親鸞(しんらん)(上) 【五木寛之ノベリスク】
「親鸞(上)(下)」と「親鸞 激動篇 (上)(下)」の4冊をまとめて Review (Review というよりは身の上話程度のことしか書いていないけど ^^;)しています。
KiKi は宗教に関しては実に平均的な日本人の1人です。 つまり、これといって帰依する宗教もなく、…
本が好き! 1級
書評数:581 件
得票数:1314 票
岩波少年文庫を中心に児童書を収集、読み進めています。 いずれは児童書中心のブックカフェを開きたいなぁ、な~んていうことを夢見ています。 宝くじが当たらない限り夢のまま終わってしまいそうだけど・・・・ ^^;
尚、ここに紹介させていただいている書評は私のブログ「Lothlórien」からの転載です。
「親鸞(上)(下)」と「親鸞 激動篇 (上)(下)」の4冊をまとめて Review (Review というよりは身の上話程度のことしか書いていないけど ^^;)しています。
KiKi は宗教に関しては実に平均的な日本人の1人です。 つまり、これといって帰依する宗教もなく、…
このエッセイ集の中でもっとも興味深く読むことができたのは、石井さんがアメリカの図書館を見て歩かれた留学体験記の部分でした。 アメリカの図書館司書たちの活動ぶりは現代の日本でも見習うべきところが多いなと。
石井桃子さんと言えば児童文学の世界で知らない人はいないと言っても決して過言ではない存在です。 そし…
子供にとって常に親が味方でいてくれて自分の身を案じてくれていると信じられる安心感に勝るものはないのだと思わずにはいられません。
子供時代にこの本と「はるかな国の兄弟」を読んだ順番は、今回とは逆でこちらの作品が先で「はるかな国~」…
今回改めてこの作品を読んでみてリンドグレーンが子供向けのお話だからと言って敢えて「死」をぼやかしたり、隠したり、否定したりはしていないところにある種の潔さを感じました。
子供時代にもかなり印象的だったにも関わらず、それでもやっぱり「ラスムス」の方により親近感を抱くことが…
私たち現代人が忘れてしまった純な心、本当の意味での暖かい眼差し。 そんなものを思い出させてくれる作品だと思います。
KiKi の子供時代、いわゆる「孤児」の物語はそれこそ掃いて捨てるほどありました。 そんな中には最…
「カッレくんの冒険」と「名探偵カッレとスパイ団」の2冊をまとめて Review しています。
このシリーズ、カッレ君が活躍する事件の方はどんどんエスカレートしていくんですよね~。 もちろん犯罪…
あまりにも突拍子もない女の子だったピッピ以上にある時期の KiKi にとってエヴァー・ロッダは近しい存在でした。 そして物語と同化して遊ぶことができた数少ない物語がこの「名探偵カッレくん」でした。
子供時代の KiKi がこの本を手に取ったきっかけは「シャーロック・ホームズ」でした。 「ホームズ…
病に罹る者と罹らない者、しかとは目に見えない生命体について、そして生態系について・・・・。 さらにはそこに征服民と被征服民という人間社会ならではの力学を絡めるあたり、実に深くて練り上げられた物語世界です
久々の上橋ワールドは期待に違わず今作でも、奴隷の話あり、植民地支配がもたらすあれこれの問題あり、人種…
親との葛藤、反抗、そして自立の試み。 恋と呼ぶにはあまりにも可愛らしいお互いの存在への信頼感と物語に含まれる要素は実に盛りだくさんで、なかなかに楽しい物語でした。
落雷でまっぷたつになった古城に、2組の山賊が住んでいました。 片方の首領にはひとり娘のローニャが…
(上)(下)2巻をまとめて Review しています。
極東国際軍事裁判、いわゆる「東京裁判」に関しては KiKi 自身若い頃から「あの裁判は何だったのか?…
表紙にある「映画の背景となった戦いを厳選」という文言を見て薄々感じていた推察を裏切らない(?)本でした。
KiKi はこのての本をこれまで読んだことがありません。 文学などで「鶴翼の陣」とか「魚鱗の陣」な…
憲法改正とか国防に関しては、現段階の KiKi は自分の意見を述べられるほどには現状を理解していないし、多面的に物事を考える素地さえできていないことを、この本を読んで改めて再認識しました。
KiKi には自分が平和教育の申し子的な人間であるという自覚があります。 憲法第9条は守らなければ…
素材そのものに対する興味から読んでみました。 できればもっと「素の素材」を他人のバイアスなしで読みたかった。 でも、PHPから出ている本は高い。 歴史を知るってホント、難しいなぁとつくづく感じた読書でした。
編者名でもわかるとおり、こちらの本は「NHK スペシャル」で放映された番組のいわば編集後記のような本…
クワンの右腕ともいうべきセオとの出会い、そして彼がクワンに献身的に仕えるに至るまでのお話はなかなかに読ませるものがあったと思います。
本編でも一種独特の魅力を放っていた隣国江南の第二王子クワン。 「第二王子」というポジションの割には…
私たち日本人にとって、地勢学的にも文化的にも一番遠い存在に感じられる中東の人々を主人公にした物語は、独特のロマンを感じさせ、わくわくさせてくれることを再認識した読書だったと思います。
もう読了してから1週間以上過ぎちゃったので、正直なところ物語の細かい部分まではその時の感想を含めてよ…
これまで梨木作品はその大半を読んできたけれど、この作品はこれまでの作品とはどこか一線を画している印象です。 本全体から梨木さんの焦りのようなものが発散されているようで、どこか「らしくない」・・・・。
これまで梨木作品はその大半を読んできたけれど、この作品はこれまでの作品とはどこか一線を画している印象…
本編でも強烈な個性を放っていた巨山国の王女イェラ。 そんな彼女がいかにしてあの彼女になっていったかを語るサイドストーリーです。 いやはや、想像を超える壮絶な生い立ちに絶句です。
本編でも一種独特の魅力を放っていた巨山国の王女イェラ。 その強烈な個性から恐らくは多くの読者の心を…
物語全体に流れる穏やかな時間とどこか鄙びた風景、そして登場する人たちのちょっと切ない人生にホロリとさせられる作品だったと思います。
「ルリユール」という言葉を KiKi が初めて知ったのは、いせひでこさんの「ルリユールおじさん」とい…
この最終巻でもなかなかに深い「人間観察」の言葉が出てきたと思います。 その最たるものが義兄のイルギが語る「7割の法則」です。 これは「人間のうち7割は、まわりの動きや噂、自分の欲に流されやすい」というもの
ここに至るまで KiKi のこのシリーズへの評価はかなり高かったんだけど、残念ながら最終巻は若干「肩…
第一巻の「黄金の燕」はいかにもファンタジーというスタートの物語群だったけど、途中からこの物語はいわば普遍的に人間社会に発生し続けている多くの社会問題を扱う物語に変貌しているように感じます。
三国の次代を担う(だろう)為政者が顔を揃えたことにより、政治的駆け引きの話が物語の中心にどっかと腰を…