シャボン玉ピストル大騒動 (創元推理文庫)
ほろ苦いラストが印象的な、青春ロードノベル。
しょっぱなから余談ですが、献本リストの中で表紙を見たとき、ついに米澤穂信が「冬季限定…」を出したか?…
本が好き! 2級
書評数:21 件
得票数:159 票
元図書館司書。
なんでも食べて、なんでも読みます。
ほろ苦いラストが印象的な、青春ロードノベル。
しょっぱなから余談ですが、献本リストの中で表紙を見たとき、ついに米澤穂信が「冬季限定…」を出したか?…
「将来有望な新人作家の登場」と、この際言い切ってしまいます。
ジャニーズ事務所所属の現役アイドルという、芸能界の光と影を肌で感じた経験のある(というか現在進行形の…
良質な警察小説であると同時に、女性と仕事についても考えさせられる一冊。
今回初めて読んだ北欧ミステリの舞台は、フィンランド。 フィンランドといえばマリメッコとムーミンとサン…
自転車から新交通システムまで語りつくした、かなり硬派なモビリティ論。
ここ数年のブームに加え、東日本大震災の影響もあり、自転車というツールは現在かなり注目されている乗り物…
美女はすべからく「妖」しくあるべし。
とうとう百年文庫デビューしました。 漢字一文字のタイトルにちなんだ短篇3作品が収められた本が、10…
本当に70年以上前の作品? 容疑者が二転三転し、ページをめくる手が止まりません。
何もかもが異常すぎるか、恐ろしいほど正常すぎる。 本書からの引用ですが、読んでいる最中の私の心境…
図鑑としてもわかりやすく、読み物としてもおもしろい。
子どもの頃に買ってもらった図鑑セットの中の「植物」は、学校で理科の宿題が出たときくらいしか開かず、埃…
怒りや哀しみを「諦めること」で昇華する、独特な雰囲気の短編集。
「作者がレイモンド・カーヴァーの奥さん」という予備知識しかない状態で読み始めましたが、それほど読み口…
トイレットペーパーをデザインし直したら、とってもお洒落で機能的になりました。
日常生活の中で使っているもののデザインについて、意識したことはありますか? ゴキブリホイホイや原稿…
OL必読! 女性の知りたいことがコンパクトにまとまった本です。
結婚、出産、育児、介護、退職…。 女性が会社員として働いていく上で、ターニングポイントはさまざまな…
古き良き探偵小説。あまりにも秀逸なラスト。
恥ずかしながら、初カーでした。 有名すぎて今更なかなか手を出しづらい分野ではあったのですが、今回あり…
「ヘレニズム」から「バウハウス」、「カワイイ」まで、ぼんやりしたイメージをビジュアルと文章で具現化してくれている本。
「アール・ヌーヴォーとアール・デコってどう違うの?」とか「で、結局印象派ってなに?」とか感じている私…
今時珍しい活版印刷で作られた、触って楽しい、眺めて楽しい、読んで楽しい本。
牛若丸出版の本が大好きなのですが、一般の書店ではまずお目にかかれないのが悲しいところです。 新刊も…
喜び、哀しみ、尊敬、嫉妬、友情、劣等感… 青春の全て(恋愛除く)が詰まったギムナジウム文学。
仕事に疲れて心がささくれ、「子どもの頃に戻りたいなあ、あの頃は楽しかったのになあ」と思ってしまうたび…
少女らしく繊細な、しかし少しだけ不穏な印象のイラストが、内容によく合っています。
本作は小川未明の代表作の一つであり、美しいけれど残酷で切ないストーリーは現代においても充分読者を惹き…
タイトルに偽りなし。素敵な図鑑であり、写真集です。
元素記号といえば苦しんで覚えるもの、という印象だった100%文系の私でも、すらすらと楽しく読めた本で…
賢いのび太くんと映画版のジャイアンとおてんばなしずかちゃんが出てくるジュブナイル(大体あってるはず)。
「小学生男子にすすめる本は?」と聞かれたら、迷わずこれを挙げよう、と決めている本です。 とにか…
地球温暖化に対して、スマートに立ち向かう方法。
温暖化による海面上昇の危険性は今や子どもでも知っていることであり、対策に関しても人の数だけ意見があり…
発売当時現役の図書館司書だったので、わくわくしながら読みました。感想は…YAだな。
職業柄、若手の同僚は大体みんな読んでいましたが、割と評価は高かったです。 取材も深くまでされている…
図書館司書が「596(料理)」に分類するか「914(エッセイ)」に分類するか悩む本。
個人的に、2010年で一番ショックだったニュースは石井好子さんのご逝去でした。 その前年、当時の勤…