とても読みやすかったです。 子猫の死をきっかけに、失ったなにかを取り戻した主人公。希望がみえる終わり方でよかった。

呑み会帰りに男の人を拾ってしまう・・・しかもけっこういい男。

現実ではそうそうないような出会い方をしたさやかとイツキだけど，２人が過ごす時間は現実離れしすぎてない…

使ってる言葉は結構汚いけど，きれいな言葉で諭されるよりも心に響きます。笑っちゃいけない時に笑ってしまう人は電車内で読まないことをおすすめします（未だにう○ちネタで小学生並に笑える私にはツボでした）。

ずばり恋愛小説！という本ではないので，とても読みやすいお話。謎がお話の中にちりばめられているので，気になってどんどん続きが読みたくなってしまいます。静かな休日の夜に読んでほしい本です。

最後はあっさりしていましたが、その物足りなさが逆によかった気がします。ミムスを分かったような、分からないような、そんな不確かさがミムスを、そしてこの物語をより魅力的にみせている気がします。