ノルウェイの森 上下巻セット (講談社文庫)





人の闇が、とても叙情的に描かれ、流れるようなきれいな描写。 登場人物の持っている闇が、雨にぬれた森みたいにしっとりと描かれているように感じた。
このノルウェーの森は僕が、小説というものを読むきっかけとなったものです。 大学生のころ、友人…

本が好き! 4級
書評数:7 件
得票数:7 票
おくれてきた、読書熱。





人の闇が、とても叙情的に描かれ、流れるようなきれいな描写。 登場人物の持っている闇が、雨にぬれた森みたいにしっとりと描かれているように感じた。
このノルウェーの森は僕が、小説というものを読むきっかけとなったものです。 大学生のころ、友人…




すきなひとには、使いみちのある風景。タイトルがとても素敵だと思った。僕たちは、たくさんの風景をもっている。役に立とうがたつまいが。
「使いみちのない風景」 という名前がとてもすてきだと思った。 でも、文中にはこのタイトル…




行き詰まっている人の、もどかしい人生。もし、もう一度やり直すことができたって、同じことを繰り返してしまうかもしれない。パッピーで終われる程人生って甘くないかも。
相変わらず、わかりやすくて、やさしい。 たぶん、この物語を体験していくにあたって、登場人物の…



「善」と「悪」ではなく、正しい「悪」と正しくない「悪」。 こどもにはわからない、おとなだってわからないかもしれない。
僕は、高橋源一郎さんの単行本を初めて読みました。 新潮に掲載された「お伽草紙」を見て興味を持った…





僕、素敵な耳の女性、鼠、羊博士、黒服の秘書、羊男、ジェイ… 。ゆったりとストーリは進んでいく。 「うまくいくといいね」という言葉がなぜかずっと残っています。
僕、素敵な耳の女性、鼠、羊博士、黒服の秘書、羊男、ジェイ… 僕がいままで読んできた村上作品の…





本を読むということの素晴らしさ。とんちんかんな行動をする黒髪の乙女がとてもかわいい。もし、これがある一人のひとを想像してしまったらこんなに、かわいいと思わなかったとおもう。
京都が舞台のファンタジーです。 SFと現実の中間にあるような物語展開。 切れのいい文体で…





素敵な予感がします。様々な人物との出会い。物語のかけら。塀を乗り越えるとそこには道がある。どこにつながっているのかはわからない。
どうしてかはよくわからないけれど、かなり惹き付けられる。 物語なんて、まだ始まってもいないよう…