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zoompack さん

本が好き! 1級
書評数:131 件
得票数:1186 票

還暦を過ぎたオヤジです。まだしばらく仕事は現役です。ガバナンスに絡んだ仕事をしています。駅伝と柔道が大好きで、映画と読書も楽しんでいます。読書は、塩野七生と司馬遼太郎の著作が特に好きです。本屋大賞や直木賞受賞作等もよく読みます。洋物ではリスベット・サランデルが主人公の「ミレニアムシリーズ」等が好みです。

書評 (131)

壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

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壬申の乱と関ヶ原の戦い――なぜ同じ場所で戦われたのか

関東という言葉の語源に納得させられ、昔は、関東と関西の境界線が意外と西寄りだったことが理解できました。そしてその境界線で歴史上の大きな天下分け目の戦いが三度も行なわれていたのです。

一般に「谷」という字のつく人名、地名は関西では「たに」と呼ばれ、関東では「や」と呼ばれるようです。渋…

投票(12コメント(0)2019-11-08

吉田茂 ポピュリズムに背を向けて

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吉田茂 ポピュリズムに背を向けて<下>

エキセントリックな吉田茂像を浮かびあがらせる数々のエピソードが印象的でした。強烈な個性と驚くべき強運のこの男に、存亡の危機にあった日本は救われたのかもしれません。「人の行く裏に道あり花の山」・・・。

私にとっての萩原健一の遺作は、NHKで放映された「どこにもない国」の中で、彼が演じた吉田茂役だと思っ…

投票(10コメント(0)2019-11-01

三国志〈第7巻〉

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三国志〈第7巻〉

呉の参謀・盧植の「天下三分の計」というグランドデザインの下、漁夫の利を得たのが劉備でした。曹操が漢中制覇を達成しますが、彼の油断に乗じて、蜀という難攻不落の地から漢中を奪還して三強の一角を占めました。

赤壁の戦い終結後、曹操の勢力が後退し、孫権陣営は赤壁の戦い勝利に貢献した周瑜を北上させ荊州で、曹操軍…

投票(5コメント(0)2019-10-31

吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(上)

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吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(上)

昔の偉い人は養子が多かったようです。吉田茂の妻・雪子は大久保利通の次男で牧野家の養子となった牧野伸顕の娘です。そして吉田茂自身も養子だったということからこの著作はエピソード満載の読物になっていました。

ワンマン宰相として名を馳せた吉田茂は、1951年9月8日のサンフランシスコ講和条約をアメリカ合衆国と…

投票(6コメント(0)2019-10-28

魔法のラーメン発明物語―私の履歴書

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魔法のラーメン発明物語―私の履歴書

当時、日本の領土だった台湾に生まれた安藤百福が、日本でチキンラーメンを誕生させるまでの波乱万丈のエピソードが詰まっていました。ドラマ「まんぷく」では描かれなかった事も多く、事実は小説より奇なりでした。

この「私の履歴書」には家族写真が掲載されていて、妻・仁子(まさこ、ドラマ「まんぷく」の立花福子のモデ…

投票(12コメント(0)2019-10-25

ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下)

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ローマ人の物語〈13〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(下)

カエサルの殺害後に公開された彼の遺書には、遠縁の若者オクタビアヌスが後継者に指名されていました。ローマの有力者達の反応は、「オクタビアヌス、Who?」でしたが、カエサルの炯眼に狂いはありませんでした!

首都ローマに戻ってきたカエサルは、国家の大改革に乗り出していきます。政治や社会のあらゆる方面に及んだ…

投票(8コメント(0)2019-10-17

ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)

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ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)

宿敵ポンペイウスを破り、彼の地盤を自分の地盤に変えたカエサルは、ローマを束ねる意思決定機関を元老院制から自ら独裁官となって帝政に変えます。彼が暗殺されたのは、精力的に改革に着手した時でした。

「 賽 は投げられた」とか、後日の「ブルータス、お前もか」とか、カエサルにはサントリーの広告宣伝部に…

投票(9コメント(0)2019-10-08

やってみなはれみとくんなはれ

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やってみなはれみとくんなはれ

芥川賞作家開高健と直木賞作家山口瞳を生んだサントリー前身の寿屋の広告・宣伝部の話が印象的だった、昭和の高度経済成長の波に乗ったトリス全盛期の名コピーライター二人によるサントリーの戦前と戦後の物語

以前読んだ、幸田真音の「この日のために」にも書かれていましたが、1944年に「国民酒場」を創設させた…

投票(9コメント(0)2019-09-30

ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)

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ローマ人の物語〈11〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(上)

ポンペイウスを破ったカエサルは、ポンペイウスが逃げ込んで殺されたエジプトの地でクレオパトラに出会います。カエサルは彼女の魅力を愛でますがそれに溺れることはありませんでした。

昔、エリザベス・テイラー演じるクレオパトラの映画を観た時、ユリウス・カエサルとクレオパトラの出会いの…

投票(8コメント(0)2019-09-27

ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)

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ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)

ガリアを制覇して意気揚々のカエサルに元老院は警戒を強め、属州総督の辞任と軍の解散を要求します。追い詰められたカエサルは、軍と共に「賽は投げられた!」とルビコン川を渡って国法を冒してしまいました。

ガリアを平定したカエサルはその大成功ゆえに反発を招き元老院側に立ったポンペイウスとの内乱に突入します…

投票(11コメント(0)2019-09-24
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