クリスマスに少女は還る
あなたのクリスマスに祈りの言葉を
手持ちのこの本のカバーは折り目が切れて、天地にも小口にもしみがある。東京創元社から翻訳が出たのは一…
本が好き! 2級
書評数:29 件
得票数:362 票
翻訳小説、ミステリー、料理本を良く読みます。時々美術関連本。
あなたのクリスマスに祈りの言葉を
手持ちのこの本のカバーは折り目が切れて、天地にも小口にもしみがある。東京創元社から翻訳が出たのは一…
本の記憶 花の記憶 それがピースであるとしても
菊地信義氏による、講談社文芸文庫の121点の目録、『錨のない船』加賀乙彦から『亡命者』高橋たか子まで…
本を読む、本を集める、本を書く、魔法の毎日を生きる、友人と手をつないで。
本の街、読長町、膨大な読物の蔵書で名高い「御倉館」四代目御蔵深冬は、祖母たまきが蔵書にかけた呪い、 …
rambling 彷徨う小さなひかるものをうたう、しるす、つたえる ひとつの言語と世界の言葉で
新しいマヤ文学 第三回配本 最終巻である本書には、 それぞれ著者の異なる二冊の本の合本であり、…
どの言葉で書かれていても変わらないことを、どこにいても変えていくという表明としての文学
オノリーナは十四で夫フロレンシオに買われ、フロレンシオの暴力によって流産を繰り返し、こどもを失う。夫…
ダーク、ビター、ワイルド、「新しくなった」お姫様と魔女の14の物語。勿論、悪も程良く。
副題に森と水の14の物語、を掲げて 〈森の物語〉に7編 靴をはいた娘 きこりの花嫁 …
ビートルズ、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、シモーヌ・ド・ボーヴォワール、プーシキン、トゥーランドット、シルヴィア・プラス、パブロ・ネルーダ。私たちがともに知るもの、知らないもの、に沿う光と闇の小説集。
1982年、仁川生まれ、仏文学の博士号を持つペク・スリン、白秀麟の短編集。 収録されているのは十編。…
箱に仕舞って、取り出して、少し離れて、近づいて、また、箱に仕舞う、言葉と、絵と、コラージュ。
雑誌「天然生活」に掲載された、金井美恵子の文章と、金井久美子のドローイングやコラージュを中心に編まれ…
身体と気持ちを調えていく、自分のために優しいスープを
私にも、何も食べられない、食べたくないという時があって、そういう時に白湯を飲んだり冷たい水を飲んだり…
いつまでも鋭い悲しみの記述を、奇跡みたいに。
朝倉かすみの文章の韻律は、歌のようにいつまでも頭の中を回り続ける。こんな文章は奇跡みたいだ、誰にも…
時々遠くへ行こう、本をひらいて、例えば古代アイルランドへ。
七世紀のアイルランド、五つの王国のひとつであるモアン王国の王女に生まれ、法律を学び、法廷弁護士、裁判…
極めてエキゾチック、極めて英国的、ワイルドと几帳面、皮肉と風刺に満ちた最良の短編集。
本書は、 1910年に出版された『ロシアのレジナルド』(十五編)、 サキの死後1924年に、…
餡子だけではない、甘く美しい和菓子五百選。 百貨店高島屋の和菓子バイヤー、畑主税さんが書かれた最初の本。
畑主税さんのブログ、『和菓子魂!』を読むのは楽しい。知っている和菓子について書かれていれば、頷いたり…
傷ついていない人は何処にもいない、風力発電所設備会社の夜警の死体、環境保護の市民運動での凄絶な死者、脅迫。正義は果たして誰に。ノンストップドイツサスペンスの傑作。
ドイツ、ヘッセン州、バカンスから帰宅する刑事ピアは、上司のオリヴァーから死体発見の連絡を受ける。風力…
禁じられたシェイクスピア 、ヴィクトリアンな未来世界の殺人事件、そして渦巻く秘密と陰謀
謎の<大惨事>から数百年を経た、未来世界の地下都市国家リコレッタは、<評議会>とホワイトネイルと呼ば…
フィクションは現実を模倣し、フィクションは現実を誘惑する。数多のミステリィを生み出した、1949年刊行の十の犯罪実話集。
ボルジアの花嫁 ランベスの毒殺魔 死の部屋 殺人の契機 青髭との駆け落ち サラ・ブリマー事…
警察犬隊巡査、警察犬、私立探偵、息子をテロルで失った母親、傭兵、それぞれの声にならない約束は、果たされるのか?
前作の『容疑者』で、ロス市警警察犬隊スコット・ジェームスは、銃撃戦に遭遇し、パートナーを失い、PTS…
名手レ・ファニュの、アイルランドの怪異譚と、パリのロマンティックミステリアスストーリーを一冊に。
ロバート・アーダ卿の運命 ティローン州のある名家の物語 ウルトー・ド・レイシー ローラ・シルヴァー・…
遠い謎の声を聴く、遠い謎を静かに解く。 落ち葉とコーヒーの匂い、一枚の絵の前の二人、雨やどり、書店で選ぶ面白い本、名短編の密かな穴、錯覚、香道。 静かで柔らかな言葉、誠実なひとたちの物語。
遠い唇 しりとり パトラッシュ 解釈 続・二銭銅貨 ゴースト ビスケット 七つの短…
恩田陸、音楽を言葉で奏でる 遠雷、驟雨、蒼天一碧 ピアノコンクール小説
目次は第6回芳ヶ江国際ピアノコンクールのエントリー、第一次予選から本選までに分けられ、演奏される曲名…