読んでいくうちに主人公をどんどん嫌いになってしまうけど，その先どうなるのか気になって途中でやめられずに最後まで読んでしまう．英語からの翻訳のせいか意味不明の箇所がいくつかあるのがちょっと残念．

カレワラが好きならおすすめだけどそうじゃないとちょっと後半退屈かも．私はちょっと退屈した．また，フィンランド語の ä と ö が a と o で置き換えられてるのが残念．

フィンランドに興味がなくても語学好きなら楽しめる．特に勉強に挫折しそうになったときこの本を読むと元気が出る．

これといった盛り上がりはないけど最後まで飽きることのない話の展開が魅力．アメリカ人作者のフィンランド評（愚痴？）があちこちにちりばめられているのが笑える．