日本の地形・地質




観光地まで自分の足で辿り着く人は多いかもしれないが、自分の頭で辿り着く人はどれくらいいるのだろう?図鑑であると同時に旅行ガイド。カルスト地形から地熱発電所まで。もっと深く、もっと楽しい旅をするために。
旅行の「おもしろさ」は変わりつつある。これまでの旅行というものは、用意されたものを受け身的に浴びるこ…

本が好き! 1級
書評数:201 件
得票数:1212 票
こんにちは。最近は、エネルギー関係の知識をかき集めたり、レヴィ・ストロースの高い視点を模倣してみたり、イザベラ・バードの無垢なまなざしに感動してみたり、そういう読書をしようかな、と思っています。




観光地まで自分の足で辿り着く人は多いかもしれないが、自分の頭で辿り着く人はどれくらいいるのだろう?図鑑であると同時に旅行ガイド。カルスト地形から地熱発電所まで。もっと深く、もっと楽しい旅をするために。
旅行の「おもしろさ」は変わりつつある。これまでの旅行というものは、用意されたものを受け身的に浴びるこ…




いまの大きな非真正な社会に包摂されて生きている中で、僕らは真性な社会を維持できるし、現に維持しているのだ。
マクルーハンは、芸術が新しいメディアに対するカウンターとして機能している、というようなことを言ってい…



江戸時代におけるハゲ山の原因は森林伐採だろうか?
◆「日本の土木地理」のアプローチ 長大な橋梁やトンネルの長さは,それを記憶するだけでは観光ガイド…




自分の人生が,まるで自分のものに感じられなくても,それでも.
実は未読だったり.ヴォネガットは「猫のゆりかご」と「スローターハウス5」は読んだことある.「猫のゆり…




いろいろ失ってしまったなあ、と思ったときに読む一冊。
漫画の書評というのは基本的に書かないんだけど、これは書かないといけないなーと思って。そもそも、続けて…





はじめて読むドラッカーシリーズ4冊目。今回は技術編。技術と社会はどうやってお互いに影響を与え合ってきたか?イノベーションの重要性はどこにあるか?イノベーションを体系的に生みだすにはどうすればよいか?
◆今日必要とされているのは「テクノロジスト」 本書の内容を一言で言えば、これ。もちろん、科学者も技…





待ちに待ったイーガンの新作。相変わらずのハードさで読み応えありです。
ようやく読んだ!9月の発売直後に買ったものの、忙しくなり積ん読だった。全体を見ると、イーガンにしては…





「助けにきたんですよ。瀕死の日本を」/どういうマインドで、どういう方法で問題に立ち向かうのか?
ストーリーにおいて、「勝つ」ということは肯定を意味する。僕が注目したのは2人の登場人物。「日本を買い…




SFはストーリーではなく、設定で物語る。植物に感じる「無限性」が人間の想像力を遥か彼方まで連れていく。
SFはストーリーではなく、設定で物語る。あらすじを語ればなんということはない。植物が大繁栄する世界で…





やっぱりわかりあえないんだな、という諦観が、「それ」を支えている。アメリカの若き新鋭による、希望に満ちた、心に沁みる短篇集。
自然を美しく描く物語が好きだ。春の訪れを待つ、しんとした大地が好きだ。新緑が萌える、いきいきとした山…





財務3表ってすごいな、と思わされたので著者の勝ち。PLとBSとCSをなんのために、どうやって読みこなすのか。
内定先から「勉強しろよ」と言われた本その1。その1と言いつつ、たぶんブログに書くのはこれだけかな。簿…



人間の境界条件をどうやって決めるのか?ある日やってきた自称「火星人」はほんとうに人間そっくりだったが……
安部公房にしては、シンプルな話。壁や箱男は言わずもがな、第四間氷期よりもわかりやすい。火星人エンタメ…





「法隆寺は焼けてけっこう」しかしながら、法隆寺は焼けてもよい、と言ったのは岡本太郎だけではなかった。
◆「法隆寺は焼けてけっこう」 「芸術は爆発だ」と並んで有名なこのフレーズ。1949年に壁画が焼失し…




台所とは本来的にはなんだったのか?そんなの、料理をつくる場所に決まっている?実は、僕らが今考えている台所と、そもそもの台所には大きな隔たりがある。
先日、渋谷の古本市で偶然見つけた一冊だ。「台所空間学」という本の評判は前から聞いていたのだが、その座…





マクルーハンおもしろいよ!とよく言われる。デザインやメディア関係の人は必読とかなんとか。「メディアはメッセージである」とはどういうことか?
とは言っても、いきなり「メディア論」とか読めるわけないじゃないか、というわけでの入門書。これが、大当…





『ツァラトストラ』の解説書とも言われる本。ニーチェの思想もだんだんとわかってきた。例によって、光文社古典新訳文庫である。
ツァラトストラを読んだときと比べ、はるかに読みやすかったが、それが(1)僕がニーチェの思考に馴染んで…




表面的には正常な「秘事」。ネクロフィリアを描いた「半所有者」。しかし、その異常性はあるとき、反転する。
あ、これは、地味すごい。別にストーリーとかなんもオモシロクナイし、あっと驚く大展開もないんだけど、こ…




「プロとしていかにあるべきか」ということをどのように読み換えるのか?ご存知「プロ論」の文庫バージョン。
8月に入って、ちょっとモチベーションが下がってるなーと思って手にとった。リスクをとって挑戦したい、と…




「百年の孤独」で有名なガルシア・マルケスの短篇集。南米で生み出された、神話と物語のハーフのような小説である。
道路をびっしりと蟹が覆っている様子が想像できるだろうか?僕も沖縄くらいでしか見たことがないけど、陸に…





シャーペンの芯のように、あるいは賽の河原の積みあげられた小石のように。壊れやすいものの感覚。これらは「弱さ」によるものだ。ところでいったい、「弱さ」とはなんなのだろうか?
ニーチェと並行して読んでいたので、かなり不思議な読後感だった。フラジャイル。シャーペンの芯のように、…