うさぎひろみさん
レビュアー:
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「見ると1週間後に死ぬ」と噂される謎のビデオテープ。その都市伝説を追っていたテレビ局員の浅川は、自らそのビデオを見てしまい、
呪いの正体とは?
貞子の印象が強いですね
著者である 鈴木光司 が逝去されたと知り、改めて手に取りました。
映画はしっかり観たことがないものの、当時CMで流れていた“貞子”の怖さだけは強烈に印象に残っています。
ですが、実際に小説を読んでまず驚いたのは、貞子がなかなか姿を現さないこと。
登場しても人々の記憶や、不気味な気配として語られる程度で、その“見えない恐怖”が逆に想像力を刺激してきます。
さらに意外だったのが、作品全体がかなりサスペンス寄りだったこと。
浅川に残された7日間というタイムリミットが緊張感を生み、呪いのビデオと貞子の真実へ迫っていく展開に強く引き込まれました。
特に竜司の存在感が圧倒的で、粗暴さや危うさを持ちながらも頼もしさがあり、読んでいて非常に心強かったです。
終盤までは「ホラー色はそこまで強くないかも」と思っていましたが、呪いのビデオが生まれた理由に浅川が思い至る場面で、一気に背筋が寒くなりました。
映画版で語られる“怨念”とはまた違う、人間の根源的な恐ろしさが滲んでいて、静かにゾワッとくる読後感が印象的でした。
まだすべての謎が解き明かされたわけではないような余韻もあり、続きを読みたくなる一冊です。
映画はしっかり観たことがないものの、当時CMで流れていた“貞子”の怖さだけは強烈に印象に残っています。
ですが、実際に小説を読んでまず驚いたのは、貞子がなかなか姿を現さないこと。
登場しても人々の記憶や、不気味な気配として語られる程度で、その“見えない恐怖”が逆に想像力を刺激してきます。
さらに意外だったのが、作品全体がかなりサスペンス寄りだったこと。
浅川に残された7日間というタイムリミットが緊張感を生み、呪いのビデオと貞子の真実へ迫っていく展開に強く引き込まれました。
特に竜司の存在感が圧倒的で、粗暴さや危うさを持ちながらも頼もしさがあり、読んでいて非常に心強かったです。
終盤までは「ホラー色はそこまで強くないかも」と思っていましたが、呪いのビデオが生まれた理由に浅川が思い至る場面で、一気に背筋が寒くなりました。
映画版で語られる“怨念”とはまた違う、人間の根源的な恐ろしさが滲んでいて、静かにゾワッとくる読後感が印象的でした。
まだすべての謎が解き明かされたわけではないような余韻もあり、続きを読みたくなる一冊です。
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初めまして。
漫画、小説問わず、本が大好きです。
本好きの皆様と交流出来たらと思います。
これからよろしくお願いします。
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- 出版社:角川書店
- ページ数:331
- ISBN:9784041880012
- 発売日:1993年04月01日
- 価格:580円
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