はてしない物語





読み進めるのがとても怖くなって、でも途中で止めることも出来なかった。小学生の私に金縛りをかけた強烈なファンタジー。読み始めたら最後、終わりまで読むしかないのです。
この本の素敵なところ。 沢山あるけれど、まず第一に、箱から出した時の装丁でしょう。 この本だけは…

本が好き! 2級
書評数:16 件
得票数:108 票
本と、映画と、デザインと。
創作的な物によって生きています。
本は人生を豊かにしてくれる、大切な存在です。





読み進めるのがとても怖くなって、でも途中で止めることも出来なかった。小学生の私に金縛りをかけた強烈なファンタジー。読み始めたら最後、終わりまで読むしかないのです。
この本の素敵なところ。 沢山あるけれど、まず第一に、箱から出した時の装丁でしょう。 この本だけは…





タイトルの「オー!ファーザー」はもしかしたら「オーマイゴッド!」的な意味なのかもしれない。少なくとも、こんな父親『達』がいたら私はことあるごとに叫ぶだろう。「オー!ファーザー」!
発売当初に購入して読んでいたのですが、先日テレビドラマ「リーガル・ハイ」で一妻多夫の家族が登場したの…




「もし自分の中学時代にこんな先生がいたら」。フツーのおじさんで、髪の毛も薄くなってしまっていて、おまけにどもってしまって上手く話せない村内先生だけれど、この本を読んだらきっと、あなたもそう考えるはず。
なんとまぁ、最近涙脆くなったとはいえ、8話中6話で泣いてしまうとは思いませんでした。 「感動で泣く…



「才能を回収するには、たった一度の跳躍で充分だった。」この文章の真意がわかるとき、この物語がただのミステリーではないことがわかります。
「告白」、「贖罪」に次いでこの「少女」を読みました。 どれも一人称の独白のような文章で、どれが誰の…




世界で2番目にさむいところで暮らすノムとカラの日常。知らなかった、気付かなかった、忘れていた何気ない日々の中の宝物を教えてくれる、優しい優しい物語。
数年前にジャケ買いした本。 漫画なのですが、表紙と中身がぴったり合っていて大満足でした。 世…





毎日やることに追われて時間がない?もしかするとそれ、気付かない内に時間泥棒に盗まれているのかも。モモと一緒に奪われた時間を取り戻しに出かけましょう!読み終わる頃にはきっと、大切な何かを取り戻せるはず。
この物語に出会ったのは、小学4年生の時。 もう10年程前になります。 それまで本を読んで…



言葉を理解する猿バースディ。彼の言葉で言うと「涙」は「め みず」。 簡単な言葉にこんなにも重みあるということを、私は初めて知りました。 気持ちを伝えることの難しさや大事さを、バースディは教えてくれます。
猿に言葉を覚えさせる言語習得プロジェクトに日々奮闘している真。 同じプロジェクトチームのメンバーで…




「千と千尋の神隠し」の元になったお話。ですが、全く別の味わい。大人になった今でも、夏になると読み返したくなってしまう、小学生リナの、ふしぎなひと夏の成長物語。
夏休み、小学6年生のリナはお父さんにすすめられて、いつも行くおばあちゃんの家とは違う、お父さんの知り…




こんなにさらっと人が死ぬ小説、他にあるでしょうか。 すかっとした「悪」と、どろっとした「悪」とが新幹線の中でせめぎあう。 勝つのはどっち?
これはやっぱり、出来ればグラスホッパーを読んでから読んだほうが、二倍面白いと思います。冒頭に付いてい…





切ない。最高に切ない。今まで読んだ中で一番切ない小説。ボブ・ディランと広辞苑に思わず特別な感情を抱いてしまいます。
「一緒に本屋を襲わないか?」 引っ越した当日に、椎名は同じアパートの住人、河崎に声をかけられる。 …





青春は眠い講義と、麻雀と、超能力と…!? こんな大学生活、普通じゃない! 現実にいたら絶対友達になろうとは思わないだろうけど、西嶋、かっこいいです。
自分に近い世界のお話はあまり読みたくない。 どうしたって、比べてしまったり、現実が混ざって来たりす…



「涙を流さなくちゃ、始まらないことだってあるんだよ」。 この一節に惹かれて購入。中には様々な恋の出会いと別れが詰まっていました。
初めに、正直に言うと、私は恋愛小説が苦手です。 どうも肌に合わないというか、好きになれないので滅多…




「死ぬ」ってどういうことなんだろう? 疑問に思った12歳の少年たちは、人が死ぬ瞬間を見る為に、近所に住む老人を観察し始めた。 さよならを知った、夏のお話。
すごくすごく、素朴な疑問。永遠の疑問。 「死ぬ」って、どういうこと? これは、そんな素朴な疑…





この狭い世の中で、「人と違う」ということは大きな障害になる。 これはただの「超能力もの」ではありません。心にじわっと染みる、生き方の話。
主人公がある台風の日に知り合った少年は、超能力者だった。 この物語には、2人の超能力を持っ…





「大人がかっこよければ、子どもはぐれねえんだよ。」 世の中の大人はこれを心に刻むべきだと思う。本気で。
物語は独特の雰囲気とペースを持った陣内を取り巻く、数人の人間の視点から描かれた短編集のようなつくりに…





全部がうまく行くとは限らない。でもきっと、人生って捨てたもんじゃない。そんな風に思わせてくれるお話です。
伊坂作品の中で1番お気に入りの本。 人って生きていれば多かれ少なかれ、大なり小なり悩みはあるも…