過ぎ去りし王国の城
絵の中に閉じ込められているのは妄想世界か現実か!?ここで誰かを救うことなんてできるのか!?#カドブン
1983年、わたしが小学生の時だ。 ファミリーコンピューター(通称・ファミコン)が世間に登場し、わ…
本が好き! 1級
書評数:152 件
得票数:1638 票
ブログで10代におすすめの本を紹介しながら、こちらにマイペースにレビューを投稿させていただいています。
児童書やYA文学が多めです。
絵の中に閉じ込められているのは妄想世界か現実か!?ここで誰かを救うことなんてできるのか!?#カドブン
1983年、わたしが小学生の時だ。 ファミリーコンピューター(通称・ファミコン)が世間に登場し、わ…
「いちばん大切なことは、目に映らない」だから私たちには見えないものを見ようとする心が必要だ。
オーガストは10歳の男の子。もしも魔法のランプがひとつだけ願いを叶えてくれるとしたら、彼の願いは「目…
彼らに必要だったのは「ひとりじゃない」勇気。その勇気が彼らに新しい未来をつなぐと信じて。
みんながふつうにできていることができない自分は、どこかおかしいのだろうか。学校に行かなくてはいけない…
私たちに何ができるのだろうと迷い、無力感に苛まれ、当事者ではないあなたたちにその痛みはわからないと一蹴されても、誰かに添いたいという思いは間違っちゃいない。そんな思いを描いた短編集。
2011年3月11日、これまでに経験したことのない大きな地震が日本を襲った。たくさんの人がつらい思い…
これがただのエンターテイメント小説だったらと、何度も願った。
夢とも、現実ともつかない。 もうすべて投げ出して、ただ力なく笑うしかない。地に足が付いていないふわ…
彼女を死に追いやったものはなにか?「あなたはその理由のひとつです」自殺した少女・ハンナから届いた小包。7本のカセットテープの中に閉じ込められていたのは、彼女の真実の声だった。
クレイ宛てに届いた小包の中に入っていたのは、7本のカセットテープ。 それは、二週間前に自殺したクラ…
雪に閉ざされた校舎の中で、向き合わざるを得ないのは、逃げ場のない「じぶん」だった。 (上下巻まとめて)
12月のある大雪の朝。 大学受験を控えた8人の生徒が、いつも通りに学校へ登校した。 しかし、…
女のサンタクロースなんて前代未聞!?男だらけのサンタ会議は大混乱。なぜ彼らは女性の社会進出を拒むのか。
ここはフィンランドのある小さな村。ひとりの太った男が汗だくで走る。実はこのおじさんはサンタクロース。…
人は感情を持つから人でいられる。それを失ってはならない。(本文より)
四国には弘法大師ゆかりの八十八か所の札所があり、そこを順番に回ることを「四国遍路」という。白装束に杖…
「おとなには、優しいおとな、優しくないおとな、どっちつかずの3種類がいる。」子どもが生きのびるために必要なのは、大人を見極めるスキルなのか。
近未来の東京。街には路上生活をするホームレスであふれかえっていた。公園村で寝起きし、企業や教会の炊き…
震災後、被災地で聞いた「幽霊譚」ともいえるような不思議なはなし。その先にある亡くなった人たちの何かしらの思いは、託された希望なのかもしれない。
東日本大震災の後、被災地には多くの不思議な話がうまれた。 震災直後、ある地域では津波のあった…
自分が周り人たちのくらしを歪めていることなど知る由もなく、あみ子は純粋に「自分」であり続ける。無垢さゆえ、そのまっすぐさは滑稽で切ない。
目があった瞬間に「読めばいい」と、その生き物は私に言った。 「ほう」と私はつれなく返した。 あの…
ほんわかとしたあひるのイラストと淡いピンクの装丁、物語は穏やかな狂気をはらむ芥川賞候補作。
デビュー作『こちらあみ子』がえらく気に入って、楽しみにしていた今村夏子さんの作品。 淡いピンクの装…
高校1年生夏休み、私は開高健に打ちのめされた。
読書好きを公言し、10代に本をお薦めしまくっている私だが、自分が10代の頃に読書した記憶は数えるほど…
とても乙一的なこの短編集。好きすぎて、文庫本も単行本も買っちゃうくらい( *´艸`)
詩人・長田弘さんは『なつかしい時間』の中で「ことば」についてこう語る。 (ことばは)「ないもの、…
中卒・元ネトゲ廃人が、自分よりもさらにすごい"ネトゲ廃神"を探すノンフィクション
一時、ネトゲ廃人と呼ばれる人たちが注目された。ネトゲ廃人とはインターネットネットのオンラインゲームに…
キラキラネーム・ダイアナの選書センスにDQN!幸田文が好きな女子って貴重でしょ。
大きな目に金髪の髪、純粋な日本人なのに名前は「矢島ダイアナ」。よりにもよって漢字で「大穴」と書く。キ…
1920年代の巴里を舞台に、凛とした日本の母の愛を綴ったノーベル賞候補作。
原爆の投下されたヒロシマの町で、情報を伝え歩く3人の少年口伝隊。戦争の物語が苦手な人にも、短く読める終戦までの物語。
日本人なら当然学ぶべきだと声高に言われても、戦争の本は苦手だという人も少なくないだろう。なにしろ、戦…
小さい子どもを3人抱え過酷な引き揚げの乗り越えた母の、ただ「生きて帰る」という強い思い。
藤原ていさんは、『国家の品格』の藤原正彦氏の母でもある。旦那様は作家の新田次郎さん。知らないなぁ、な…