青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない

青春ブタ野郎シリーズ第7弾。 牧之原翔子の正体は如何に?
“昆布は毒”と心得よ!
甲状腺ホルモンの主原料であるヨウ素は、少なすぎても多すぎても甲状腺の機能に影響を与えます。特に日本の食生活では海藻から日常的に摂取されますが、海藻の種類によって含有量には「桁違い」の差があるのが特徴です。つまり 乾物の昆布を20グラム(1掴み)摂ると
『日本食品標準成分表(八訂)増補2023年』等のデータを基にした、可食部100gあたり(乾燥状態)のヨウ素含有量の目安は以下の通りです。
100gあたりのヨウ素含有量一覧
昆布(こんぶ)
約 150,000 〜 300,000 μg(150〜300 mg)
圧倒的トップ。 種類(長昆布、羅臼昆布、真昆布など)で変動しますが、ひとかけらでも日本の1日摂取目安量を大きく超えるため、最も注意が必要です。
あらめ
約 50,000 〜 110,000 μg(50〜110 mg)
昆布に次いで非常に高い含有量です。日常的に大量に食べるのは避けたほうが無難なレベルです。
ひじき
約 30,000 〜 40,000 μg(30〜40 mg)
昆布やあらめほどではありませんが、十分に高濃度です。小鉢1杯(乾燥で約3〜5g)でも数日分の必要量が摂れます。
わかめ(カットわかめ)
約 8,500 〜 14,000 μg(8.5〜14 mg)
昆布の数十〜100分の一程度です。お味噌汁に少し入れる程度であれば、極端な過剰摂取にはなりにくいです。
めかぶ
約 3,900 ~ 5,000 μg(3.9〜5 mg)
わかめの根元部分です。乾燥状態での数値ですが、一般的には生やパック(味付け)で水分を含んだ状態で見ることが多いです。
海苔(焼きのり)
約 2,100 μg(2.1 mg)
全体の中では控えめです。板のり1枚(約3g)あたり約60μgなので、常識的な範囲(毎日1〜2枚など)なら問題になりにくいです。
あおさ(素干し)
約 500 〜 1,000 μg(0.5〜1 mg)
海藻類の中ではヨウ素がかなり少ない部類に入ります。お味噌汁の具などに使いやすいです。
粉寒天 微量(ほぼゼロ〜数十μg程度)
テングサなどの紅藻類から製造される過程で、ヨウ素の大部分が失われます。成分表でも多くは「微量」または「測定不検出」に近い扱いです。
※ μg(マイクログラム)は、mg(ミリグラム)の1000分の1の単位です。
※ 天然の産物のため、収穫時期や産地によって数値は前後します。
日本の成人におけるヨウ素の1日あたりの推奨量は 130 μg、健康に悪影響を与えないとされる耐容上限量は 3,000 μg(3mg)です。
「昆布」と「それ以外」で分ける
表を見ていただくと分かる通り、昆布(および あらめ)のヨウ素量は別格です。だし汁を取るだけでもかなりのヨウ素が溶け出します。甲状腺の病気(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍など)で医師から「ヨウ素制限」を指示されている場合、真っ先に控えるべきは昆布(および昆布エキス入りの調味料、出汁)です。
食べる「量」を意識する
上記の数値はすべて「乾燥100g」という、一度には食べきれない大量の数値です。例えばカットわかめ1つまみは約1g(ヨウ素約100〜140 μg)ですので、わかめや海苔、あおさ、寒天などは、制限がない限りそこまで神経質になる必要はありません。
「原因はわからないけれど、何だか調子が悪い」
「イライラして汗をかくから、更年期なのかも」
「ダイエットしても太っちゃう。歳だから仕方ないのかな」
そんな症状の陰に、じつは甲状腺の病気が潜んでいることがあります。また、近年の検査精度の向上から、健康診断で甲状腺に何らかの異常が見つかることも増えています。
甲状腺の病気は、男性は50~100人に1人、女性では30~60人に1人の割合で現れる、とても身近な病気です。
甲状腺は、人間の体を維持するための「新陳代謝」にかかわる「甲状腺ホルモン」を合成・分泌する役割のある臓器です。バセドウ病や橋本病といった、甲状腺の病気のなかでもよく知られている疾患は、甲状腺ホルモンを生み出す機能に問題が出る病気です。甲状腺ホルモンが正しく合成・分泌できないことで、体の至るところに支障が出て、さらには心の状態にも影響が及んでしまいます。日本人の10~20人に1人が何らかの甲状腺の病気を抱えており
成人の橋本病のグローバルな有病率は約 5.0 〜 10.0%(女性のほうが男性より4〜5倍以上高い)と報告されています。この本によると
海外(欧米など): 米国のデータでは人口の約 5% が橋本病(またはそれに起因する甲状腺機能低下症)を抱えているとされています。
日本: 日本の成人女性における潜在的な橋本病(甲状腺の腫れや抗体を持っている人)の割合は 10〜20%(およそ10人に1〜2人)にのぼるというデータがあり、数値上は「日本人のほうが潜在的な患者・抗体保有者がやや多め、あるいは同等以上」と見られることが多いです。
2. 最大の要因は「ヨウ素(ヨード)の摂取量」
日本人と外国人の橋本病を比較する上で、専門医が最も重視するのが環境要因、特に「日常的なヨウ素の摂取量」です。
ヨウ素充足地域(日本・米国など):
ヨウ素が十分に(あるいは過剰に)摂れている地域では、免疫システムが自分の甲状腺を攻撃してしまう「自己免疫性甲状腺炎(橋本病)」が、甲状腺機能低下症の最大の原因になります。
【ここが違う】日本の橋本病の特徴
日本人は日常的に海藻から大量のヨウ素を摂取しているため、もともと橋本病の素因(体質)がある人が昆布などを食べすぎることで、一過性に甲状腺機能低下症を発症・悪化させやすいという独自の傾向があります。海外では「ヨウ素不足」を補うために塩にヨウ素を添加(塩のヨード化)したところ、逆に橋本病の発症率が上がったという報告もあります。
甲状腺ホルモンの合成の材料となるのが、海藻類に多く含まれるヨウ素(ヨード)です。そのため、「甲状腺の病気になったら、ヨウ素の摂取を制限すべきでは?」と聞かれることがあります。しかし実際にヨウ素の摂取が甲状腺の病気に悪影響を与えるかは、はっきりとはわかっていません。
海に囲まれた日本においては、ヨウ素は意識しなくても、ふだんの食事から必要量を摂取することができます。患者数が500~700万人もいるのだから
実際、甲状腺ホルモンを合成するのに必要なヨウ素の量は、成人では1日0.13㎎ほどで、これはワカメのお吸い物を1日1杯食べれば十分な量です。
また、昆布からとっただし汁にもヨウ素が含まれているため、直接海藻を食べなくてもヨウ素を摂取できます。
海藻に含まれるヨウ素(ヨード)は水溶性(水に溶けやすい性質)であるため、水に溶け出させる調理法を選ぶことで摂取量を大幅に減らすことができます。一晩、流水に浸すと海藻のヨウ素はどれくらい減ると考えられますか?
特に効果的な調理方法は以下の4つです。
ヨウ素を減らす調理方法
茹でる(茹で汁は捨てる)
減少率:約40〜70%
わかめやひじき、昆布などをたっぷりのお湯で茹でます。ヨウ素が大量に溶け出しているため、茹で汁はスープなどに再利用せず、必ずすべて捨ててください。最もヨウ素を減らせる方法です。
塩もみをしてから水洗いする
減少率:約30〜50%
生わかめなどの場合、塩を振ってよく揉み込み、流水で十分に洗い流します。水分と一緒に表面のヨウ素を物理的に洗い落とすことができます。
水に浸す(戻し汁は捨てる)
減少率:約20〜40%
乾燥わかめや乾燥ひじきを調理する際、30分以上たっぷりの水に浸して戻します。ヨウ素が水に溶け出すため、戻し汁は調理に使わずに必ず捨ててください。
お酢を使う(酢の物にする)
減少率:約10〜20%
酢酸の働きにより、ヨウ素の一部が除去されます。上記の「水戻し」や「茹でる」工程のあとに酢の物にすることで、さらに効果が高まります。
昆布のだし汁に関する注意点
海藻類の中でも、昆布はわかめや海苔などと比べてヨウ素の含有量が桁違いに高く突出しています。ヨウ素の摂取制限がある場合、昆布そのものを食べるのを控えるのはもちろんですが、昆布から取った「だし汁」にも大量のヨウ素が溶け込んでいるため、摂取には十分注意が必要です。
一晩流水に浸した場合、海藻の種類によって異なりますが、非常に多くのヨウ素(昆布なら90%以上)が流れ出ると考えられます。そして
過去の研究データを基準にすると、おおよそ以下のような減少率になると推測できます。
海藻の種類による減少の目安
昆布:90%以上(ほぼ大部分)
昆布のヨウ素は非常に水に溶けやすいのが特徴です。「水に20分浸すだけ」で90%以上のヨウ素が溶け出すというデータがあるため、一晩流水にさらせば極めて高い割合で除去されます。
わかめ・ひじき:おそらく70%以上
これらは20〜30分程度の浸水だと約30〜40%しか溶け出しませんが、一晩(数時間〜10時間以上)かつ常に水が入れ替わる流水にさらし続ければ、たっぷりの湯で茹でた場合(約70%)と同等、あるいはそれ以上のヨウ素が抜けると考えられます。
一晩流水に浸す際の実用上の注意点
ヨウ素を物理的に減らす方法としては非常に強力ですが、実際に調理する際には以下の2点に気をつけてください。
厳密なヨウ素制限中は、昆布はそれでも避ける
昆布は元のヨウ素含有量が他の海藻と比べても桁違い(わかめの数十倍)です。仮に95%のヨウ素を取り除けたとしても、残ったわずかな分だけで1日の制限量をオーバーしてしまうリスクがあります。甲状腺の治療などで医師から厳密な制限を指示されている場合は、流水処理をしても昆布は食べないのが無難です。
旨味や栄養素もすべて流れ出てしまう
ヨウ素と一緒に、水溶性のビタミンやミネラル、そして海藻の美味しさの元である旨味成分もすべて水に溶け出してしまいます。食感もふやけてブヨブヨになりやすいため、料理としての本来の風味はかなり落ちてしまうのが難点です。
その通りです。まさに仰る通りで、昆布だしには非常に高濃度のヨウ素が含まれています。納豆1パック分のタレに含まれるヨウ素量はどれくらいと考えられますか?
先ほど「昆布を水に浸すと90%以上のヨウ素が溶け出す」とお伝えしましたが、これは裏を返せば「溶け出した先の水(=だし汁)に、ヨウ素のほぼすべてが移行している」ということです。
そのため、ヨウ素制限がある場合、昆布そのものを食べないようにすることはもちろん、昆布だしを使った料理(お味噌汁、うどんのつゆ、鍋物、煮物など)を口にすることも避けなければなりません。
昆布だしのヨウ素が危険な理由
1杯で制限値を大きく超える
一般的な昆布だし100ml(お味噌汁お椀に半分強くらい)には、およそ 2,000〜5,000μg(マイクログラム) ものヨウ素が含まれていると言われています。医療目的の厳密なヨウ素制限では「1日100μg〜200μg以下」に抑える必要があるため、一口すするだけで制限値を遥かにオーバーしてしまいます。
市販の「だしの素」や「めんつゆ」もNG
顆粒だしの素、白だし、めんつゆ、ぽん酢など、日本の合わせ調味料の多くには昆布エキスや昆布粉末が使われています。これらも同様に多くのヨウ素を含んでいます。
市販の納豆1パック(約40〜50g)に付いているタレに含まれるヨウ素量は、メーカーや種類によって異なりますが、目安として数μg(マイクログラム)〜数十μg程度と考えられます。顆粒だしの素、白だし、めんつゆ、ぽん酢など、日本の合わせ調味料の多くには昆布エキスや昆布粉末が使われています。とのことですが、具体的にはどれくらいの量のヨウ素が含まれていると考えられますか?
タレの量は1パックあたり約5gと非常に少量ですが、その中にどれくらい「昆布エキス」や「昆布だし」が使われているかによって数値が大きく左右されます。
タレのタイプによるヨウ素量の違い
一般的な醤油ベースのタレ:約 5〜20μg
一般的なタレの原材料を見ると「かつお節エキス」「昆布エキス」「煮干しエキス」などがブレンドされています。昆布がメインではないため、1パック分であればそれほど極端に高い数値にはなりませんが、ヨウ素は確実に含まれています。
「昆布だしタレ」「旨み昆布仕立て」などのタレ:数十μg〜100μg超のリスクも
昆布の旨味を前面に押し出しているタレの場合、高濃度の昆布エキスや昆布粉末が使われているため、わずか数グラムのタレであっても、ヨウ素制限の1日目安(100〜200μg)の大半を占めてしまう可能性があります。
ヨウ素制限中の納豆の食べ方
納豆の「大豆(豆類)自体」には、ヨウ素はほとんど含まれていません。そのため、制限中であっても納豆自体は安全に食べることができます。
制限中に納豆を食べる際は、以下の方法をとるのが最も確実で安全です。
付属のタレは使わずに捨てる
代わりに安全な調味料をかける
普通の醤油(昆布だし等の入っていない純粋な濃口・薄口醤油)
ごま油 + 塩
からし(付属のからしは昆布だしが入っていないことが多いため、基本的には使えますが、念のため原材料をご確認ください)
【注意】 医療目的(アイソトープ治療や甲状腺検査の前など)で**「厳密なヨウ素制限(1日100μg以下)」**を行っている期間は、たとえ数μgであっても予期せぬ摂取を避けるため、付属のタレは一律で使用を禁止されるケースがほとんどです。
日本の市販の合わせ調味料(めんつゆ、白だし、ぽん酢、顆粒だしなど)に含まれるヨウ素量は、「製品によって驚くほど差がある」というのが実態です。昆布由来のヨウ素が含まれる意外な食品はありますか?
原材料に「昆布(エキス・粉末)」と書かれていても、風味付け程度のごく少量なのか、ベースとして大量に使われているのかで数値が100倍以上変わることもあります。
専門機関による調査データ(日本甲状腺学会関連など)を基に、製品100g(または100ml)あたり、および一般的な1回使用量あたりの具体的なヨウ素量の目安をまとめました。
合わせ調味料のヨウ素含有量(目安一覧)
厳密なヨウ素制限(例:アイソトープ治療前の「1日100μg以下」)の視点から見ると、どの調味料も「1回使うだけで1日の制限量を超えてしまうリスク」があります。
顆粒だしの素(和風・昆布)
約 500 〜 3,000 μg
【みそ汁1杯分 (1g)】
約 5 〜 30 μg
【中〜高】
「かつお風味」であっても隠し味に昆布エキスが入っていることが多く、小さじ1杯使うだけで制限近くになります。
めんつゆ(2倍〜3倍濃縮)
約 70 〜 2,000 μg
【つけつゆ1人前 (希釈後100ml)】
約 70 〜 1,100 μg
【極めて高い】
商品による差が激しいですが、高いものは1人前で1日の制限量を一発で大幅にオーバーします。
白だし(割烹だしなど)
約 500 〜 2,000 μg
【お吸い物1杯分 (薄めた後)】
約 50 〜 200 μg
【高い】
上品な色味ですが、昆布の旨味が凝縮されているため、薄めても多くのヨウ素が残ります。
ぽん酢 約 30 〜 1,260 μg
【大さじ1杯 (15ml)】
約 5 〜 190 μg
【中〜高】
「昆布ぽん酢」を謳うものは大さじ1杯で100μgを超えるものがあり、特に注意が必要です。
焼肉・しゃぶしゃぶのタレ
約 300 〜 4,900 μg
【1食分の使用量 (30ml)】
約 90 〜 1,400 μg
【極めて高い】
とろみやコクを出すために高濃度の昆布エキスが使われていることが多く、隠れた高ヨウ素食品です。
特に盲点になりやすい意外な食品を5つのグループにまとめました。これらの食品1食分のヨウ素量は出せますか?
昆布エキス・海藻成分が潜む意外な食品
1.飲み物(スポーツドリンクやブレンド茶)
スポーツ飲料(アクエリアスなど)
ブレンド茶(十六茶など)
栄養ドリンク
熱中症対策のミネラル補給や、味の深みを出すための隠し味として昆布エキスが使われている製品があります。お茶やスポーツ飲料だからと油断を誘う、一番の盲点です。
2. 日常的な加工食品(キムチ・漬物)
キムチ・浅漬け・たくあん全般
漬物は野菜と塩だけで作られているイメージがありますが、市販のキムチや「浅漬けの素」には、まろやかな旨味を出すために昆布エキスがほぼ確実にブレンドされています。
3. 洋風のレトルト・調味料(カレーなど)
カレールー、ドライカレーの素
デミグラスソース、トマトソース
一見、海藻とは無縁に見えるカレーや洋風ソースですが、日本のメーカーが家庭向けに発売している製品には、コクを出すための隠し味として昆布エキスがよく隠されています。
4. デザート類(プリン・ゼリー・ヨーグルト)
プリン、ゼリー、一部のヨーグルト
これらには、食感をなめらかにするための「カラギナン」という食品添加物(増粘多糖類)が使われていることがあります。これは海藻から抽出された成分であるため、ヨウ素を含んでいます。
ヨーグルト、ようかん
固めるために寒天(テングサという海藻が原料)が使われている場合があり、こちらもヨウ素が含まれます。
5. 黒いこんにゃく
黒色や緑色のこんにゃく
こんにゃくの表面にある「黒い粒々」は、実は海藻(ひじきや昆布など)の粉末です。昔ながらの見た目や風味を出すために練り込まれているため、ヨウ素が含まれます。制限中にこんにゃくを食べる場合は、粉末の入っていない「白いこんにゃく」や「白滝(しらたき)」を選ぶのが安全です。
見分けるためのチェックポイント
「和風」とつくメニューは原則避ける: 「和風ハンバーグ」「和風パスタ」「和風ドレッシング」など、名前に和風とつくものは高確率で昆布だしや昆布エキスが使われています。
原材料の「増粘剤」「ゲル化剤」に注意: デザートやドレッシングを買う際は、裏面の原材料に「寒天」や「増粘多糖類(カラギナンなど)」が含まれていないかチェックすることをおすすめします。
はい、それぞれの食品について「1食分(または1回に口にする量)」を基準にした具体的なヨウ素量の目安をお出しできます。ちなみに食品以外から摂取されるヨウ素には以下のものがあるのだそう
専門機関の調査データ(日本甲状腺学会の関連報告など)をベースに、1日あたりの制限目安(多くは100〜200マイクログラム以下)に対して、どれくらいの影響があるかを分かりやすくまとめました。
意外な食品「1食分」のヨウ素量一覧
1. 飲み物(スポーツドリンク・栄養ドリンク)
スポーツドリンク 1本(500ml): 約 0 〜 50 マイクログラム
解説: アクエリアスのように過去に海藻エキスを使用していたものの、現在はリニューアルで「ヨウ素ゼロ(不使用)」を公式発表している定番製品もあります。一方で、熱中症対策を謳う一部の飲料や、栄養ドリンク(1本あたり最大60マイクログラム程度検出される例あり)にはヨウ素が含まれている製品が混在しています。
制限中の対策: 制限期間中は、水、麦茶、緑茶など、原材料が極めてシンプルな水分補給に絞るのが確実です。
2. 日常的な加工食品(キムチ・浅漬け)
キムチ 1食分(約 50g): 約 10 〜 20 マイクログラム
解説: 文部科学省の食品成分データベースでは、キムチ100gあたりのヨウ素は約42マイクログラムとされています。1食で小鉢1杯(50g)食べるだけで、10〜20マイクログラムほどのヨウ素を摂取することになります。
制限中の対策: 市販の漬物全般(浅漬け、たくあん、ぬか漬け)も昆布だしが使われていることが多いため、制限中は控えてください。
3. 洋風のレトルト・調味料(カレーなど)
カレールー・レトルトカレー 1食分: 約 5 〜 30 マイクログラム
解説: 製品によって昆布エキスの配合量が大きく異なりますが、日本の大手メーカーの「コク」を重視したカレーには、隠し味として少量のヨウ素が含まれているケースが多々あります。
制限中の対策: 検査直前などの厳密な期間は、原材料を細かくチェックするか、レトルトは避けてシンプルなスパイスや塩、醤油(昆布だし無添加)で自炊するのが安全です。
4. デザート類(プリン・ゼリーなど)
プリン・ゼリー 1個(約 100g): 約 10 〜 40 マイクログラム
解説: 食感をなめらかにする添加物「カラギナン」や、固めるための「寒天」が使われている場合、このくらいの数値になります。
制限中の対策: ゼラチン(豚や牛の骨・皮が原料でヨウ素はほぼゼロ)で固められたプリンやゼリーであれば安全に食べられます。購入前にパッケージ裏の原材料名を見て「寒天」や「増粘多糖類」の記載がないか確認しましょう。
5. 黒いこんにゃく
黒こんにゃく 1食分(煮物など/約 100g): 約 50 〜 90 マイクログラム
解説: 黒い粒々の正体である「海藻粉末(ひじきやアラメなど)」が含まれるため、いも類・加工品の中ではかなり高めの数値になります。1食で1日の制限量(100マイクログラム)の半分以上を消費してしまうため、想像以上にハイリスクな盲点です。
食品以外から摂取・吸収されるヨウ素の量は、食品の比ではないほど「超・大量」になります。日常の食事制限では「マイクログラム(μg)」という非常に小さな単位で計算しますが、医療用の薬剤を使うと、その千倍の単位である「ミリグラム(mg)」の単位でヨウ素が体内にドカンと入ってきます。各項目の具体的な数値と、体内への影響の目安をまとめました。食品以外からのヨウ素量(目安一覧)※比較の基準:食事制限中の1日上限は 100〜200 マイクログラム(=0.1〜0.2ミリグラム)です。1. 医療検査(CTなどのヨード造影剤)1回の検査でのヨウ素量: 数万 〜 十数万 ミリグラム(数万〜数十万倍の超過)解説: 体を白くくっきり写すために、極めて高濃度のヨウ素液を血管に直接注射します。1回のCT検査だけで、食事制限の数万倍〜数十万倍という天文学的な量のヨウ素が体内に入ります。影響: このヨウ素が完全に体から抜け切るまでに数週間から数ヶ月かかるため、甲状腺の検査やアイソトープ治療の直前は絶対に受けることができません。2. ポビドンヨードのうがい薬(イソジンなど)1回のうがい(規定量を薄めた液)に含まれる量: 14 〜 28 ミリグラム(約140〜280倍の超過)解説: 日本甲状腺学会の見解によると、1回うがいをするだけの液の中に、これほど大量のヨウ素が含まれています。影響: 「飲み込まずに吐き出すから大丈夫」と思いがちですが、のどの粘膜は吸収率が非常に高いため、吐き出してもかなりの量が体内に吸収されてしまいます。数日使い続けるだけで制限は完全に台無しになってしまいます。3. のどのスプレー・ルゴール液のどスプレー(1押し): 約 0.5 ミリグラム(500マイクログラム / 約3〜5倍の超過)ルゴール液(病院で喉に塗る薬): 数ミリグラム 〜 十数ミリグラム(数十倍の超過)解説: 患部に直接吹き付けたり塗ったりするため、うがい薬と同じくのどの粘膜からダイレクトに大量のヨウ素が吸収されます。4. サプリメント(マルチビタミン&ミネラルなど)1日分(1〜数粒)あたり: 約 0.15 ミリグラム(150マイクログラム)解説: 特に海外製のマルチサプリには、人間の必須ミネラルとして「1日分の推奨量(150マイクログラム前後)」がきっちり配合されていることが多いです。影響: これだけで1日の制限枠をぴったり使い切ってしまうか、オーバーしてしまいます。結論:食品よりも「うがい薬」や「のどスプレー」のほうが影響が大きいこれまで見てきたように、食品(昆布だし等)に気をつけていても、「風邪気味だから」とイソジンでうがいを1回しただけで、全てが水の泡になってしまうほどのインパクトがあります。病院から「ヨウ素を控えてください」と言われている期間は、うがいは「お水」または「アズレン(青い薬)」にするのどが痛くても「のどスプレー(茶色いもの)」は使わないこの2点だけは、食品以上に厳重に注意してくださいね。
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