82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)
女として、生まれたというだけ。
最後の一文にぞっとした。 女に生まれたというだけで蔑まれ、抑圧され、 遂には壊れてしまった一…
本が好き! 1級
書評数:221 件
得票数:4985 票
■ 登録日 2012/07/26
■2024年 近況■
某サイトで読んだり、備忘録的に記したり、
BLソムリエとしても色々楽しく参加中。
【めも】
2013/4/14 50書評 到達。
2013/11/19 100書評 到達。
2014/10/26 150書評 到達。
2019/1/15 200書評 到達!
女として、生まれたというだけ。
最後の一文にぞっとした。 女に生まれたというだけで蔑まれ、抑圧され、 遂には壊れてしまった一…
「だって、まだ生きてるから。」
大学卒業を迎えた途端、 職なし、家なし、友なしの 人生どん底モードに陥ってしまった龍岡富士。 …
シリーズ創刊。「全員、男。」
本書はあの有名な『竹取物語』と『伊勢物語』、2つの古典のBL訳である。 ※BL=Boysたちの…
生きるための熱の源は、人だ。
故郷を奪われて、生き方を変えられた者たちがいた。 樺太アイヌとして生まれ、ロシアと日本の狭間で翻弄…
自分自身の痛みと向き合わなければ他人の痛みなど理解できるはずない。
痛みは当事者だけが感じることのできる特別な感覚です。 本当の意味で数値化できませんし、全く同じ痛…
ぼやく、ぼやく、ぼやく。
フィールド言語学者のぼやきが止まらない。 それに釣られてこちらの笑いも止まらない。 本書の著…
これはいつの日かやってくるかもしれない音楽をかけた人とAIの闘いの物語だ。
音楽に魅せられた者たちの想いが込められた1冊。 はじまりから終わりまで、ここに綴られていたのは音楽…
忘れられるわけがない。
母が初めて僕の首を絞めたのは僕が小学四年生のときで、夏休みのことだった。 『空と窒息』はそ…
ちゃんと丁寧に生きることって、こんなにすてきなんだよ。
「お前とはもうこれで終わりだよ」 なんて恋人との別れみたいな一言で高校生で母親に捨てられて、 生…
線の世界に呑みこまれて。
読みながらぼたぼたと涙をこぼしていました。 なんでだろう、悲しいのでもなく、嬉し涙でもなく、 青…
いつの日か、私たちは科学に殺されるのかもしれない。
出生前に遺伝子異常がみつかればDNAの修正を行い、住民の正常遺伝子への書き換えは義務化。 容姿はお…
昔ばなしってこんなに物騒でえげつない!!
一寸法師、花咲じいさん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎… 子供の頃におかあさんに読んでもらったあの昔…
平成へのお別れはお済みでしょうか?
平成が終わろうとしている今だからこそ、読みたい。 これは平成の始まった日に生まれ、平成が終わる…
閉塞感と温もりが共存するありふれた日常。
寝付けない夜がある。 そんなとき、外をみると車は走っていないし、歩いている人が誰もいない。 さび…
いろんな「ひと」がいる。
柏木聖輔は17歳で父を事故で亡くし、母は20歳の時に突然死した。 頼れるような身内もおらず、大学は…
二人でひとつ、それは双子にしか許されない双子の特権のようにも思える。
僕たちは双子で、僕たちは不運で、 だけど僕たちは、手強い。 フーガとユーガは双子の兄弟で、漢…
無頼な奴らが腐りきった世の中をひっくり返す!
学生の頃、日本史を専攻していて、さらには室町時代を学んでいた。 だけど、本当は奈良時代か平安時代を専…
わからないのがキモチイイの。
世の中には好きにはなってはいけない人、というのがあるが、 木下古栗は好きになってはいけない小説家だ…
物語も読み手もひっくり返る短編集。
ラストのたった一行で 世界のすべてが覆る! そんな内容紹介の通り、その結末でそれまです…
こんな我が家は帰りたくない。
こ、こっわーーーーっっ!!! なんだこれなんだこれ・・・ ぞぞぞっが止まらない! 度を越えた狂…