ブラウン神父の知恵【新版】 (創元推理文庫)
クラシカルな海外の推理小説に精通している人ほど楽しめる作品かもしれない、スマートなトリックが誠実な形で書かれた推理小説。
クラシカルな海外の推理小説に精通している人ほど楽しめる作品かもしれない、というのが全体を通しての感想…
本が好き! 2級
書評数:17 件
得票数:130 票
ミステリやドキュメンタリ、ノンフィクション、専門書など、
ジャンルレスで気になるものを読んでいます。
クラシカルな海外の推理小説に精通している人ほど楽しめる作品かもしれない、スマートなトリックが誠実な形で書かれた推理小説。
クラシカルな海外の推理小説に精通している人ほど楽しめる作品かもしれない、というのが全体を通しての感想…
「女にしては、美しすぎる」、作中のセリフでもある帯のキャッチコピーが印象的。
このキャッチコピーに内包されるのと同じ意味で”美しい”と形容され話題になった アンドロジニーなモデ…
唯一無二のオリジナル『必勝パターン』を自分で作り上げるための参考書。
タイトルに、『必勝パターン』とある。 少し胡散臭く感じる人もいるかもしれない。ただ、それは誤解かもし…
"上側の世界"と"下側の世界"。寓話とノワール。 この世界で、誰にとっても『不必要なもの』は一体何処にあるというのでしょう。
砂の城の哀れな王に告ぐ。 私の名はガネーシャ。王の側近と騎士達の命を握る者。 要求はひとつ。 …
横溝正史ミステリ大賞受賞作という冠の付いた本作は、玲瓏な静けさに満ちていました。
あたえるじゆうと、あたえないじゆう――、それはわたしがまもる。だから、もらうじゆうと、もらわないじ…
レトロでお洒落な映画のように味のあるミステリ、『Vシリーズ』第一弾。
「理由は必ずある」紅子は頷きながら言った。「ただし、その理由が、言語として他人に伝達可能かどうか、…
スピリチュアルでファンタジックでありながら現実を見せつける。大胆で豪快、ユーモアとシリアスと感動のつまった上・下巻。
『アナン』でも相変わらず、著者のユーモアセンスが爆発していて面白い。 何かに例えるなら、お洒落で小…
『ヒロちゃん、私は王子様を見つけたみたいだよ』―—夏休みのバイト先は都心のビルにあるデンタルクリニック。受け身でおっとりな大学生サキの、夏休み成長(シンデレラ?)物語。
歯医者がトラウマの大学生・サキが夏休みにバイトすることになったのは 奇しくも、洗練されたピカピカの…
谷川俊太郎氏の、若き頃に紡がれた”孤独”の詩たち。
どうにかみんなで 明るい風景の方へ運転したい こんなきれいで楽しい電車を 汚く傷つけ …
王道・無知を知るための旅。『フェンネル大陸 偽王伝』シリーズ第一弾。
ファンタジーにあまり興味のないわたしは、本書の紹介文『王道ファンタジー』に食いつくどころか逆に敬遠し…
かわいらしく、こにくらしく、さりげない。平凡な小市民を目指す高校生・小鳩君と小佐内さんのエキセントリックな日常ミステリを描く、シリーズ第1弾。
目指すのは、清く慎ましい『小市民』の星。 そんな高校生・小鳩君と小佐内さんの前には、頻繁に謎が…
あるひとつのテーマについて、先生と生徒の問答が対話式で書かれた哲学書のような小説。
自分が何のために泣いているのか、わからなかった。これは誰のための、何の涙なんだろう。 「ぼ…
直木賞候補にもなったこの小説。芸術家(銅版画家)でもあった著者ならではの「美」の表現を強く感じる一冊です。
すべては言葉だった。すべてはイメージだった。(P231) 小説の利点と、「盲目のレイア」の…
「ミステリ読むのって、初めて?」——あなたのまわりのちょっとした事件。先生と僕が解決します。 大学生の家庭教師「二葉」と中学生「隼人」、『先生』と『僕』が日常にあふれる謎にせまる、ほのぼのミステリ。
これでもかってくらい素直に ほのぼのすぎる日常ミステリで面白かったです。 ミステリ小説が大好きな…
可愛くて格好良い最強の騎士「サファイア」と、男前で真直ぐな女子高生「マドカ」。これは、大切な人と愛する街を守るため、ふたりが経験した受難と、智慧の戦いと、自己犠牲の物語・・・?
しっかりとしたつかみどころがあるようで、つかめない。 読者のツボを押さえてるようで、さらりとかわさ…
カバー&ブックデザインも文章も、極上の手触り。
森氏がこれまでブログやエッセイ本でたまに垣間見せていた日常や意志、内情を隠した淡々とした言葉たち。 …
「職業はエスパー」というTVのドキュメンタリー番組の素材として選んだ3人の超能力者を軸にして語られる、著者ならではのドキュメンタリー物語。
信じるか、信じないか。 超能力があって、宇宙人がいる、と簡単に信じる人。 目の前でその現象が…