ジャイロスコープ



外国風だったり、SFチックだったり。伊坂風味の短編集。
漫画「Major」にハマってた野球好きの息子に「ジャイロ」と言ったら「ジャイロボール」「ジャイロフォ…

本が好き! 1級
書評数:1374 件
得票数:25243 票
読む本の傾向は、女子系だと言われたことがあります。シャーロッキアン、アヤツジスト、北村カオリスタ。シェイクスピア、川端康成、宮沢賢治に最近ちょっと泉鏡花。アート、クラシック、ミステリ、宇宙もの、神代・飛鳥奈良万葉・平安ときて源氏物語、スポーツもの、ちょいホラーを読みます。海外の名作をもう少し読むこと。いまの密かな目標です。



外国風だったり、SFチックだったり。伊坂風味の短編集。
漫画「Major」にハマってた野球好きの息子に「ジャイロ」と言ったら「ジャイロボール」「ジャイロフォ…



描きたいようにかましている(笑)。オースターの方向性を感じるニューヨーク三部作の第一作。
快適に暮らしていた作家が主人公。事件が唐突な始まり方で、理解の難しい依頼者で、張り込みはそれなりに面…



「離宮の松」の少女の気持ちと行動に感じるものあり。
読みやすいものもあり、集中しにくいものもあり。うーん。 三島由紀夫、比較的初期の短編集である。…



どこまであなたに愛されているか、その果てをはっきり見きわめておきたい。
激情に揺れる言葉。エジプトの女王クレオパトラとローマ三頭政治の一角、アントニーの物語。キャッチコピー…



うふふ、とシャーロッキアン的要素を楽しみながら、まっすぐな話にちょっとだけジンとなる。さわやかで可愛いラノベ。
汲めど尽きせぬ才能の泉って言葉はどこかで聞いたけど、やはり尽きせぬのがホームズ・パロディ。可愛らしく…



明治40年、若き詩人たちが九州を旅する。新鮮な描写が興味深い。
1907年、明治40年、九州へ旅した詩人たち。 北原白秋、平野萬里、太田正雄、吉野勇、与謝野鉄…



この感性もひとつの世界。お話というのはいろんな設定と彩りが可能だなと。
透明感、というのは感じたかな。響きはもひとつ。 ウルグアイにゆかりの深いフランス人、シュペルヴ…





ヤバい。読むタイミングを見計って再読したら、えもいわれぬ感慨に包まれ、ジンと来た。
ヤバい。最終章で感動した。名シリーズの続編、再読。タイミングを整えて読んだらより味わい深かった。 …



「あばばばば」の微笑ましさに心が溶けた。
大きく構えるよりは、小さな話の方が好きかな。 13の短編を集めた作品。 「或る日の大石内…



まとまりがよく現代的、というフレーズが浮かんだ。タイトルも、中身も見事。面白い。
見事だな、と思う。面白い。谷崎って意外に現代的? 兵庫・芦屋の荒物屋、石井庄造は飼い猫のリリー…



なかなか鋭いラノベミステリー。高校吹奏楽部・ハルチカシリーズ第2弾。
ラノベだから意外に鋭く思えるのか、鋭くなければラノベじゃないのか。高校吹奏楽部、ハルチカシリーズ。 …




東山魁夷展、観に行ってきました。 「本当の『あお』に出会う」という魅力的なキャッチコピー。 あおだけじゃなかったけど、いや良かったです。国民的風景画家の作品を堪能しました。
とても面白かった。 川端康成「古都」を読んだ際、当初刊行の口絵を東山魁夷が描いていた、というのに興…




親を思う 心に優る 親心。 満足でした。
くすっとしたりうるっと来たり。なるほどこの目線は新鮮で、普遍的。直木賞受賞作。 宮沢賢治は言う…




映画観てきました。原作と解決が違うような気がしましたが、ラストはホロリと泣けました。お姉さん役の蒼井優がハマってたな。。過去書評です。
子供ファンタジー。なんちゅーか、想像力に感心してしまった。日本SF大賞受賞作。 研究が好きな小…



高村光太郎は特別。やっぱ「智恵子抄」は胸に迫る。
再読。やっぱり同じとこに目が止まった。「智恵子抄」、哀しい愛の讃歌。 「道程」「猛獣編」「大い…



突飛なこともあるが、この良い関係にしみじみとしてしまう。日本文学史を彩る文人たちの関係。
michakoさんの書評を見てから、いつか読みたく思ってました。。 漱石は大らかで怖く、龍之介…



無慈悲だったレオ、打算的だったライーサの夫婦の再生。大量異常犯罪の捜査で光は見えるのか。
トム・ロブ・スミス「チャイルド44」上下 旧ソ連が舞台のサスペンス劇。んー、「なぜだ?なんで危…



ある意味、森見登美彦の特徴が全面に出ているか。
書簡体小説。一部笑えた。森見の特質。 おおむねのあらすじは主な書き手、京都の大学院生守田一郎が…



感覚と技巧が興味深い。オースター、もっと読みたくなった。
ふむふむ、興味深い小説。感覚と技巧。 1947年、探偵事務所に勤める青年ブルーは、ホワイトとい…



やべ、軽く泣きそうに。内田百閒「阿房列車」が読みたくなった。
困ったなあ、軽く泣きそう。 神田神保町の古書店を舞台にした「森崎書店の日々」の続刊である。男に…