夜のみだらな鳥 (フィクションのエル・ドラード)
本の備忘録:+カオス畸形児無秩序老婆+
冒頭。ブリヒダという老婆が死んだことについて、何の断りもなく大勢の人間が表れて、入れ替わり立ち代わり…
本が好き! 1級
書評数:192 件
得票数:3777 票
かしこまったものは書けませんが、
マイペースに書いていけたらと思います。
よろしくお願いします.
本の備忘録:+カオス畸形児無秩序老婆+
冒頭。ブリヒダという老婆が死んだことについて、何の断りもなく大勢の人間が表れて、入れ替わり立ち代わり…
本の備忘録:読めば読むほどに好きになる。
パン屋を営むくまさんの 丁寧な暮らしぶりが描かれているこの絵本。 何十回と読み聞かせ…
本の備忘録:こうして、夢のようなパリでの彼らの放浪がはじまったのであった。(本書より抜粋)
本書には二通りの読み方があります。 一章から五十六章までで完結する順番どおりの読み方。 …
本の備忘録:氷の世界で狂気のダンス。
地球が氷に飲まれつつある。 すでにいくつもの国が滅んでいるのだ。 人類の行きつく先は目に…
本の備忘録:始めに言葉ありき+『パ二クるな』+。
小説でこんなに笑ったのは一体いつぶりだろうか。 ちょっと前例が思いつかないくらい、この本は笑え…
本の備忘録:オスカルとやまねこドラゴン。
昔むかし・・・ではなく、今からほんの少し前、ある村の高ーい山のてっぺんの方でついにドラゴンが目を覚ま…
本の備忘録:遁走とトートバッグ。
判らないけれど惹かれてしまう。 JGバラードの小説にはそんな力があるように思えます。 『太陽から…
本の備忘録:唯一、そしてありったけの武器。
1939年、第二次世界大戦のさなか。ロンドンに住む十歳の少女エイダは、母親から虐待を受けている。右足…
本の備忘録:すべて解決する彼女のこぶし。
何とも凄い物語だった。 ストーリーといい、キャラクターといい、世界観といい、 どれを取っても文句…
本の備忘録:十シリング金貨とボットンの冒険。
本当に本当に、今回も素晴らしく面白かった!! 前作ではその類を見ない世界観にただただ驚かされ、…
本の備忘録:黒い読者と暴力的なペン。
歴史の源流に突如見たこともないほどのどす黒い血が流れだす。 人がそれほどの悪を、狂気を、死を…
本の備忘録:ミステリイがくれるもの。
<これはあくまで虚構の殺人なのだから。> 私は毎回そんなことを思いながらミステリーを読んでいる。 …
本の備忘録:笑いの裏側にあるもの。
自分の生き方を変えなければならない。 そう強く想うときが、人にはその生涯で一度はあるのでは…
本の備忘録:綺麗な川で育った滋味深い鱒を串焼きで、あるいはスキレットで焼いたぶ厚く切ったベーコンを卵に絡めてのような短編集。
簡潔明瞭な文章で、私のようなぼんやりした読者でも筋がわからなくなることがほとんどありませんでした。こ…
本の備忘録:愛しの終末世界。
不勉強ながら、私は今まで著者の小説を一冊も読んだことがなかった。 と言うか、正直に言うとJ・G・バラ…
本の備忘録:コルフ島と幸福の花。
人間の感じうる幸せについて今ざっと考察をしてみたところ、それはおおよそ2種類に分類できるかと思われる…
一年一冊美しい全集を。
久生十蘭の全小説にとどまらず、日記や対談、度重なる改稿に至るまで出版されたほぼ全てを編年体で収録をし…
『ぼくは覚えている。』という定型から始まる数百の短文。そこから浮かび上がる著者の人生は私達のそれと同く大半は冗長だし退屈だ。だがそこには心地よい馬鹿さ加減と心温まる共感がある。人生とは記憶なのかも。
大都市に住む人々を短い章だてで、軽やかにかつ味わい深く描き出す著者の筆力はちょっとおかしい。記憶の隅のポートレイト。印象深い表情をしたあの人は著者が勢いよく緻密に描写したニューヨーカーに他ならない。
本の備忘録:バカラ賭博とゴリラ。
本書は四章で構成されていて、いずれの章もそれぞれ異なる人物を主人公とする独白形式で描かれている。ひと…