猛スピードで母は




子どものころを懐かしく思った
『猛スピードで母は』(長嶋有)〈文春文庫〉読了。 「サイドカーに犬」「猛スピードで母は」の二篇…

本が好き! 1級
書評数:175 件
得票数:1858 票
ものごころついたときから本好きです。
私に読まれるべき本を、なるべく数多く読んであげたいと思っています。




子どものころを懐かしく思った
『猛スピードで母は』(長嶋有)〈文春文庫〉読了。 「サイドカーに犬」「猛スピードで母は」の二篇…



役割を持った人々の世界
『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎)〈新潮文庫〉読了。 個性的で魅力的な人たちが、それぞれに何…




トランプに見立てた作品集
『とらんぷ譚』(中井英夫)〈東京創元社〉読了。 13の短編からなる四つの作品で構成された作品集…





とにかく人を食った作品
『トリストラム・シャンディ』[全三巻] (ロレンス・スターン / 朱牟田夏雄 訳)〈岩波文庫〉 …




となり町との本当の「戦争」
『となり町戦争』(三崎亜記)〈集英社文庫〉読了。 「戦争」というのは何かのメタファーだと思い、…



失われたものを探すのは誰か
『騎士団長殺し』(村上春樹)〈新潮文庫〉読了。 ※ ※ 内容に触れますので、嫌な方は読まない…




乱歩の要素が一冊に詰まった作品集
『江戸川乱歩全集第8巻 目羅博士の不思議な犯罪』 (江戸川乱歩)〈光文社文庫〉読了。 表題作…





大黒をめぐる不思議な冒険
『くっすん大黒』(町田康)〈文春文庫〉読了。 読み始めてすぐ、その独特の文体がおもしろい。 …




今日あったこと、そしてその後
『きょうのできごと』(柴崎友香)〈河出文庫〉読了。 ※ ※ ※ 少し内容に触れますので、嫌…




知る人ぞ知る、中国古典の猥本
『金瓶梅』[全二冊](笑笑生/土屋英明訳)<徳間文庫>読了。 知る人ぞ知る、中国古典の猥本。 …





森鴎外のライフワーク「史伝」の超長編
『森鴎外全集7 伊沢蘭軒 上』 『森鴎外全集8 伊沢蘭軒 下』 (森鴎外) 読了。 伊…





好きなタイプの作風だった
『ポトスライムの舟』(津村記久子)<講談社文庫> 読了。 うーん、好きなタイプの作風かもしれ…





初めてのチェーホフを読んだ
『六号病棟・退屈な話』(チェーホフ / 松下裕訳)<岩波文庫> 読了。 ずっと前にナボコフの『…

話のネタは興味深いのだが……
『楽園のカンヴァス』(原田マハ)<新潮文庫> 読了。 美術界におられた作者ならではの絵画の描写…


道尾秀介は暗い作風なのか
『カラスの親指』(道尾秀介)<講談社文庫> 読了。 前回『向日葵の咲かない夏』を読んでその暗さ…





今、荘子を読んで良かったと思う
『荘子 第四冊』(金谷治訳注)<岩波文庫> 読了。 今年のゴールデンウィークから読み始めた荘子…





なぜそれが「そう」なのか、だれにもわからない
『荘子 第三冊』(金谷治訳注)<岩波文庫> 読了。 第二冊から引き続き外篇の五篇と、雑篇の三篇…

判決どおりの絞首刑執行は可能か?
『ガードナーの予期せぬ絞首刑』 (マーティン・ガードナー/岩沢宏和,上原隆平 監訳)<日本評論社>…





荘子思想の発展なのか誤解なのか?
『荘子 第二冊(外篇)』読了。 内篇は、自分の小さな物差しを捨てて「それをそのままに見る」こと…





それをそのままに受け取る、ということ
『荘子 第一冊(内篇)』(金谷治訳注)<岩波文庫> 読了。 荘子は大学時代に出会ってその魅力に…