歩兵型戦闘車両OO(ダブルオー)





ある種リアル、というか生臭いSFロボット物。予算に追われ分割処理するために考えられた合体機構。前例がないから発射に待ったをかけられる必殺武器。首が回らなくなって乗るしかなかったパイロット達。
彼女にフラれた、 上司に叱られた、 信じていた友人に裏切られ、 金もなく、誰からの助けもない…

本が好き! 3級
書評数:23 件
得票数:52 票
情報系の大学院生をやってますが、
SF・コミック・ラノベなどを読みあさる毎日。
座右の銘は人生ノーガード戦法。
読書メーター・ツイッターもやっているので、
そちらもよろしく。





ある種リアル、というか生臭いSFロボット物。予算に追われ分割処理するために考えられた合体機構。前例がないから発射に待ったをかけられる必殺武器。首が回らなくなって乗るしかなかったパイロット達。
彼女にフラれた、 上司に叱られた、 信じていた友人に裏切られ、 金もなく、誰からの助けもない…





今まで読んできた中で、最も私の心に近い主人公だった。
「君を苦しめているものの正体は、『どうでもいい』という気持ちだ--そんな投げやりな気持ちだ。君は周…




文字・言葉・記憶に言及した中編二作。とつとつと語られる現実の中の幻想。
「まるきり何にも拘束されていないのならば、 ものを書くことなどはできないだろうし、そもそも何かを…




シャーロック・ホームズが敬意と興味をいだいた女性、アイリーン・アドラーとは
敬虔さと真面目さだけが取り柄だったがロンドンで職を失い途方にくれていた私--ペネロピー・ハクスリーが…




かなり濃い一冊でした。生きた本を作り出し本当の意味で自分を語り継がせる「光の栞」少女を犯し殺した男を通して見る好きという感情を考察する「allo,toi,toi」など粒揃い。




現在放送中のアニメの原作小説。幻想的で突拍子も無いキャラクターと展開だけど、人の後ろ暗い心をグリグリと掘り下げる筆致は物凄い。
高倉家は双子の兄弟、冠葉と晶馬と病弱な妹、陽毬の三人暮らし。 それなりに幸せな毎日を送る家族だが、…





完結した…!あぁ、面白かった。艦隊戦も人間ドラマも駆け引きも戦略も何もかもクオリティが高かった!続編が待ち遠しい…!!我らが先祖に名誉あれ!




知る人ぞ知るサイト「反社会学講座」の書籍化。色々と増補されて読み応えもあり。初見の人もブラックジョークに酔いしれよう!
・社会学者の個人的な偏見をヘリクツで理論化した物、それが社会学です。 ・世間でいう「こじつけ」を…





時間を、過去を、未来を改変する事の葛藤や痛みを鮮やかに書き出した下巻。原作とずれた世界線なので知っているはずなのに、どんどん差異が拡がって予測がつかなかったのがお見事。
そうだ、これは厨二病でもなければ、運命石の扉の選択でもない。 これは―― …





原作とは少し違う世界線から語られるSteins;Gate。それだけではなく上手くノベライズに落とし込めている。ライトな皮を被ったハードなSFなのでそちらが好きな方も是非に。
「…まさか」 その、まさかだ牧瀬紅莉栖……! この電話レンジ(仮)は―― 「タイムマシンだ……




今度はスチームパンク増量になったアレクシア女史。ブリティッシュな気の利いた会話とブラックな皮肉も健在。
マコン卿は我が身を振り返った。俺は何処でどう間違って、 パリ発の最新ドレスではなくエーテルグラフ…




ヴィクトリア朝、吸血鬼、人狼、魂なきオールドミスとことごとくツボを付くラインナップで衝動買い。結果期待には十二分に答えてくれた。エスプリの利いたユーモアとクラシックさがうまく調和していた。




本とウィスキーを愛する人の心を読める人造人間「菊月虹」ハードボイルドタッチな彼の不思議な事件簿。なんと言えないゆったりとした読後感が秀逸。





能登半島に飛ばされたボンクラ大学院生の主人公の手紙。手紙ということでワンクッション置かれた、容赦のないツッコミに笑い転げれた。
「紳士淑女よ、意味もなく、手紙を書け!」 片思いして色に狂った友人を罵倒したり、暴虐の限り…





死病に侵された科学者と、彼女に造られた実験用AIの最後の日々。迫り来る死を前に人の視点がどう移ろうのか?生み出され、コピーと編集が出来る様になった人の意思に価値はあるのか?などなど観るべき所は多い。
「「私」は、あなたの、お役に、立てましたか?」 脳の神経電位と機械との通訳を行う制御言語N…




ミスターブラウンと橋田鈴の過去が語られる外伝。原作クリア済みでないと読めないが、隙間を上手く埋めている。箸休めの未来ガジェット研究所の話も楽しい。





殺し尽くさなければ生きることは出来ないのか。心を捨てなければ楽園は手に入らないのか。ジャンクヤードの戦いも終わり、新章へ。次が待ち遠しい。
「俺達は天に、教会と楽園に、神に、叛逆する。 「エンブリオン」リーダー、サーフの命令だ。 聞く…





ガッツりハードな文体でかなりの読み応えがある。戦うこと、殺すこと、喰らうことで変わる恐怖…これからの続刊に期待。
「――なぜ。戦う。なぜ、殺す。 ――なぜ、殺さなけれなならない、なぜ。 誰が俺たちに、この…




夏の休暇、その先で少年が出会ったものはなんだったのだろうか? 恋と、悲しみと、醜さと。それをこえた後の真実とは…
「一生、愛してる、ドローヴ。」 一人の少年が休暇に来た港町パーラクシを舞台にした、 ひ…




人と機械との適切な付き合い方とは何なんだろうか? 機械が知性を持ったなら、人はどうそれを規定するのか?
「それがiだ。」 人が衰退し、マシンが君臨する未来。 マシンに捕まった僕はアイビスと…