うさぎのくれたバレエシューズ (よみきかせ大型絵本)
一番好きな絵本。銅版画で描かれた浮遊感のある素敵な絵、そして女の子とうさぎのバレリーナとのファンタジックなお話。いつ読んでも、うっとりとしてしまうような世界観に溢れている一冊。
投票(0)コメント(0)2012-02-12
一番好きな絵本。銅版画で描かれた浮遊感のある素敵な絵、そして女の子とうさぎのバレリーナとのファンタジックなお話。いつ読んでも、うっとりとしてしまうような世界観に溢れている一冊。
自分の作ったワンピースが、行く先々で色んな模様になっていく…。自分の洋服は、自分の気分を映すもの。だから、お花畑模様にも、星空模様にだってなってしまう。いつか自分に女の子が生まれたら、読んであげたい。
幼稚園の頃に読んで、大好きになった絵本の中のひとつ。この絵本を読んでから、「自分の見ていないところでコップや帽子が、小さい動物のお気に入りになっていたら面白いなあ」と思うようになりました。
冒頭からどんどん引き込まれていった。個人が群集になった時、想像も付かない事が起こるというのは実際にもある話で興味深い。ラストが唐突だった気もしたが、ユニークな作風で面白いとは思った。
切なくて、思春期の頃を思い出させてくれる読後感。学校がひとつの「世界」であった頃の、不思議な出来事が恩田陸テイストで描かれている。加えて10代の少女の潔癖感や凛々しさが表現されているのは素晴らしい。