インビジブルレイン
ドラマ映画を見ていたせいか、主人公や出会ってしまった相手の心情を、文章の間を補って読んだ気がする。小説だけを読んだなら、二人の心の流れが理解しにくかった。周囲を固める人物描写がもの足りなかった印象。
本が好き! 2級
書評数:46 件
得票数:249 票
本そのもの、が好きです。
読書傾向が偏るので、色々な分野の本と出合いたいです。(偏ってますが・・)
皆さんの書評を読んでいると、読みたくなる本がドンドン増えている最中です。積読でなく、読まねば(笑)
ドラマ映画を見ていたせいか、主人公や出会ってしまった相手の心情を、文章の間を補って読んだ気がする。小説だけを読んだなら、二人の心の流れが理解しにくかった。周囲を固める人物描写がもの足りなかった印象。
生き方と文章が深く関係しているという。著者は癒されたくて書き始めたと。書くことはカタルシスを与えてくれるのか。非の打ちどころのない人生を読んでも面白くない。欠けているものを補う事も文章の為せる業。
「財力や権力、美貌はいずれ消えてしまうものです。唯一、消えることがないのが気品というものです。」
いま、気品主義のススメ。 もっともっと前にこの本と出会っていたらな、と思いました。 それから、若…
上下巻、合わせての感想。子供への虐待、殺人事件。大人になっても癒えない傷を抱えて生きる3人の主人公。それぞれに職業を持ち、今を生きていたのに。何が心の傷を癒せるのか、知りたい。でも、答えはありません。
ルポに近い作品。金閣に放火した林養賢の生い立ち、人間関係、事件前後が緻密に描かれている。しかし真相は闇の中。 柔らかな文章で進むがなぜここに至ったのか。三島由紀夫の「金閣寺」と読み比べると面白い対称に。
「新撰組」に新しい物語。
長い物語を読み続けて、32巻になりました! 女の子が変装して、あの新撰組へ入隊!という仰天な設…
シェイクスピアものを読む手がかりとして、少しでも馴染もうとして手に取った。作品中の「香り」を、原料になるハーブなど身近な植物、ガーデン作りなど英国人の暮らしが当時からあまり変わらない事が興味深い旅。
今を時めく、野村萬斎氏の自伝。
自分をサイボーグと言いながらも、子供の時から叩き込まれた芸事の基礎が、今花開いて。 NHKドラ…
古典を読もう。学生の時は岩波文庫を読んでたのに。生きているうちに読める本は限られている、という言葉を意識するこの頃。『感性とはすなわち論理なのだ。』論理を組み立てるには身の内に言葉を蓄えないとね。
疋田智、片山右京、今中大介、勝間和代、自民党・谷垣禎一衆院議員の各氏による座談会です。 「なぜ、各界のトップランナーは自転車を選ぶのか。」
「自転車は通勤手段か、スポーツか? はたまた・・・・・・」 「デキる人は漕いでいる」 …
ビルボ・バギンズの冒険物語。それは「指輪物語」への序章でもありますが、穏やかな暮らし好きなホビット達と違った果敢な冒険。瀬田貞二氏の訳が子供に語りかけるために作られたお話の雰囲気をそのまま伝えてます。
「八犬伝」との出会いからだいぶ時間が経ちます。また、新しい物語が生まれましたね。
桜庭作品は、初めて読みました。気にはなっていた作家さんでしたが。 今に伝わる著名な伝奇小説を、…
ケルトの地に伝えられている上質のファンタジーで、秋の夜長を浪漫たっぷりに過ごしてはいかがでしょうか。馴染みのある言葉や名前
「待つもんか。死んだ人なんか、待つもんか。」もう逢えないと知らなくて、結婚衣装まで用意していたのに、彼は一言気持ちを伝えてあげていたら。
彼女に遺したのは哀しみだけだった。 でも、彼女は彼の本心を知り、生きていく事を実感して都会に戻…
『どんなに忙しい毎日でも「自分らしい暮らし」は楽しめる。』 全部は、当てはまらないし、自分に合わないヒントもあるけれど、間を置いてパラパラとめくってみると、気になることがあります。
暮らし方を見直して、自分らしい生活をしよう、という本は沢山あります。 そういう本を、手にするのも好…
「夢」を失くした時、失くしそうな時に本棚から手に取っています。少し、励まされます。
「夢」 眠るときに見るものではなく、自分のなりたいもの、やりたいことなどを指す時も「夢」と言い…
開戦が決まると沸き立つ城内。領民のためにと判っていての先の判断を覆したことを喜ぶ命知らず達。のぼう様の魅力が領民を惹きつけ、武者達も奮い立つ様が小気味良い。結果は予想通りでも無残な事にはならず、幸運。
忍城。小さな城と天下を取りつつある秀吉の戦い。読むうちに引き込まれました。わざと戦いを仕掛ける三成と誇りをかけて挑むのぼう達。のぼうと呼ばれる男の魅力は、下巻でどんな展開を見せるのか楽しみです。
「D」の物語は、ほんの少しづつ触れられていく「神祖」の謎が隠れている。今回はDが取った行動が、また謎のひとつに。最後に登場する封印された兵器に驚かされました。やはり「貴族」はこれに弱いのですね。
京都の街の中でまさかこんな事が起こっているとは、と京都ならあり得るかもと思ってしまう。主人公の尊敬する「まさし」など昭和の青春がたっぷり詰まって。もう一度、学生に戻って自分も参加したくなる物語でした。