さよならソルシエ 1
その魔法に、私は恋をする。
絵の前で、泣くのをこらえたことがある。 目に入った時に、「あぁ会えた」と思って、 でき…
本が好き! 2級
書評数:25 件
得票数:364 票
物語が好きです。
ことばで紡がれたものはことにすきです。
その魔法に、私は恋をする。
絵の前で、泣くのをこらえたことがある。 目に入った時に、「あぁ会えた」と思って、 でき…
感じること、共有すること、食うこと。 鮮やかな、生の三原色。
私がこの世で一番好きな場所は図書館だと思う。 どこのでも、どんなのでも、それが図書館であれ…
先生と呼ばれるほどの莫迦じゃなし?
先生、という呼名が苦手だ。 先に生きているから先生。 ご年配の方に呼び止められた日には…
業深く、生きるということ。
欲、かなしみ。あわれみ、罪。愛情、絆。 これらの程度を表す言葉が、深い、(あるいは重い)と…
そういや、あのひともハリネズミ。
久しぶりにタイトルインパクト勝利の本を手にとった。 なかなかに刺激的な邦題、原題はFutur…
あなた自身の井戸から水を汲み、あなた自身の泉から湧く水を飲め。
本を読んでいると、その背景に確かにいる作者さんはどんな人なんだろう、とぼんやり思うことがある。 …
Love the way You Lie ?
ほら。 お布団の上ではしゃがないで、っていつも言ってるでしょう? さぁ、もう寝る時間。…
赦されかたを、思い出せ。
小さい頃、はやく大きくなりたかった。 うまくいかないとき、大人になればこんな非力なあやまちは…
願はくは花の下にて春死なむ
そのきさらぎの望月の頃 -西行法師- この本を初めて読んだのはたしか中学生く…
世界ってどうしてこう綺麗なんだろう
練習、というのは成功を夢見て努力するものだ。 自殺、というのは自分で死を選ぶものだ。 「自殺…
おわりしなの、おほほ。
例えば、の話だ。 たとえば、せすじのばして楽器を弾くように、饒舌な指をもっていたなら。 たとえ…
エスカレートする、えへへ。
あっつあつの、あっまあま。スポコン、ラブコメ、エトセトラ。 ざっくばらんにお話を紹介すると…
うっとりするほど、うふふ。
てのひらに重みを受けるだけで、強くなれる気がする物語がある。 声出さずとも、舌にころがすだけで…
怒り忘れて、いひひ。
今の住まいの決め手は、本屋さんだった。 職場が変わって、仕事での立場も変わる。不安がないと…
あなたに会えて、あはは。
うたたねから覚めて、茫としながらなんとなく幸福だったのは夢で久しぶりにある人を思い出したからかもし…
広大なチェスの宇宙が愛したのは、小さないびつな少年だった。
小川洋子を買って、タクシーに乗った。 運転手は愛想よく、行先に了承しました、と応えてくれる。…
生きもの、を有機物としてかくのがうまい作家さんだな、と思う。
ざわざわとした哀しみだとか、置き所をなくした喪失感だとか、が打ち寄せるときに読みたいなと思い出す本…
このストーリーテラー、恐るべし。
仮に神が世界を作ったとして、その美しさを問いとして現すのも答えとして表すのも人なんだよな、と思う。…
独りの少年の元に愛読書の登場人物があらわれる表題作、タイトルを入れ替えた連作で扱われる生と死と自己と他、喧噪と幻想が脳を攪乱させる「アメリカの七夜」,, 濃厚な読書を愛する方にお勧めの本、あります。
おおむね、私にとって読書というのは登場人物達の世界を訪れて彼らの声を聴くものなのだけれど、なかには…
まだ名がなく、うまれる前の「わたし」が、おかあさんにとってのもうひとりの大切な家族「こうちゃん」、と出会うおはなし。やわらかい文章とあたたかい絵からなる物語。
絵本というぜいたくな物語が好きだ。 言葉と、絵と、ふたつの表現がつくったひとつの世界を訪ねるとき…