希望の糸




タイトルの意味が謎が解けたときにより鮮明にわかる。糸になぞられた絆はずーと続くものだと思える作品である。
東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」の番外編のような作品だった。主役の一人として登場するのは、加賀の従兄…

本が好き! 1級
書評数:252 件
得票数:3468 票
文学・小説、歴史、などなど。スリルのあるハードボイルドやミステリー、ホラーを読んだあとは、心が和む時代小説や現代ものを読んだりと、自分なりの読書生活を楽しんでいます。マイペースな本好きです。




タイトルの意味が謎が解けたときにより鮮明にわかる。糸になぞられた絆はずーと続くものだと思える作品である。
東野圭吾の「加賀恭一郎シリーズ」の番外編のような作品だった。主役の一人として登場するのは、加賀の従兄…




「カディスの赤い星」と名付けられた高級ギターが紛失。20年前にスペインで起こった出来事から、切なく悲しいミステリーが始まる。
第96回直木賞受賞作品であり、逢坂剛氏が初めて手掛けた小説とする作品。第一稿を書き上げてから本になる…




漁師仲間の消息を知ったジョン・マン。決意も新たに新しい冒険へ。
1849年8月、アメリカのニューベッドフォードに、3年4カ月ぶりに捕鯨船フランクリン号が帰還した。 …





「あの日」の広島を語り続ける女性たち。その作品と人生から、軍人でもない一般の人々の目から見た戦争の悲惨さが切実に伝わってくる
これまで読んだ戦争小説の中で印象深い作品の一つが、こうの史代さんの『この世界の片隅に』だ。悲惨な戦争…




社会人となった横道世之介。果たしてお気楽坊ちゃまは上手く世渡りをしているのだろうか。気になる卒業後の1年間を追った物語である
前作の『横道世之介』からの続編。 大学進学のために上京した世之介の学生生活を描いたのが前作だが、こ…




しゃばけシリーズ第18弾。相変わらず楽しく読める作品だ
長崎屋の身体の弱い若だんなも鳴家や猫又など すっかりおなじみになった妖たちも、そろって元気に登場す…



宮部みゆきの不思議ワールド8編集
宮部さんの新刊。『母の法律』『戦闘員』『わたしとワタシ』『さよならの儀式』『星に願いを』『聖痕』『海…




終身刑を言い渡された加害者側家族が襲われる事件。被害者も加害者も紙一重の悲しい現実がそこにある。
平成25年8月下旬、埼玉県で65才の主婦・貴美子が自宅で刺殺された。室内が荒らされた様子も無く、貴重…




マザーグースの歌になぞった同級生毒殺事件。7年後再びその恐怖が蘇る。
重松さんにしては、ミステリアスで全体的にグレイな重苦しい空気が漂う作品だった。 一生独身だと思…




オリンピックの五輪は欲の五色! 五輪に湧く社会の裏舞台と闇のからくりが興味深く描かれている
戦後の日本の復興の証として、当時の日本人を沸かせたとされる「東京オリンピック」。本書はそのオリンピッ…



年の差もなんのその、サッパリしすぎるほどの桐野風恋愛小説である。
大富豪の塩崎克典の後妻となった早樹。72歳の克典と41歳の早樹。親子ほどに年の離れた夫婦だが、それぞ…



なんとも表現し難い森美ワールド満載の作品
500ページ超えの分厚い本。作者は『夜は短し歩けよ乙女』の森見さん。 正直なところ、読もうかどうし…




謎に満ちた女性の生涯と上野の図書館の歴史がオーバーラップするユニークな作品
作家を夢見るフリーライターの主人公の「わたし」。ある日、上野の国際子ども図書館を取材した帰りに、「喜…




戦後の日本を悩みながらも生き延びる可憐な少女の姿が目に浮かぶような小説だった
終戦後の東京。 母親と二人で生き延びた14歳の鈴子の眼を通して、終戦から1年間の敗戦国日本の姿が描…




街にそびえたつ高い煙突にまつわるエピソード。明治時代の煙害との闘いが語られる。
学生時代にはまったのは、新田次郎氏の山岳小説だった。本作品は山ばかりの小説ではないが、山村と近くにあ…




「罪を全うに裁かせる」検事佐方貞人。ほろ苦さの中にも検事としての矜持を感じる短編集。
検事佐方貞人シリーズ四作目。 主人公佐方の相変わらずな型破りとも思える鋭い視線で事件の真相を追求す…





三日月堂の夢が叶う完結編。もっとこの先を読んでみたい欲望とともに涙がじわじわとわいてくる
活版印刷を通して文章にこめられた思いや文字の持つ意味が人々に感動を呼ぶシリーズ第4弾。 川越で…



鹿の王の続編というよりも外伝的な作品。医師ホッサルを中心に医療の在り方が問われる
前作の続きと思って読み始めたが、前作の主人公ヴァンとユナのその後ではなく、前作でも医師として活躍した…




ミステリーの横溝正史。異色の長編小説に女性の逞しさを垣間見る
横溝正史の幻の長編小説といわれた作品。『新潟毎日新聞』に1941年に連載されていたものである。地方の…





植物界の不思議を追求する研究員と料理好きな洋食屋店員。二人の恋の行方はどうなるのか。ユーモアタッチで描く青春小説。
三浦しをんさんの恋愛小説である。面白くて一気読みをしてしまった。 T大近くで営業する洋食屋「円…