軍基地がやってきたこと

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米軍基地がやってきたこと

沖縄のニュースを見るたびに何かできないかと思う。沖縄を考えることは米軍と世界を考えることでもある。何かを絶対とすることは強権をもって排除という論理につながる。大切なものを落としてほしくはない。

米軍基地が世界中に張り巡らされていることをこの本を手に取るまで私はほとんど知らなかった。何百もの基地…

投票(19コメント(4)2016-09-08

帰ってきたヒトラー 下

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帰ってきたヒトラー 下

新聞で読んだ映画評。図書館で見つけた原作もまた十分に面白かった。21世紀にタイムスリップしたヒトラーもまたパワフルで群衆をひきつける力を持つ。私たちの社会はそれ以上のものを提示し得るだろうかと考えた。

アドルフ・ヒトラーがタイムスリップして現代のドイツに現れる。国民のことを考えるよりも前に、自身の亡骸…

投票(17コメント(0)2016-08-30

原発メルトダウンへの道: 原子力政策研究会100時間の証言

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原発メルトダウンへの道: 原子力政策研究会100時間の証言

核の平和利用、原子力発電の推進役を担った「原子力政策研究会」の録音テープを入手しその中から現在の原子力行政がどのように進められてきたのかを考察した労作。科学者達が国策に翻弄される様子がよくわかる。

本当に不思議なことだが、唯一原子爆弾を投下された国で、しかもビキニ環礁の水爆実験の被害=第5福竜丸事…

投票(13コメント(0)2016-08-17

この国は俺が守る -田中角栄アメリカに屈せず

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この国は俺が守る -田中角栄アメリカに屈せず

学歴を持たない政治家、聴衆をひきつける魔力を持った政治家…金権腐敗の象徴と思われた田中角栄の真実の姿は違うのだと根拠を示しながら語るこの1冊はリーダーの在り方をもまた考えさせてくれます。

石原慎太郎の「天才」が今、店頭を飾っているが、なぜ今、田中角栄なのか。おそらく時代が彼を再評価し、そ…

投票(12コメント(0)2016-07-04
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