遠野遥のデビュー作にして第56回文藝賞受賞作『改良』は、コールセンターでアルバイトをしながら密かに女装を楽しむ男子大学生の「私」の物語である。

　遠野遥のデビュー作にして第56回文藝賞受賞作『改良』は、コールセンターでアルバイトをしながら密かに…

民俗学者の赤坂憲雄があの『ナウシカ』について論じている。

民俗学者の赤坂憲雄があの『ナウシカ』について論じている。あの『ナウシカ』というのは、宮崎駿による漫画…

直径およそ500メートル、天を衝く円筒形の雲の壁。突然発生した「ストロー」と呼ばれるその物体に、高校１年生の下石貴樹たちは閉じ込められてしまう。

直径およそ500メートル、天を衝く円筒形の雲の壁。突然発生した「ストロー」と呼ばれるその物体に、高校…

古典部シリーズも五作目です。折木奉太郎たちも二年生になりました。今回、奉太郎たちは神山高校長距離走大会、通称星ケ谷杯に参加します。

古典部シリーズも五作目です。折木奉太郎たちも二年生になりました。今回、奉太郎たちは神山高校長距離走大…

麻見和史による警察小説の新シリーズ「特捜７」の第１弾です。

麻見和史による警察小説の新シリーズ「特捜７」の第１弾です。 東京湾岸、葛西潮風公園に打ち捨てら…

ITベンチャー企業のウェブ営業マンとして働く俺は、ある日美容室でエメラルドグリーン色の海の写真を目にします。

ITベンチャー企業のウェブ営業マンとして働く俺は、ある日美容室でエメラルドグリーン色の海の写真を目に…

姉が美しい短編だなあと思いました。

「川べりの道」 姉が美しい短編だなあと思いました。主人公は弟の少年の方ですし、過去との決別に揺…

ひょんなことから夫の実家の隣家に住まうことになった私が、川土手に見かけた「黒い獣」を追ううちに穴に落ちてしまう、というお話

穴 ひょんなことから夫の実家の隣家に住まうことになった私が、川土手に見かけた「黒い獣」を追ううちに…

今日はひろゆきの新刊を読む。相変わらず「飄々と」といった言葉がよく似合う。

今日はひろゆきの新刊を読む。相変わらず「飄々と」といった言葉がよく似合う。 さて、無双するには…

療養型の病院を舞台にした、立てこもり事件からの脱出ミステリーである。

療養型の病院を舞台にした、立てこもり事件からの脱出ミステリーである。ピエロの仮面を被った男などという…

「カラスの電柱営巣問題対策」一点突破の一冊である。

「カラスの電柱営巣問題対策」一点突破の一冊である。 カラスは電柱に巣をつくることがある。これが…

正直に言って、あまり期待していなかったのである。

正直に言って、あまり期待していなかったのである。手足に嵌めた装具に心惹かれるものはあったが、四つん這…

荻野美穂『女のからだ　フェミニズム以後』を読む。

荻野美穂『女のからだ　フェミニズム以後』を読む。 1960年代以降、第二派フェミニズムと呼ばれ…

みすず書房の本は美しい。その落ち着いた佇まいは、他の追随を許さない。だから驚いた。見よ、この旧社屋を。いや、表紙だけでは分からない。ページをめくるべきだ。是非。

みすず書房の本は美しい。その落ち着いた佇まいは、他の追随を許さない。だから驚いた。見よ、この旧社屋を…

本書は、アナキズム研究家・栗原康が一遍上人をその身に憑依させ、踊り唱える、アジテーション本である。

本書は、アナキズム研究家・栗原康が一遍上人をその身に憑依させ、踊り唱える、アジテーション本である。『…

この本は、日本型雇用システムの歴史について書かれている。新書らしいタイトルとは裏腹に、とても濃い内容の一冊である。

この本は、日本型雇用システムの歴史について書かれている。新書らしいタイトルとは裏腹に、とても濃い内容…

行きたいところへ行ってみる。

行きたいところへ行ってみる。人はきっとそれを「旅」と呼ぶんだろう。行きたいところは、どこでもいい。ご…

恋はひとりでもできるかもしれないが、恋愛は誰かがいないと始まらないし、誰かといるから、きまって悲しい。

恋はひとりでもできるかもしれないが、恋愛は誰かがいないと始まらないし、誰かといるから、きまって悲しい…

今まで私は東山魁夷の何を観てきたんだと、膝をつきたくなるような絵なのである。

東山魁夷というとカレンダーのイメージがあって、失礼ながらこれまで大した興味を持っていなかったのだが、…

よその国のご飯って、どうしてこんなに美味しそうなんだろう。不思議でならない。

よその国のご飯って、どうしてこんなに美味しそうなんだろう。不思議でならない。 シベリカ子による…