折小野和広 十七回目の世界



大山崎といえば天王山。ここ来たか、というSFファンタジー。
京都文学賞優秀賞作品だそうだ。京都市内でなく舞台は山崎。京都府の南西端で大阪府との境。住所で言えば京…

本が好き! 1級
書評数:1374 件
得票数:25245 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



大山崎といえば天王山。ここ来たか、というSFファンタジー。
京都文学賞優秀賞作品だそうだ。京都市内でなく舞台は山崎。京都府の南西端で大阪府との境。住所で言えば京…



いやー梨木ワールド。木のうろにおちて、主人公が体験する不思議で長い異次元の旅。らしさを感じる長編。
先に読んだ「万葉と沙羅」に「目が合った本を読む」というのがあった。ようはパッと見て、ああこれが読みた…



マルチに活躍する著者の小説初読み。揺れる年頃の内面と光。心動いた。
女優、タレント、書評家、作家など活躍する中江有里さん。奈良好きとしてタイトルでこの本に興味を持ってい…



孤島、クローズドサークルの大がかりな推理ゲーム。視点の変化ね。なるほど。
富裕層を相手に、本当に人を殺して推理させる高額な犯人当てゲーム。シナリオを書きキャストを配し、多…



裕福な音楽家、貧困から這い上がったアンデルセン、歌手ジェニー・リンドの報われない三角関係。
クラシックは好きでよく聴きに行く。ただメンデルスゾーンはヴァイオリン協奏曲、いわゆるメンコンと一部の…



抜群のイマジネーション・ホラーで不思議な闇の世界を彷徨う
イマジネーション・ホラーは私の造語です^_^ついつい。 なじみの古書店で話をしてて、恒川光太郎…



世界は砂に埋まり、文明を知らない人々は掘り返しては意味を考えるー。設定がおもしろく、素直に楽しめた児童小説。
児童小説や絵本はひとつの表現手段であり、浸透するような残滓を残す。読みたいな、と思っていたタイミング…



京都が舞台の、美味しすぎるさんかく、関係。
千早茜サン、昨年は香りシリーズを読み、「赤い月の香り」は年間1位だった。「魚神」ほかにも見える筆致の…



秋田大学医学部生、それぞれの道行き。苦く、もがいた、ほんのり温かい青春のありさま。
鈴木保奈美の「あの本、読みました?」で取り上げられていた1993年の本。書評でも見たことがあり、興味…



本年もたくさんの投票をありがとうございました。 (•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾ペコリ 今年もやります!ランキングは小説部門とそれ以外部門に分けてます。
【2024年 読書年間大賞】小説部門 今年は140作品を読みました。長短あり、絵本も含んでいま…



よく売れたイメージのある本。中盤あたりからフィットしてきた。アメリカ、チリ、メキシコ国境の街。舞台も立場も変わる。
表紙の小粋さが印象的。書評もよく見かけた。ルシア・ベルリンという名前も覚えやすい。タイトルにはなにや…



注目のピアニスト反田恭平。熱い、熱いぞ語りがヒートアップ!
もう来年はショパン国際コンクールだ。前回はコロナで1年延期され2021年に開催された。小林愛実、…



抉られて、周りを探して、自分に問いかけ、物語の評価へと戻る。そんな小説。ミステリではありません。
特に最近アガサの中でも名作だとそちこちで目にすることが多くそのうちに友人が持ってきてくれた本。本は巡…



タンザニア・タンガニーカ湖沿岸の森で過ごす特別な1週間。アラスカを改めて意識する。
この本の冒頭の章「アフリカだ!アフリカだ!」だけ、雑誌?で読んだ覚えがあった。亡くなった当時出てた写…



日常の慶びと瞬間の表現。らしさが出てるかな。蜜柑や築地明石町を思い出す。
以前読んだ本で、太宰の魅力は一瞬のスパッという表現力、という意味のことが書いてあった。それは「女生徒…




展開は、ラノベ風。でも星好きにはとてもエキサイティングな本だった。令和小説大賞。
自分でも単純なほうかと思う。たとえ予定調和でも、テレビドラマや物語には乗せられて泣いてしまう。先日ド…




ロシア文学、源氏物語、生い立ち、そして戦争。硬軟ありチャーミングなエッセイ集。
タイトルを読んだだけで、表紙を目にしただけでなんかどうしようもなく魅かれる本はある。奈倉有里の「夕暮…



世界旅行を楽しみたくて・・やはり壁画に惹かれるかな。
旅もの、世界の訪問ものは定期的に読みたくなる。世界遺産ほとんど知らないし。いまぜひとも観たいもの、と…



詩人の足跡を、初読み。時にふむ、と。
谷川俊太郎氏は、翻訳の絵本「スイミー」以外読んだことがなかった。オリジナルの詩に触れるのはこれが初め…



別荘地の大家族と滞在客。10年越しの1日ー。深層での流れ、表層の穏やかさ。
文芸好きをしてると必ず出会うヴァージニア・ウルフ。難解との評もあり、ここまで読まなかったけども、新装…