第一章 熊野三山を巡るエリア 今も昔も熊野の旅の中心地。特別なエネルギーの降り注ぐ場所。

古の旅人たちは山坂を越えて熊野古道を辿り、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を参詣する熊野詣に神仏の光を求めたといいます。今も昔も熊野を訪れる旅人にとって、このエリアは旅の中心になる場所。熊野三山の起源は自然崇拝にあったといわれています。神仏習合の後に熊野の神々が熊野権現と呼ばれ、熊野詣が盛んになるにつれ薄れていきましたが、今も尚、この地が特別なエネルギーの降り注ぐ場所であることが感じられます。

ページをクリックすると立ち読みができます。貴祢谷社(きねがだにしゃ)

第一章 収録スポット

  • ・熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
  • ・ちちさま(乳子大師)
  • ・貴弥谷社(きねがたにしゃ)
  • ・熊野速玉大社(くまのたやたまたいしゃ)
  • ・神倉神社(かみくらじんじゃ)
  • ・補陀洛山寺(ふだらくさんじ)
  • ・神内神社(こうのうちじんじゃ)
  • ・熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)

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第二章 自然崇拝の源泉をたどるエリア 土着の自然崇拝が残る貴重なスポット。巨石と巨樹が誘う異界へ。

熊野特有の、濃密な緑に覆われた巨岩がひっそりと息づくこのエリアの神社や祭祀跡は、自然のエネルギーが凝縮された磁場のような場所。熊野が生んだエコロジスト南方熊楠が、明治時代に神社合祀の嵐から守った御神木の引作の大楠や、神木のイヌマキのような美しい巨樹の姿からは、古代より熊野は、人々のさまざまな思いやりや願いを受けとめてきた祈りの森であった記憶を、しっかりと感じとることができるでしょう。熊野ならではの巨石と巨樹が同居する森は、そこに立つだけで私たちの心を捕らえ、ここではない何処へ、異界の時空間へと誘うのです。

ページをクリックすると立ち読みができます。 花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)

まないたさま(天の真名井戸)

飛鳥神社(あすかじんじゃ)

第二章 収録スポット

  • ・花の窟神社(はなのいわやじんじゃ)
  • ・大馬神社(おおまじんじゃ)
  • ・まないたさま(天の真名井戸)
  • ・大丹倉・丹倉神社(おおにぐち・あかぐらじんじゃ)
  • ・石神神社(いしがみじんじゃ)
  • ・飛鳥神社(あすかじんじゃ)
  • ・神木のイヌマキ(こうのきのいぬまき)
  • ・引作の大楠(ひきづくりのおおぐす)

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第三章 黄泉の国、奥熊野の自然にふれるエリア日本有数の秘境地帯。美しくも幽玄な気配をたたえる「水と緑の王国」。

陸の孤島と呼ばれる熊野の中でも、奈良県最南部に位置する十津川村から和歌山県北山村にかけての奥熊野エリアは、急峻な山と谷が織りなす地形に、カモシカや猪、熊などの野生動物が多く生息する日本有数の秘境地帯です。十津川、北山ともに良質の温泉が湧き、緑豊かな山々の間を縫って奇岩が続く壮大な渓谷や、夏でも冷たい水が流れる谷川、滝と、まさに熊野ならではの「水と緑の王国」を感じさせる場所でもあります。

玉置神社(たまきじんじゃ)

瀞峡(どろきょう)

第三章 収録スポット

  • ・玉置神社(たまきじんじゃ)
  • ・骨置神社(こうずじんじゃ)
  • ・瀞峡(どろきょう)

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第四章 よみがえりの道、熊野古道を歩く歩いただけで心身が癒され新鮮な気持ちに。まさに熊野古道体験の醍醐味。

熊野古道とは、大きく捉えると熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社という熊野三山を結ぶ参詣道のこと。古の人々への感謝、自然への畏敬の念を持ちながら古道を歩き終えれば、知らないうちに、いつの間にか心の重荷が軽くなっているのを実感するでしょう。古道を歩いて気持よく汗をかき身体の細胞が活性化することと、立ち止まって静かに祈るという行為が相乗効果を生み、歩いただけで心身が癒され新鮮な気持ちになれます。これこそが、「祈りの道」熊野古道体験の醍醐味だといえます。

中辺路・大雲取越(なかへち・おおくもとりごえ)

第四章 収録スポット

  • ・中辺路
  • ・中辺路・大日越
  • ・伊勢路(山編)
  • ・伊勢路(海編)
  • ・中辺路・大雲取越

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第五章 よみがえりの湯、熊野の温泉世界遺産・日本最古の「つぼ湯」をはじめ、数多くの名湯が溢れる温泉郷。

熊野にはかつて巨大な火山があり、1400万年前に噴火した際、日本最大規模のカルデラがここに形成されました。その大火山の影響で、この地方には多くの温泉が湧いています。 那智勝浦温泉のように海の近くに湧く温泉もあれば、湯の峰温泉・川湯温泉・渡瀬温泉を含む本宮温泉郷のような山あいの温泉、そして湯量が豊富で、全村すべての温泉施設が源泉かけ流しという十津川温泉、湯泉地温泉といった山奥の温泉など、さまざまな温泉郷が点在しています。また、渓谷の自然を活かした露天風呂も多く、山里ならではのひなびた湯治場の和み感が味わえるとともに、勇壮な大自然を丸ごと体感できる温泉を楽しめるでしょう。

  • ・本宮温泉郷
  • ・南紀勝浦温泉郷
  • ・十津川温泉郷
  • ・山の温泉郷
  • ・熊野川温泉郷

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熊野だけが持つ強烈なスピリチュアル・パワーを感じる旅

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著者プロフィール  原 水音(はら みお)

スピリチュアルバースアドバイザー、歌手。22 歳で渡米し、カリフォルニア山中にて結婚、出産。屋久島を経て、熊野の山奥に移住。三男一女の母親として、持続可能な未来を目指し自然と共存するシンプルな暮らしを実践中。電気もガスも使わない山奥暮らしや、自宅出産、自然育児体験をもとに、母と子の魂の絆を大切にしたスピリチュアルなお産と子育てに関する講演活動を行っている。
また、知られざる熊野のスピリチュアルスポットや滝、川などの自然を巡る旅を企画し、夫婦ふたりで旅のガイドを行っている。 主な作品に、映画音楽「みえない学校」、アルバム「ひとつらなりのいのち」他。著作に「奥熊野かづら工房」(さんびいむ)、「地球のまわる音を聞きながら」(光文社)
ホームページ : http://www.ki-art.net

原 水音(はら みお)

本が好き!「聖地をたどる旅 熊野」 掲載書評

  • まるで、現地にいるような。熊野の風の音が聞こえます。
    熊野といわれて、イメージするものは何でしょう。神秘的なものを想像する方が多いと思います。森の息遣いが聞こえてきそうな熊野古道や、神々しい那智の滝。自然の荘厳さは、現在の私たちにも"神"を感じさせてくれます。この本は、そんな熊野の魅力をコンパクトにまとめた1冊です。・・・
  • 熊野地方の魅力がぎゅっと詰まった一冊。この本を持って私も熊野古道を歩きたいと思います。いつになるかは残念ながらわからないのですが・・・。
    那智の滝周辺にはこれまで2回車で訪れたことがある。アスファルトの道路脇に古道に入る入り口があり、今度来るときは徒歩で是非歩いてみたいものだと思っていたのだが、まだその望みは実現していない。・・・
  • これを手に廻れば、まんべんなくたどれそう
    ここ数年国内を旅行する機会が増えても、なかなか行くことができていない熊野。そんな行きたいはずなのになかなか行けずにいる熊野のことが書かれている本。一般的なガイドブックだと世界遺産の熊野古道をめぐる・・・
  • この本では熊野の必ずしもメジャーとは言い難い場所までもをとりあげ、周辺地図も収録され、図版も多い・・・・とまさに至れり尽くせりのガイドブックだったと思います。・・・。
    熊野という地名はKiKiにとってある種の憧れの地名でした。  日本の歴史の中で「熊野詣」と言えば超有名だし・・・
  • 熊野の魅力満載。この次に熊野を訪れる時には、この本を携えて出かけようと思います。
    今年、1泊2日の紀伊半島バスツアーに参加しました。熊野の地に足を踏み入れたのは、生まれてはじめてのことでした。ツアー初日。少し緊張しながら、新大阪駅でバスに乗込み、高速道路で紀伊田辺へ。・・・