諸星大二郎劇場 第2集 オリオンラジオの夜




冬の夜、特定の場所で特定のラジオでしか聴けないオリオンラジオ。幻想的かつノスタルジックな作品集
冬の夜、特定の場所で特定のラジオでしか聴くことができないオリオンラジオ。ラジオからは後に有名となる印…

本が好き! 1級
書評数:337 件
得票数:11607 票
昔からずっと本は読み続けてます。フィクション・ノンフィクション問わず、あまりこだわりなく読んでます。フィクションはSF・ホラー・ファンタジーが比較的多いです。あと科学・数学・思想的な本を好みます。




冬の夜、特定の場所で特定のラジオでしか聴けないオリオンラジオ。幻想的かつノスタルジックな作品集
冬の夜、特定の場所で特定のラジオでしか聴くことができないオリオンラジオ。ラジオからは後に有名となる印…




人類に明るい未来はあるのか。ひょっとすると多和田さんはそう思っていないのかもしれない。
物語の舞台は汚染され作物は主に北海道と沖縄で生産される時代の日本。日本は鎖国政策を取っている。医療が…





若くしてこれほどまで達観するとは。
本書は「数学する身体」で有名な数学者森田真生さんの哲学的エッセイです。彼は大学時代数学者の岡潔の思想…



SFとしての整合性よりもヒューマンドラマ、だが単純なお涙頂戴物ではなく人それぞれ結末が違うという一風変わった物語
本書は読もうと思いながら長年手を付けなかった一冊です。映画も観ていません。なんとなく映画の雰囲気から…




一筋縄ではいかない幻想短編集。しかし読み終えれば蕃東国がほんとにありそうだと思わせる。続きが出ないかなあ。
この作者の作品を読むのは初めてです。作家、翻訳家でありながら作曲家でもあるという多才な方のようです。…




ジウサーガってこうなってたのね。
ジウサーガ8作目ですが、実は私は「ジウ」「ジウⅡ」しか読んでません。なのについつい衝動的にいきなり8…




中年となった平野啓一郎の問題意識に共感します。
武本里枝の離婚調停を担当した弁護士の城戸は里枝から奇妙なメールを受け取る。彼女は谷口大祐と再婚し谷口…




なんというマニアックな漫画評論。単なる怪奇マンガの歴史に留まらず、作品解説、時代背景、作品が与えた影響などとても濃厚です。
本書は漫画評論家の故・米沢嘉博が生前連載していた「戦後怪奇マンガ史」「恐怖マンガの系譜」をまとめたも…



幻の海洋冒険怪奇尻切れトンボ小説
「紫の雲」に引き続き「幻の作品」シリーズです。解説によると日本で「幻の作品」と呼ばれるものには二つの…



大宮エリーのあるある買い物エッセイ。
多才な大宮エリーさんの「日経MJ」に連載したエッセイ集です。雑誌で読んだことはなく、本屋でこの題名を…




世代が同じ人はきっとこの雰囲気に浸れる。
小説の主人公坂本は馳さん自身で、基本自伝的小説だろうと推察します。それを前提として書きます。 …




最後になるまでつかみどころがない物語だが、最後まで読めば人間に関する洞察の鋭さに驚嘆する。
まだ北極点に誰も到達したことがない時代、初めて到達した人には莫大な賞金が与えられるという。主人公アダ…




中村文則さんの昔の作品に戻ったかのような
緊縛師が殺された。刑事は捜査を始める。手がかりは被害者の手帳にあった刑事の知り合いの女性の名刺。それ…





とても面白いアンソロジー。残虐系のトラウマではなく精神的に嫌な感じの話が多いのだが、嫌な感じで終わらず色々と考えさせられる。
題名の通り、読んでトラウマを負った、あるいはトラウマを負いそうな作品のアンソロジーです。中身は漫画あ…




人気があるのも頷ける。力が抜けているからこそ生まれる心地よさ。
この作者の名前は以前から聞くことが多かったのですが、読んだこともなく、また数年前まで女性かと思ってい…




とにかく質が高いとしか言いようがない。狐につままれたような気持ちで読み返す人が多いと思う。
ジェフリー・フォードと言えば「白い果実」三部作が有名ですが、読もうと思いながら未読であったところ、本…




独裁や全体主義が人々に幸福をもたらさないという教えを漫画で幅広い人に読んでもらうという素晴らしい試み。日本の漫画ブームの今、外国語に翻訳して出版してもらいたい。
ジョージ・オーウェルの名寓話「動物農場」を石森章太郎さんが漫画にした本です。ほぼ原作に忠実な内容であ…




軽薄の衣をまといながら実は考えさせられる。掴みどころのなさは古市さんのキャラと被る。
古市さん自身がモデルと思われる平成と愛は同棲している。ある日平成は愛に対して安楽死を考えていることを…


これから結婚する人、これから子供ができる人には参考になるかもしれません。
既婚男性の皆さんは妻の地雷を踏んだことは一度や二度ではないはずです。なぜ爆発したのか分からないまま論…




ひょっとすると早すぎた傑作か
本書は「かもめのジョナサン」の7年後に書かれた物語です。 飛行機乗りのリチャードは複葉機でアメ…