女性が部下をもったら読む本




この「女性が部下をもったら読む本」は、たとえ部下がいなくても、いつか部下を持つ「将来のために」ということではなくても、女性であれば読んでいて役立つ、心に残る箇所がいくつもある本でした。 もっと言うと、男性であっても、読んでみても損はない本だと思います。

本が好き! 2級
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この「女性が部下をもったら読む本」は、たとえ部下がいなくても、いつか部下を持つ「将来のために」ということではなくても、女性であれば読んでいて役立つ、心に残る箇所がいくつもある本でした。 もっと言うと、男性であっても、読んでみても損はない本だと思います。





「ハゲタカ」は、そんな風にキャラクター設定も面白いながら、時代背景や経済の描写などがとても詳細なので、普段本を読むのが非常に早い私なでも、読むのにいつもの倍以上時間がかかってしまいました。でも、早く読み進めたいような、読み終わってしまうのが惜しいような、不思議な気持ちで読みました。




紙一杯に描かれたカセットテープの絵、これがなにを描いているのかがわかる、あのシーンを思い浮かべると、またせつない。 これが、帯にあった「泣くとか泣かないとか、そんな程度の心の震えでは収まらない。」という気持ちなのだと思います。




前の章では、別の人の視点から語られていた人が、次の章で自らが語り手となったとたん、前の章で彼(彼女)に抱いていたイメージが大きく覆される・・・というように、すべての章にどんでん返しが仕掛けられているような気分です。



鮮やかなパープルの表紙に、こんな文章がびっしりと羅列された帯をみたら、普通はモテ理論の本だと思うでしょう? いえ、違います。東大卒の哲学者の書いた、哲学の本なのです。




古都鎌倉を舞台にしているせいか、流行りは関係なさそうな絵柄のためか、25年前のマンガといってもそれほど古さは感じません。




私の思う「おもてなし料理」の条件を備えたメニューばかりで、非常に役に立ちそうでうれしいです。



スーパードクターが多い医者ものマンガに比べ、主人公の人間らしさがよかったです。



世の中の大半の人は、この本で事例としてあげられている「保険セールス」をやることもないわけでもないのですが、その辺のフォローもきっちりとされていました。




「『何も覚えておかなくていい』『情報管理に煩わされない』というストレスのない日常生活を送ると、頭=メモリはその能力を最大限に発揮します。」というコンセプトに、感銘を受けました。




日本とアメリカの文化の違いに違和感を覚えつつも、主人公たちの心情描写がリアルだったり切なかったり。



一時期「○○はなぜ×××のか?」式のタイトルのビジネス書が流行りましたが、この本はその仲間ではなく、史上最強なナンセンス小説なのです!!



余白が多く字が少なめ、一つ一つのストーリーが短く、そして問題も答えも携帯メールでやり取りされるので、短い簡潔な文章となっています。 なので、「本を読むのが苦手」という人でも読みやすい本でしょう。




4人男女の12歳〜30歳を描いた青春小説であるだけではなく、虐げられた日本のビールの解放を描いた小説でもあります。



「ハチミツとクロバー」は6〜7割の笑えるところと3〜4割のせつなさでできていたのですが、今度の「3月のライオン」は8割のせつなさと2割の笑いでできています。





もし、高校時代に読んでいたら、思わず農業大学を目指してしまったかもしれません。 4巻くらいから普通の恋愛漫画風になっていましたが、最新6巻ではまた1巻のころの輝きが戻ってきました。



わかりやすく、読みやすく、読み物として楽しい本です。ただ、本気で「就職・転職に役立つ企業ガイド」として使うにはどうでしょうか。




主人公の苦悩がこれでもかというくらい描写されるので、上巻の半ばくらいでもう苦しくなります。「この苦しさから逃れるため途中で読むのを辞める」ではなく、「逃れるためには早く読みきらなくては」という使命感に駆られて読みました。




大人になった今は上手に思い出せない、若き日の苦しさとせつなさを書いた話。




文楽の大夫(文楽の語りをする人)を主人公としたスポ根青春小説。文楽に対する素養など当然さっぱりない私が読んでも、ちゃんと物語世界に引き込まれます。一度くらい文楽見にいってもいいかなと思わされるほどに。