もしも自分が世界に生まれなかったら。そして、その世界と知りたくなかった現実を突きつけられたとしたら。

自分のいない世界に飛ばされた主人公が、 自分のいる世界では存在しない姉と出会い、 さまざまなこと…

数学の苦手な人でも楽しむことができる作品。数学の話が物語にうまく絡み付き日常が面白いものとなっている。ラストも感動するものであり、すごく楽しめる作品だった。

「夏の思い出（前篇）」に出てきたジョジョの擬音で笑ってしまった。まさかこの漫画でお目にかかれるとは思っていなかった。あのノリは好き。

興味を引き付ける設定であり、どの話も飽きさせずに読ませてくれた。タイトルのブレーキなんかも、この作者の作品らしい最悪のシナリオであるところが面白かった。

日本という国に生まれた以上、知らねばならない歴史があると思った。大戦だけでなく、日本の歴史をもっと詳しく勉強させる気持ちにしてくれる本。