チグリスとユーフラテス
コールドスリープものの「チグリスとユーフラテス」
惑星ナインの最後の子供がコールド・スリープで眠りについている人たちを起こしていく……。最近SFにハマ…
本が好き! 3級
書評数:18 件
得票数:42 票
最近SFに嵌ってます
コールドスリープものの「チグリスとユーフラテス」
惑星ナインの最後の子供がコールド・スリープで眠りについている人たちを起こしていく……。最近SFにハマ…
女学校言葉というのかなあ、出てくる女の子たちの言葉遣いがお上品なところが好き。でも展開は「こんなにうまくいかないでしょう……」と言いたくなるような感じ。一度読めばそれで十分かな。
不気味で妖しくてグロテスクで悪趣味で、それでも読みたくなっちゃうから人間って不思議。怖いもの見たさなんだろうな、たぶん。「人間椅子」と「鏡地獄」が特に好き。鏡ってこわいよね!
ヘッセが自分をハンスとハイルナーに当てはめて書いたのだとか。さすが詩人だというだけあって情景描写が繊細。一つ一つの言葉をかみしめながら読んでいくと、ドイツの美しい風景が目の前に浮かんでくる気がする。
あんまりおもしろくなかった。児童書だから仕方ないけど言葉遣いが稚拙。主人公の「~っス」口調が不愉快。
感動!「娘に会うまでは死ねない」と言っていた宮部が死んでいったときの気持ちを思うと切なくて切なくて……。特攻を「志願しない」という選択肢が彼らに無かったというのは、ひどい話だ。
もしかしたら、自分が、自分の存在する世界が、その歴史が、何か大いなる存在から操られて今に至っているのかもしれない。そんな可能性について一度でも想像したことのある人なら、きっとこの本を気にいると思う。
ほんとにやな感じの話。読んだら精神的に打ちのめされてしまって数日引きずってしまうような。どこの家庭にもこれほどではなくともこういう暗さってある。こんなねじくれた家庭で育ったら心が壊れてしまうだろう。
自分以外の人間がロボットに見えちゃうという突拍子もない設定なのに、物語はきれいにまとまってます。量子論やら修レディンガーの猫やらのうんちくも楽しかったし。
この本、おすすめです。アンソロジーって嫌いな作品が必ず何個か入ってたりするのであまり好きじゃないんですが、この本に収録されていた作品は好みのものが多かったです。
これは「フィクション」だけれど、遊園地の裏方って実際こんな感じだろうなあ。主人公の後藤君の空気の読めなさには辟易したけれど、読後感は結構いいです。
「高級住宅地で32人の大人が殺され13人の子供が誘拐された」というあらすじ的にSFというよりミステリーだろ……と思って手に取ったらやっぱりミステリー寄りでした。理解はできるが共感できない本。
和製スタンド・バイ・ミーって感じかな?と思った。男の子4人、それぞれ複雑な事情を抱えているのに暗くならず、とてもさわやか。
一人の人に抱く印象が、人によって全然違うってよくある。まともな人が一人も出てこないじゃないか!と思ったがたしかにこんな人たちいるよね。登場人物みんな好きになれなかったが、ストーリーはかなり好み。
自分の代わりに他の誰かがいる世界が、自分がいる世界よりもよかったとしたら?そんなお話。イチョウの木や皿など、小道具の使い方が効果的。
ラストの一行にゾクッとさせられるフィニッシング・ストロークの短編集。こういうの探してたんだ!またいつか再読したい。
やるせなくなる物語だった。読みやすくテンポもいいが、ストーリーは重い。レニーが知的障害者で、悪意がないだけにやりきれない。
最初はややこしく、ページがちっとも進みませんでしたが、途中からのめりこんでゆきました。毎回章がスゴイ気になるところで終わるんです!そのせいで朝方の4時まで読み耽ってしまいました。