図書室の海
恩田作品をある程度読んでいないと、途中で投げ出したくなるかもしれません。他の作品とリンクしているものに関しては特に「?」となることもあるでしょう。初めて読む恩田陸としては向かないと思います。
本が好き! 4級
書評数:10 件
得票数:3 票
気に入った本を繰り返し読むタイプ。タイトルが素敵な本をチェックせずにはいられない質。男性作家と恋愛小説・SF小説に弱いです…
恩田作品をある程度読んでいないと、途中で投げ出したくなるかもしれません。他の作品とリンクしているものに関しては特に「?」となることもあるでしょう。初めて読む恩田陸としては向かないと思います。
ちょっと切ないお話が詰まった短編集。弱った時に読めば落ち着ける作品だと思います。本は現状を変えてはくれませんが、精神を持ち直すのに力を貸してくれる。手元に置いておいて損はない本です。
駒子シリーズ第二弾。今出ているシリーズ三作品の中では一番クライマックスがちゃんとある作品かもしれません。駒子と瀬尾さんのコンビが今回もまた良い感じです。内容もあいまって冬に読みたくなりますね。
大好きな駒子シリーズの一作目。全体にとても和やかで愛らしいお話。人には言わない気持ちや、些細な気遣いを感じることができて、読んでいてほっとする作品です。
駒子シリーズ第三弾。後半では謎はさておき、双子の方はとても頷ける話なのではないでしょうか。こういう他の人が描かないような心に目を露わにするあたり、加納さんだなぁと安心します。
異色な作品というコメントをちょくちょく見ますが、「ああ加納さんだな」とちゃんと実感できます。この作品はいつもより人の悪意がオープンに描かれているのだと思います。女性にはよくわかるお話が多いかと。
麻子に共感しすぎて読むのが辛かった…。姉妹、家族、恋、結婚。いつになっても切れない事柄。自分にできることなんて本当にあるだろうか?と改めて自分に問いたくなる作品。誰にとってもそう遠くない日の出来事。
ヨハンの話が読みたくて読んだ1冊。笑こわい話、切ない話、ニヤリとする話うーんと唸る、一筋縄ではいかない短編集。「冷凍みかん」の発想はすごい。
心理描写が秀逸。全員が暗さを見せる、がしかし表面上は何ともないふり。個々をよく描いてます。ところどころ現実離れした感じがするけど、ラストで吹っ切れる感じ。
悲しいやるせない人ばかりの物語。 美しい、雰囲気がいい、だけじゃない作品。 単なるファンタジーではないし大人が読んだ方が良さそう、いろいろと。 子どもでも少しは「なんか良い」と思ってくれるだろうか。