越境捜査2 挑発
本作が発表されたのが2010年と今から10年前の作品である。 いわゆる「勧善懲悪」ものであり、若干の古臭さは否めないものの、読後はスッキリとしてしまう。やはり日本人なんですかね(笑)。
7年前、川端久敏は電子部品会社のオーナー鹿沼行雄殺人容疑で拘留されていた玉川警察署の屋上から飛び降り…
本が好き! 1級
書評数:312 件
得票数:1534 票
ただの読書好きです
今から読む本と今まで読んできた本の整理を少しづつやっていければ…
本作が発表されたのが2010年と今から10年前の作品である。 いわゆる「勧善懲悪」ものであり、若干の古臭さは否めないものの、読後はスッキリとしてしまう。やはり日本人なんですかね(笑)。
7年前、川端久敏は電子部品会社のオーナー鹿沼行雄殺人容疑で拘留されていた玉川警察署の屋上から飛び降り…
山岳小説として読むもよし、サスペンス小説として読むもよしのおすすめの一冊。
作者の笹本稜平氏は山岳小説の名手として絶大な人気を誇っているが、一方で警察小説の妙手でもある。 ニ…
読み手でお好きにどうぞと投げてよこす作者を卑怯者と呼ばせない語り口はさすがだ。
Side A 過去に私小説をなじられ、トラウマになった女性と偶然彼女の書いた小説を読み虜になった男…
幼少期、子供のころから発達障害として親が認知し、適切な対応を実践していくことの重要さをわかりやすく説いている
発達障害が 一般的に認知されるようになって久しい。 でも本質を理解されているのかどうかは甚だ疑問であ…
誰にでも経験したであろう子ども時代に思いを馳せたい人にはお奨めの一冊です。
プロレスラー「お父さんのバックドロップ」(映画化もされたらしいがみていない) 落語家「お父さんのカ…
面白くなりそうなプロットはいくつもあるのだが、そこから既成事実に対する理由付けや説明がどうも腑に落ちない。
友人だと思っていた者に刺され、意識不明の重傷を負ったフリーライターの桑原銀次郎は、 刺された後に蘇…
1985年8月12日(月)日航123便が国内最大の航空墜落事故を起こしてから32年の歳月が流れた。 随分と昔の話なのだが、今でもあの墜落事故は鮮明に覚えている。
1985年8月12日(月)日航123便が国内最大の航空墜落事故を起こしてから32年の歳月が流れた。 …
本作に描かれているのは、圧倒的な暴力によるマッチョリズムとカタルシスである
棒切れ…… ある時は、人を攻撃する武器となり ある時は、扉を閉ざす鍵ともなり 風雨に曝されても…
浅子の事業活動は無駄だったのだろうか? いやいや、今現在も、その葉脈は生き続けている様子である。
幕末~大正にかけて、炭鉱事業参画、加島銀行・尼崎紡績・大同生命創始者として奔走し、日本女子大の設立に…
現在、この小説の時代とは比べ物にならないほど医療は発展を遂げている。 しかし、その一方で、医師の人としての資質は、医療の発展と共に追従していているのだろうか?
古代エジプト時代から確認され、非常に感染力強い、致死量20-50%と言われていた天然痘(疱瘡)。 …
復讐 そんな簡単な言葉では語り切れないほどの重苦しさと悲しさが交差する。 そんな一冊
アレックスは仕事帰りに拉致監禁された上、拷問器具吊り篭(ジベット)を模倣したであろう檻に戸閉こめられ…
結局人間が一番怖いのかもしれない。
一家殺人事件の裁判で無罪判決を出した元裁判官の一家が、自ら無罪判決を言い渡した男によって理不尽にも一…
最後の最後にびっくりさせられた
東城大学医学部付属病院の本館隣にたたずむ別館。オレンジ新棟2階の小児センターに入院中の佐々木アツシは…
非常に読みやすく、あっという間に読了した。 単純な読後感は「面白い」だ。
主人公の樋口顕は警視庁殺人犯捜査第三係の係長である。 ある日、四谷にある大学正門近くで車の爆発が起こ…
タイトルが「震える牛」と、失礼ながらあまり興味を引くものではなく最初はあまり触手が伸びなかったのだが、読み始めると止まらず一気に読んでしまった。
警視庁捜査一課継続捜査班に席を置く田川信一は、鑑取り捜査という地道な捜査に定評がある刑事であるが、今…
海堂氏は、前作でコンプライアンスを中心とした我が国に対する問題提起を、今作では子どもを持つ側の条件を示唆することで、前作と本作とで1つの物語にしたのではないだろうか?
曾根崎理恵と、理恵の実の母親であり、かつ日本では許されていない代理出産をひかえた山咲みどりの出産の裏…
国内での代理母出産問題と産婦人科医の置かれた立場についての問題提起的な物語。
簡単に言ってしまえば、主人公である曾根崎理恵が、自分の子どもを実の母親に代理出産させるまでの過程を綴…
死を前にして本当に大切なモノが何かに気付いたこと 正直、目新しいとは言えないテーマだからこそ、大人にも感情移入できるような展開がほしかった…。
脳腫瘍を発症し、余命数か月宣告された“ぼく”。 ショックで病院を飛び出し自宅に帰ったぼくを待っ…
作品では裏稼業と表社会に住む人間の住み分けを“ボーダー”として締めくくってはいるが、本当は、違う言葉が入るのかもしれない
ヒートアイランドシリーズの4作目 柿沢、桃井、アキのお馴染みの三人組に「雅」の元サブリーダー渋沢薫…
面白味も感動もないが、読後の荒涼感だけは半端ではない。
ヒートアイランドシリーズの三作目 柿沢、桃井、アキの三人組に柿沢に首にされた元メンバーの関根がコカ…