サイモン・アークの事件簿V





オカルト度は低いけれど、面白さは健在
久しぶりに、ああ面白かったーと思える読書ができた。 実は短編集って途中で飽きちゃうことが多いのだけれ…

本が好き! 2級
書評数:19 件
得票数:241 票
最近は海外ミステリを中心に
まずはオールタイムベストを塗りつぶすことが目標
時々、文学も読みます
今読んでる本
・夜歩く
読む予定の本
・死体が多すぎる
・樽
・半身





オカルト度は低いけれど、面白さは健在
久しぶりに、ああ面白かったーと思える読書ができた。 実は短編集って途中で飽きちゃうことが多いのだけれ…




現代の社会派ミステリには残酷殺人事件が不可欠?
以前『白夜』を読んだ時に自分が書いた感想のことを思い出した。 あまり細かく覚えてないけど、今回は確か…

あのアイリーンアドラーが探偵と聞いたら、ホームズ好きが興味を持たないわけはない。
アイリーン・アドラーの探偵モノと聞き、一冊目が出た時から興味があった。 その本が献本されるなんて! …





19世紀末、豪華客船が舞台の海上ミステリ。そこに考古学や、パリの凶悪殺人鬼、インドの宝石伝説に、女詐欺師が絡んでくるので、一冒険したような読後感。ベタでもこういうの嫌いじゃない。
ボリス・アクニーン(1956年-) 1998年発表 19世紀末パリ。 富豪の蒐集家とその使…



![火刑法廷[新訳版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41C9eScPzCL._SL160_.jpg)
かつてフランスで、高貴な婦人の間において大流行した毒殺事件。 あまりに毒殺が多いので、毒殺専用の法廷が用意され、犯罪者は火炙りに処された。 それが「火刑法廷」である。
ジョン・ディクスン・カー(1906-1977) 1937年発表 デスパート家当主の不審死、数…





珍妙な登場人物と、ひとつの謎めいた死体に、次々浮上する奇怪な証拠たち。 はあーもうたまらん!
ドロシー・L・セイヤーズ(1893-1957) 1923年発売 建築家の家で発見された、家…




あらすじを見て感じたものを、いい意味で裏切ってくれた作品。 本はやっぱり読んでこそだなあと実感。
パトリック・クェンティン 1936年発表 劇場の火災で妻を失った演劇プロデューサーのピータ…




歴史と時間を超えてきた古い本は裏切らない、みたいなセリフがたしか『ノルウェーの森』にあったはず。ほんとにそう思う。前回、本に裏切られて、しょぼしょぼしてたので、尚更に!
エラリー・クイーン(1905-1971/1982) 1932年発表 『マッドハッター家』と呼…

サクサク読める娯楽性を求める人にはオススメ。でもわたしは……。
すみません、今回かなり辛口です。 このジャンル小説のいい点で、プロットがすっきりしていて、ストーリ…





完全に舐めてました、死の接吻。 ごめんなさい! とんでもなく面白い本だった……。 面白すぎて嫉妬するぐらい……。
アイラ・レヴィン(1929-2007) 1953年発表 大学生の主人公は、同級生の恋人から妊…




元祖『愛すべきおバカ貴族とキレ者従者コンビ』。あの執事やあの執事の原点がここにある。
P・G・ウッドハウス(1881-1975) 1923年発表 20世紀初頭ロンドン。 伯爵位…

診察や手術シーンは、一切出てきません。メインで扱われるのは、病院内の何も起こらない日常の一コマ。それでもこれは、紛うことなき医療小説なのです。
研修医の僕は、赴任先の大学病院で“窓際ドクター”と呼ばれる風変わりな医師と出会う。あだ名の通り、デイ…



華奢で可憐で孤独なのに肩肘を張っていて、繊細さとタフさ、どちらも兼ね備えた22歳の猫そっくりな女の子。私立探偵コーデリア・グレイを愛でるための一冊!
P・D・ジェイムズ(1920-) 1972年発表 自殺によってパートナー・バーニイはこの世を…





存在感は、ひっそりしていて、でもそこにいてくれると穏やかな気持ちになれるから、みんなに好かれる。 本に人格や性別があるなら、きっと、そんな好々爺みたいな一冊なのだろうと期待しつつページをめくる。
エリス・ピーターズ(1913-1995) 1977年発表 12世紀半ばのイングランド。 シ…



スコットランドヤードが迷宮入りとして手放した事件を、探偵ロジャー・シェリンガム率いる犯罪研究会の面々は推理することになる。一晩に一人が、自前の推論を発表していくがーー……。
アントニー・バークリー(1893-1971) 1929年発表 スキャンダラスな話題に事欠かな…



二万ドルで依頼を受け、価値のない物だけを盜む怪盗ニック。 だが世間的に無価値でも、依頼者にはどうしても手に入れたい理由が……。 盗みを成功させた後のニックは、依頼者の怪しい思惑を打ち破る名探偵に早変わり!
エドワード・D.ホック(1930-2008) 1976年発表 またもや本棚の隅で、年単位で積…




人気コラムニストのラリーは、自分の人生を脅かすある女の殺害計画を練っていた。 元妻、現妻、愛人、フィアンセ。 ラリーに狙われ、マンションの屋上から突き落とされたのは、四人の女のうち、いったい誰だったのか。
パット・マガー(1917-1985) 「七人のおば」で出会ったパット・マガーの二冊目。 再読…





面白さだけが読書の醍醐味じゃなくても、時間を忘れるほど面白い本に出会った時はやっぱり嬉しい……! お菓子と紅茶、眠れない夜のおともを用意した上で、読み始めて欲しい一冊。
ジョン・ダニング(1942-) 1992年発表 絶対面白いはずと思い、本棚の中でとっておいた…


フィンランド郊外で発見されたのは、惨殺されたソマリア難民女優の全裸死体だった。犯人の動機は、人種差別か性犯罪か。極夜に包まれたフィンランドの暗い闇が印象的なミステリー。
最近、冷え込むので、寒そうな小説が読みたくなる。お布団の中でぬくぬくと再読。 確か購入時も、凛…