怪しい来客簿
怪しい来客の簿とは限らない。来客簿も怪しい。
一本外れた道を歩き続けた色さん(と呼びたくなる)が出会ってきた人々と亡霊の姿を語る本です。 い…
本が好き! 3級
書評数:14 件
得票数:105 票
乱読です。そこそこのミーハーです。
昔は重くない本はつまらないと思ってたけど
年取って気楽に読める本の素晴らしさを知りました。
本のことを楽しげに語る人のんを読むとなぐさめられます。
怪しい来客の簿とは限らない。来客簿も怪しい。
一本外れた道を歩き続けた色さん(と呼びたくなる)が出会ってきた人々と亡霊の姿を語る本です。 い…
ばばばばあちゃん思いつきでよもぎ団子を作る話。制作手順が載っております。 作りました。
いい母コンプレックスがあります。とらわれてると考えますがいい具合に処理できない。 ばばばばあちゃん…
谷崎=フェミニスト=女性崇拝者=かくもおんなをえぐる
有名な佐藤春夫への妻譲渡事件を下敷きに書いているとされる作品です。 「近代人」としての自我を強…
現実をより「現実らしいもの」たらしめるのも文学の力の一つですね。 地方のアンタッチャブルであるはずの部分を含めた「現実」を余すところなくみせる。 でもオビの煽りと方向が オビの責任、オビには責任がある
地方の閉塞感を群像劇の形でつきつける。地方をしる人間には重苦しくリアリティを伴って読ませる。 …
ボルネオの娼婦であった女性のライフヒストリー。また研究者として生きようとする一人の女の業の深さ。 おそらく学術書として志されたであろう本書はあまりに抒情的で一般にノンフィクションに区分される。
ザ、痛々しいラヴのアンソロジー。かつて大好きだった本が、そうではなくなっていたことへの驚きについて。
痛々しい恋愛が綴られる短編集。であるが、男への思慕、と見えひたすら自己を憐憫し陶酔する語り。とてもス…
それが私にも確かにあったことのように思えるのはなぜか
海の裏の女子高。大人びた同級生へのあこがれ、こい、他の友達への嫉妬。男は他者であり、私達の世界。『B…
模試の最中に出会い、ぶふっとなるのをこらえ、堪えきれんとぐねぐねしつつ解いた。
帰宅後すぐ図書館で借りて読みました。模試中は笑えないシバリでなお面白くなってしまった部分もあったので…
いつのころか、私が女子高校生であったころは、まさに私よ、私がこけにされているのよ、と思いつつ読みました。
芥川賞受賞私小説。底辺にいる自覚、妬み嫉み、プライド、寂しさ。という小説。 FBイイねボタン対応の機嫌いい私語りの散乱、が昨今やし私小説復権はいい。
腐女子の方は必読ではないでしょうか。抒情的で繊細な、BL小説の金字塔です。 あるいは三島のセントセバスチャン写真にうわ、と思った方もぜひ一読。読めば受け入れようかと思えるかも。もしかすると。
仙人の僕僕先生と王弁くんを、めぐる中国ものファンタジー。それはよいとして、先生いいながらよこしまな目でみるというのが、間違いなくいいです。
少女マンガ好きとしては、屈折したキズタカのリスカへの執着心が、抑えて抑えて表現されるのに、うっ!となる。恋物語でも、思ったけど、行間読みたい女子ごごろ、以外と西尾維新揺さぶる。
家族のことに重点を置いたエッセイ集。疲れてる時に読む。いたわりと慈愛が根底にある言葉が並んでいるので、安心する。