軍艦武藏〈下〉
船は沈みます。しかし筆者は兵士達のその後を追い続けます。 兵士達は南方に取り残され、地上戦、飢餓、病気との戦いが続きます。 生存者は筆者に「運」を語ります。 説明のつかない何らかの作為の存在を感じた、と。
投票(0)コメント(0)2011-09-01
本が好き! 4級
書評数:2 件
得票数:1 票
国内ノンフィクション・時代小説中心に読んでます。
最近ガツンと来た本。吉川英治『宮本武蔵』、手塚正己『軍艦武藏』、森下典子『デジデリオ』。
自分で言うのはナンですけどわりと硬派な本に手を伸ばします。
実用書も読みますが文学を語る方が好き。
船は沈みます。しかし筆者は兵士達のその後を追い続けます。 兵士達は南方に取り残され、地上戦、飢餓、病気との戦いが続きます。 生存者は筆者に「運」を語ります。 説明のつかない何らかの作為の存在を感じた、と。
無数のインタビューを元に、一隻の軍艦の中で起きたドラマを紡ぎ合わせた力作。 当事者でしか知りえない迫力ある事実が淡々と散りばめられ、ノンフィクションの醍醐味を味わせてくれます。