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聖と賤を題材とする著書の一冊目です。 インド、中国、朝鮮、日本の被差別の歴史と文化について、野間宏、沖浦和光両氏の対談形式で解き明かされていきます。

  • レビュアー: さん
  • 本が好き!1級
アジアの聖と賤―被差別民の歴史と文化 (1983年)
あとがきによると、本書は1982年10月15日号から11月19日号まで、6回にわたって「朝日ジャーナル」誌に掲載されたものを土台にしているとのことです。
「朝日ジャーナル」とは、実に懐かしい。
前の2書には、上記の記載がなかったので、本書で初めて知りました。
現状の出版界は知りませんが、あの時代の出版界は、社会正義を正そうという言論人が名をなしてました。
それに比べて、現在の本屋に並んでいる本って、差別を煽るような本が目につきます。

出版当時と比べて現在は、良くなってきているんだろうかと疑問を感じます。
菅野完氏のYoutubeで取り上げられる兵庫県知事の定例記者会見の外側で展開している兵庫県知事支持者のヘイトスピーチ。
1871年(明治4年)に、明治政府が形だけの「解放令」を出し、本質的な教育も政策もない状態だから、差別観が、現在も蔓延ってるということがよくわかります。

それを表面的にコメントはするが、殆ど放置している兵庫県知事の異常さには改めて驚くばかりです。
兵庫県だけの問題だとは思いませんが、わが国には、差別意識がいまだに残っているけれど、それをなんとかしないと立ち上がった学者たちがいたけれど、それは今につながっていない。
もしかしたら続いているのかも知りませんが、そういう報道は、メディアは取り上げず、ヘイトスピーチ等についての糾弾はないです。
「差別は良くない」という発言は、しづらい世の中になってしまっているということなのでしょうか。


本書の目次は、下記のとおりです。
1 インド
Ⅱ 中国
Ⅲ 朝鮮
Ⅳ 日本
日本における賤民史究明の基本的視座
あとがきにかえて
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  • 掲載日:2026/05/24
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