幸福な無名時代 (NONFICTION VINTAGE)





激動の1958年ベネズエラでの、若きジャーナリストとしてのガルシア=マルケスのルポルタージュ集。
ルポルタージュというからには事実を記事にするはずなのに、 もはやその枠から到底はみだして「コレ…

本が好き! 1級
書評数:53 件
得票数:466 票
2年ほど別の本サイトに登録していました。お気に入りで読んでいる方の少ない本をコチラに引っ越し中です。
今年念願の『百年の孤独』を読了したのですが、旧版の印象的な表紙の絵の作者がメキシコの美貌画家「レメディオス・バロ」と知りました。また長年挫折本であったトマスピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』が彼女の絵がきっかけで書かれた作品と知り、49の再挑戦を目標に、目下ひとり「レメディオス・バロ」祭り開催しています。





激動の1958年ベネズエラでの、若きジャーナリストとしてのガルシア=マルケスのルポルタージュ集。
ルポルタージュというからには事実を記事にするはずなのに、 もはやその枠から到底はみだして「コレ…




淡々と語られる民話のような語り口が心地良い。
表題作『穴』第150回芥川賞作品。 パート主婦のあさひは、夫の転勤に伴って夫の実家の隣の貸…




ただの断捨離本ではありません!
結婚適齢期を過ぎた独身OL『清算』 連れ合いに先立たれた老人『木魚堂』 家族と離れて暮らす老女『…



面白くない事もないのだけれど・・・。
国民的女優となった主人公ローレルは、臨終近い母親を見舞う為に故郷の農場を訪れます。 両親と多くの姉…

お気を付け下さい!!!2014年2月3日以前に入手したものは、554ページより4ページの落丁ありです。
(@_@;)ビックリです! 図書館から電話で、この本の最後のクライマックス555ページから6ペ…




子供の頃持っていた、ミンクの襟巻を思い出した。 寒い冬の夜にぴったりの幻想的な物語。
何かで心に深い傷を負ってしまい、 ズタズタになった体を引きずるように冬の田舎町の知り合い山荘にたど…





シルビーナ・オカンポを知っていますか?(彼女の『イレーネの自伝』のみのレビュー)
1909年ブエンノスアイレス生まれ。 アルゼンチンの文学界に多大な影響を与えた雑誌「スル」の創刊・…





ブラジル文学はパウロ・コエーリョだけではありません。 こんな楽しい本を読まないなんて!ブラジル文学史上空前のベストセラー。
ブラジルのカカオ農場の地方都市イリェウスの発展と料理女ガブリエラの聖女伝説。 主人公アラブ…




面白かった~。子供の頃に父の本で読んだ阿刀田高の短編をホラーにしたみたいな感じ。これでもかという独特な表現がちょっと気持ち悪いけど癖になる。冷凍庫の肉はどうなったのかしら?これからも新作が楽しみだわ。




タイトルに精霊とあるが、物語の本質はマジックではなくリアリズムだ。
軍事クーデターによって暗殺されたチリ大統領の姪であるイザベル・アジェンテが 経験したことから生まれ…




やっと「競売ナンバー49」を叫べると思ったのにーーー!? 再読必死の迷宮はつづく・・・。
まんまとピアス(ピンチョン)の罠に主人公エディパと共に嵌ったよ。 ちゃんと読んでいるのに、…




ボルヘスを読んだことがある人もそうでない人も、ちょっと読んでみたくなるそんな本です。
ボルヘスの砂の本を読んだ時、子供の頃遊んだ母の三面鏡で作る無限の世界を見ているような感じがした。 …




くせになる。。。結構好きな作家かも。『パトロネ』は後半の展開がちょっと唐突な気もするけど。『いけにえ』の方が面白かった。コルタサル先生が存命だったら、読んで感想を聞いてみたい。



レメディオス繋がりでコルタサル初読み。思ったよりもずっと現代的で、登場人物の名前が違えばラテンアメリカを意識しないほど。マジックリアリズムというよりミステリ―っぽい。『猫の視線』が幻想的で一番好み。





いきなりこの本を読んではいけません。
一編の小説を読むような不思議な世界観の「レメディオス・バロ」の作品はどうやって生まれるのか。 …





スペイン生まれ、メキシコで活躍したシュールレアリストの画家「レメディオス・バロ」とは。
シュールレアリストの画家「レメディオス・バロ」の絵には不思議がいっぱいだ。 車輪が多用された乗…



献本で頂いたのですが、ちょっと辛口で申し訳ありません。「裁判官」☆☆☆ 「被害者」☆☆ 「殺人犯」☆
3篇からなる短編集。 帯より 裁判官:法の力と正義を固く信じていきてきた独身の男性裁判官。 …





芥川賞受賞後、第一作目とのことですが、のびのびとはじけて藤野節炸裂!という感じです(笑)
芥川賞作品『爪と目』でどうだろう?と思っていましたが、この作品で確信しました。 間違いなく買いです…




『真夏の夜の夢』『ニーベルンゲンの歌』『魔笛』みたいにバレエかオペラで観たい!!そんな幻想的恋愛譚。 装画は、追っかけ中のレメディオス・バロ「星粥」装丁も美しい。
大学の夏の休暇を利用して、郷里の田舎町の伯父の屋敷に逗留することになった主人公ジョヴァンカルロ。 …



表紙のシュールレアリスムの画家「レメディオス・バロ」目当て。アンソロジー以外では初の西澤作品だがなかなか面白かった。第一回鮎川賞の最終選考作品との事で、まんまと騙されました・・・(^_^;)。