曹操全詩 『三国志』英雄の歌



本書は卑弥呼よりほんの少し前に時代を戦い抜いた魏の曹操が読んだ漢詩を分かりやすく解説する1冊。曹操のイメージが大きく変わりました。
永寿元年(155年)に生を受けて、建安25年(220年)に病死した曹操。 魏王に封ぜられ、死後に…

本が好き! 1級
書評数:452 件
得票数:12416 票
ここに参加するようになって、読書の幅が広がったように思います。
それでも、まだ偏り気味。
いろんな人の書評を参考に、もっと幅広い読書を楽しみたい!



本書は卑弥呼よりほんの少し前に時代を戦い抜いた魏の曹操が読んだ漢詩を分かりやすく解説する1冊。曹操のイメージが大きく変わりました。
永寿元年(155年)に生を受けて、建安25年(220年)に病死した曹操。 魏王に封ぜられ、死後に…




「シックハウス症候群」という言葉が一時期よく報道されていた。もし、建築素材を地産地消した家を建てることができれば、その問題は解決するのでは。本書は全国各地の建築素材を紹介した1冊。
最近はあまり聞かなくなったように思うけれど、一時期「シックハウス症候群」なる言葉を報道においてよく…




本書は行動経済学という分野で、人の行動の背景にある心理について説く。そして、それを経済活動を事例に分かりやすく解説する。本書のおかげで、少しだけ経済学に興味を持つことができた気がする。
日々の生活を送るなかで、少し時間が経ってから「なんであんなことしたんだろう?」とか、「なんであんな…




本書のタイトル通り、習慣には力がある。そして、習慣をより効果的なものにするためには、己の意識改善が重要となる。悪い習慣からあっさりと完全に脱却することは無理でも、改善していくことは可能のようだ。
習慣は“良い”、“悪い”に大きく二分できる。 そういう意味では友人関係に似ているかもしれない。…





現代社会で生き物をどのように死なせているかを主題とした1冊。さまざまな実例を提示しながら、生き物の死について考えさせてくれる。
連日、日本各地におけるクマ被害の報道を目にする。 クマの駆除について、わざわざ自治体に電話をす…





本に対する想いは人それぞれ。読書家の親から本嫌いの子どもが育つこともあれば、その逆もまたある。本書はそんな本へのさまざまな想いを軸に展開する。キーワードは本の呪い<ブック・カース>である。
川に囲まれた中洲の読長町。 ここには「御倉館」という巨大な書庫がある。 その礎を作ったのは…



悩みからの解放を進めてくれる1冊。一歩ずつ進める方法論が簡潔に示されている。
年をとると悩みは軽減していくものだと勝手に思っていた。 でも年齢なりの悩みがあった。 あいかわ…





神社なんかを建てるのは宮大工と思っていたけど、国宝・重要文化財(建造物)の修理の多くは文化財建造物保存技術協会の主任技術者が監理して進めるという。本書はその団体が開いたシンポジウムの記録集。
滋賀県湖南市の常楽寺には国宝の三重塔があるという。 その修理には4億円以上の資金を要するという…





正倉院とそこに収蔵されて伝えられていた文物にまつわる仕事を紹介する1冊。流れている空気感がシャバとは相当違っているように思ったけど、そのことからも歴史を継ぐということの重さがうかがえた。
奈良の東大寺造営を発願した聖武天皇のゆかりの品々などを収めた倉庫、正倉院。 正倉院そのものやそ…





ウミガメを軸にさまざまな話題が提供されている1冊。いまのクマ問題を考えるうえでもヒントになりそうな話題も含まれていると思う。
ウミガメは水族館でしか見たことがなく、それもチャンスは相当に限られていた。 本書を手にしたのは…



本書はプレゼンテーションの「つかみ」の具体的なアプローチを教えてくれる1冊。あなたなら本書のどのアプローチから始めてみますか?
ビジネスシーンはプレゼンテーションの連続で、学校の初日や合コンでも自分を売り込むプレゼンからはじま…





日本列島っていろんな災害に見舞われる可能性があるという現実を改めて突き付けられる1冊。
タイトルから、平穏な世界からスタートして、徐々に巨大災害が重なっていくものと思い込んでいた。 …





「図書館を建てる、図書館で暮らす」なんて、なんとまあ魅かれるタイトルだろう。そして、副題は「本のための家づくり」。ああ、理想だ。
購入した本を見える状態で配架したいという願望は、きっと本好きの多くが抱える希望であるはず。 そ…




「とことん優しい人」とは、「自分を省みることを怠らず、相手の成長や幸福を願い、そのために具体的な行動を起こせる人」。
「とことん優しい人」とはどういうことか? 本書は、「自分を省みることを怠らず、相手の成長や幸福を…




「なつかしくて、あたらしい、日本の暮らしをつくる」とのことを理念にかかげたNIPPONIAの取り組みを紹介する1冊。理念実現のための具体的な事業が町をあげての宿泊事業である。
人口減少に過疎化、少子高齢化、空き家問題など、現代的な問題は地方に大きな影響を及ぼしている。 …





本書は京都芸術大学の教授と漫画家・イラストレイターの元教え子の手による仏像紹介の1冊。仏像は写真ではなくカラーとモノクロのイラストで紹介しつつ、各章の最後にマンガによって復習してくれて便利。
仏像の歴史を取り扱った書籍は数多くある。 分厚い専門書ということもあれば、写真を数多く散りばめ…





出版者で長年編集業に携わってきた著者による読んで楽しい読書論で、数多くの本が紹介されていて読書ガイドとしても秀逸であった。
読書を楽しむうえで、どの本を選ぶかは非常に大切だと思う。 だからこそ、いろんな媒体を駆使して新…





鉄筋コンクリート造天守の名古屋城。コンクリートの耐久年限問題への対応として突如上がってきたのが、木造天守の完全復元だ。その立案から現状にいたるドタバタをまとめた1冊。市民の率直な声も聴きたかった。
最近、名古屋城の木造復元のニュースをあまり聞かなくなった。 それは東海地方に居住していないから…




『リング』、『らせん』の著者である鈴木光司による小説。ホラーテイストを漂わせる前半とは裏腹に、後半は雄大なSF仕立てとなる。一見すると荒唐無稽のようであるが、科学的な知見が話を支え、読み応えがあった。
物語は静かに始まった。 南極の氷床におけるボーリング調査。 掘り下げた深度は三千メートルで、長…




運を脳科学から分析し、引き寄せる方法を示した1冊。小さなチャレンジをコツコツとはじめていこうと思いました。
本書は運を引き寄せることを脳科学的に追求した1冊である。 そもそも、運が良いとはどういうことだ…