入門講座 三島由紀夫 (平凡社新書 1087)【Kindle】





三島由紀夫が「死の欲動」というものに強く支配され、作品にも投影していたのではないかという本書での指摘には納得。作品の魅力がわかりやすい語り口で、コンパクトにまとまっている。入門者にも最適な本。
三島由紀夫という人物は謎につつまれている。 戦後、売れっ子作家として 数々の格調高い作品…

本が好き! 1級
書評数:58 件
得票数:580 票
旅と文学と美術をこよなくあいするアラフィフです。大学では国文学の近代文学を専攻。出会える人の数・場所・時代は限られているけど、本たちとの出会いは無限に!って所が好きですね。今年の目標は、ゆっくり本を読むこと。





三島由紀夫が「死の欲動」というものに強く支配され、作品にも投影していたのではないかという本書での指摘には納得。作品の魅力がわかりやすい語り口で、コンパクトにまとまっている。入門者にも最適な本。
三島由紀夫という人物は謎につつまれている。 戦後、売れっ子作家として 数々の格調高い作品…



4つの短編からなるお話。誰の中にも闇や不安がある。物語にして昇華させればそれは誰かにとっての希望になるのかもしれない。
この本を手にした経過からまずお話せねば。 私はこの本を作者本人から頂いたのである。 こう…





アカデミックとは無縁の農家の息子が苦労して大学に行き後に世界的に知られる研究者になって環境問題で功績を残した話である。彼はいつもこう言っていたー自分の物差しを持てーと。そしてこれは私の父の物語なのだ。
アラフィフを迎え、 自分史というものを書いてみようと思い立った。 「まあ、自分のことだし、 …



本の虫の私。あたくしの息子とは思えない程、彼は本を全く読まない。だが、この夏、彼は野球の本が読みたいと言った。だから読んでみたら、結構おもしろかった、泣ける。甲子園球児の舞台裏が分かる本
本を読むきっかけは様々。最近は、こどもの読書感想文のために自分も読む、そんなパターンが多い。息子は野…



最近運動不足かも、体力落ちてきた…とお悩みの方に効くサプリメントのような本です。ジムに行く代わりにゴムを使ったローイングトレーニングがおすすめ。10分で汗が出てきたので試す価値はあるかも!?
知人のおすすめで読んだ本。 私は文学部出身ということもあり、 読書や文を生成することが好…




ハウツー本は概して面白くないものと決めつけていたが、この本は爆笑ネタが満載。特にダメな人のエピソードが面白い。文章上達のコツは書いて書いて書きまくるのみ。意外にシンプルだと気づかされる本です。
最近私は自伝を書いている。 自分の、ではない。 父の自伝を書いている。 23回忌で父の事を思い…





フィリピンパブ嬢を研究して、そして恋をして、結婚してと、異色のルポタージュ。愛は常識を打破するんだな、と感銘を受けます。新書なのに、恋愛小説としても読める本。
新書といえば、少々固いテーマの本が多いなか、本書は異色である。 作者は大学の修士論文のテーマを…



「逃げる」ことは、決してはマイナスではないな、と気づかせてくれる本。最近のニュースや歴史上のエピソードを交えつつ、ストレスや無益な戦いから勇気を持って、撤退する事の大切さを説く。
日本人は、真面目だ。 そんな国民性が災いし、頑張らなくてもよい所で、 頑張ってしまう時…




給料は上がらないのに物価は上昇する。この時代に何をどうすればいいのか、主に日本株に関する指針が欲しい方、必読の本。分かりやすいアドバイス満載。本書で学んで実践すれば、あなたも富裕層になれるかも。
以前、株式投資の勉強をカルチャーセンターで受講した事がある。四季報の見方もその時、少しは勉強したのだ…




日本人は、私を殺してしまいがちである。狭い島国で穏便に事を運ぶにはそれでいいかもしれない。 でも、時には岡本太郎から、毒をもらうべきなのかもしれない。本当の事を言ってくれる稀有な存在だった、岡本太郎は。
昨年、岡本太郎展を見た。 それで、やっぱりまた 岡本太郎の本が、読みたくなった。 本当…


野球の事は知らないけど、大谷翔平は知ってる!のならば、十分、楽しめる本です。
普段は文学系のジャンルを読む事が多い私ですが、 大谷翔平のWBCでの活躍には大いに感動した。 一…

例え自分は無力で何も出来なかったとしても、今世界で何が起きているのかを知る事は必要なのではないだろうかと、最近思うようになりました。もしあなたがそう思うのなら、ぜひ読んでみて欲しい一冊です。
先日、 BSでウクライナの子ども達の絵に関するドキメンタリーがやっていた。 ちょうど今から一…




徳川家康、知ってたはずなのに意外と忘れてるかもという方にお勧めな本。過酷な時代を生き抜いた家康の伝記。鷹狩りや学問好きな面もあったそう。子供向けに書かれた本なので読みやすいです。
徳川家康の伝記です。 幼少期は人質に取られるなどして 色々と苦労した家康。 群雄割拠の戦国時代…



アラフォー女性の再就活は、若い時程、甘くはない。笑顔で座っているだけでちやほやしてもらえたあの頃とは違って。この本のような、何でも相談出来る心強い親友のような存在が、身近にあると本当に心強いですね。
先日、友人と久しぶりに会った。 「私、この年で正社員になったのよ」 えぇっ! 彼女は高校の同級…


結末が衝撃的でした。時にはこういう、ぶっ飛んだSF小説を読むのも、面白いですね。脳内に良い化学反応をもたらしてくれそうです。
本書は、「メタルマトリックス」という謎の金属物質が、様々な事件を引き起こすSF小説である。 私も、…




何か問題が起きた時、フォーカスする視点を少しずらす事は、問題の解決を回避する狡いやり方では決してない。上手くやり過ごす事ができれば、有能な人材と思われるかもしれない、と気づかせてくれる本です。
本書の随所で使われている、 リフレーミング、という言葉は、 何だか新鮮な響きがする。 しかし、この新…




最近の漫画は、侮れない。日本と世界の文学について、あらすじだけでも知りたい受験生にオススメな本。教養を身に付けたい大人も楽しめる文学ガイド本。
あれもこれも有名名作を読みたい、 でも時間も集中力もあまり無い。 読んでないけど、 せめて知っ…



作文は書く事でしか上達しない。でも、しなくていい回り道もあるのかなと気づかされる本ですね。
本を読む、書評を書く、 それが得意だと思っている方、 基本を忘れていませんか? 実は、私もそう…



伊藤野枝の人生を通して、自分も女性としてこれからどう生きるべきかについて、考えさせられました。近代日本に、こんなにも自分の心に素直に従って生き行動した女性がいた。驚きです。
女傑ってのは、 伊藤野枝のような人の事を言うのかもしれない。 「青鞜」に参加した 伊藤野枝…


村上春樹を読むと無性にビートルズの曲がききたくなる。喉が渇いたみたいに。女のいない男たちをテーマとした短編が6つ。それぞれに間違いなく楽しめます。質の良い幕の内弁当を求めている人にオススメ。
アカデミー賞の受賞で話題になったので、村上春樹を久々に読んでみる。 日本の映画がアカデミー賞を…