悪魔的な神
聖書に挫折した人にオススメのザワザワしちゃう旧約聖書。 悪魔的…というより、ただのおっさんのような神様の姿が描かれています。
日本人が思うキリスト教の神のイメージをザワザワさせる旧約聖書の要約だ。 と言っても、新しい見方とか、…
本が好き! 3級
書評数:12 件
得票数:68 票
本が好き!です。
触るのも置いとくのも眺めるのも好き。しかも時々読んだりします。
同じ本を思い出したようにしつこく何度も読むのはケチだから?
聖書に挫折した人にオススメのザワザワしちゃう旧約聖書。 悪魔的…というより、ただのおっさんのような神様の姿が描かれています。
日本人が思うキリスト教の神のイメージをザワザワさせる旧約聖書の要約だ。 と言っても、新しい見方とか、…
とてもかわいらしい物語。でも油断大敵…なんだと思うなあ…。 江國香織という人は結構恐ろしい人だとぼくは思います。
タイトルを見て、どうして「ぼく"と"小鳥ちゃん」じゃないのかな、と思った。 児童文学の「エルマーと…
殺人事件の、被害者・加害者それぞれの周辺家族の心理的変遷を丁寧に描いている。 よくも悪くも、まるでドキュメンタリーを読んでいるような雰囲気。 この作品は下巻後半になって急に雰囲気が変わる。
殺人事件の、被害者・加害者それぞれの周辺家族の心理的変遷を丁寧に描いている。 よくも悪くも、まるで…
子供が読める装丁になっているから、小さい頃に読んだ人も多いと思う。愛や友情や人間の信頼について書いてあるから、青年期に読み直した人も多いだろう。けれどもこの本の本当の姿は大人になってから初めてわかる。
ひどく哀しい目をした人に会った。 真っ直ぐに自分に向けられたその人の視線にいたたまれずに、その人を…
リストラ、不倫、引きこもり、DV。自立不全と共依存と、そして個人個人の孤独とに染まり切った家族。 その家族が自分達の問題を克服していく…という物語のはずなのだが、その語り口は妙に覚めている。
とても面白かった。 この小説は一度ドラマ化されているかと思う。ドラマでは違和感であった妙に覚…
お肉の量り売りがどうのこうのという有名な戯曲。 悪漢シャイロックはユダヤ人だ。それがヨーロッパ社会の中でどういう意味を持つのか。 高い問題意識を持った訳がシェイクスピアとその時代をあぶり出す。名訳。
お肉の量り売りがどうのこうのという有名な戯曲。 古典新訳シリーズ。 帯にもあったけれども…
恋愛オムニバス小説。 男は全部同じヤツ。ニシノユキヒコ。 こいつはおそらく多くの人にシンクロする。 たくさんの恋愛をしてきて、それでもまだ人生が残っている、そういう人に特にお勧め。 なんか…ほっとするよ。
恋愛オムニバス小説。 登場人物の男は全部同じヤツ。ニシノユキヒコ。 恋愛小説には作家の人…
好きですね。この本。 ある主婦の、普通の人だったら夢かなって思うようなへんてこな体験の日記。 …うーん、こう説明してみるともう全然違うなあ。いや、合ってはいるんだけど。
好きですね。この本。 ある主婦の、普通の人だったら夢かなって思うようなへんてこな体験の日記。 …
物語の主人公は売れない短篇小説家。一緒にキエフのアパートの一室に住んでいるのは、なんと南極大陸から来た皇帝ペンギンのミーシャ。しかも彼はペンギンの分際で憂鬱症なのだ。奇妙な読後感のある一冊。
ソ連崩壊後のキエフを舞台にした新ロシア文学。不思議な物語である。 キエフは、チェルノブイリ原発…
著者独特のバイアスのかかった民主主義批判は、特定の歴史的事件の露悪的な強調、ヒステリックなレッテル貼り、と、まるまる飲み込むにはためらわれる部分が多いが、その本質に立ち戻って考える姿勢は大変貴重である
民主主義で何故みんなが幸せにならないのか、という事に疑問を持った時に、考えるよい材料となる本であると…
ロシアの厳しい大地に生きてきたロシア人の、人生に対する前向きな姿勢と知恵とが何よりも力強い。働き、食べ、生きる。人生が人間に与えてくれている様々な恵みというものの厳しさと美しさを改めて感じさせられる。
旧ソ連の作家、ソルジェニーツィンの短編。 ラーゲリ(強制収容所)での囚人の一日を、真摯な文体で淡々…
前半、巷の若者論への反論は痛快。「相対的剥奪」概念をベースに一気に現代日本社会の構造を描き出す最終章は圧巻。 一方で、日本社会が社会学で扱える何らかの実態を喪失しつつある現状も透けて見えてくる。
話題の本。 前半、「若者とは何か」という定義の問題に始まって、巷の「今の若者は不幸だ」という風…