コリーニ事件
ライネン、あんたはカッコいいよ!
読み始めたとき、こんな話だとは思わなかった。 『犯罪』も『罪悪』も面白かった。現実に起きた事件…
本が好き! 1級
書評数:253 件
得票数:704 票
約2年間、ありがとうございました。
ズレが大きくなってしまったので、ひとまず退会いたします。
献本に55冊応募して、いただいたのは9冊。ご参考まで。
またどこかでお会いしましたら、よろしくお願いします。
ライネン、あんたはカッコいいよ!
読み始めたとき、こんな話だとは思わなかった。 『犯罪』も『罪悪』も面白かった。現実に起きた事件…
失うことで満ち満ちている。猫も人も想い出も。
文章に若さを感じる。 それは、昨今の若者言葉を使って若ぶっているとか、若さに媚びているとかいうので…
ディヴァイン最晩年の佳作。
真相の究明は、二の次三の次なのかもしれない。 核心の回りをぐるぐる回っている印象が強く、なかなか突き…
キャパとゲルダ、2人が向かったその先は。
1936年に撮られた写真に写り込んだキャパとゲルダの後ろ姿に、胸を突かれるような思いがする。 逃げ…
残された文章から浮かび上がってくる、「親」というだけでない父の顔。残された者は、その人の不在を抱えて生きていく。
星新一「明治・父・アメリカ」、沢木耕太郎「無名」など、文筆家の方々、やはり自分の肉親のことは書いてお…
甘みと苦さがじわじわと沁みる。
古今東西、誰もが一度は胸にかかえる疑問、 ”愛”とはなんだろうか? が、今さらのように沸き上がっ…
骨太でダイナミック、そして柔らかな甘さも。
「六月の嵐」「ドルチェ」の2作品収録。 もともとは5章の構想だったという。読んでみたかった、と思う…
幻想的でオカルトチック。悪い夢のよう。
悪い夢の中の出来事のようだ。 幻想的でオカルトチックで謎めいていて時に詩的だったりもするけれど、実は…
1929年、大恐慌前、ナチス台頭期のベルリン。エンターテインメント性溢れる警察小説のシリーズ開幕。
1929年という、大恐慌直前、ナチスの台頭期から独裁政権期に至る時代のベルリンを舞台とする。 (解説…
父と息子の濃密な時間。ジンセイの全てが映画にはある、よね。
16歳の息子が「もう学校に行きたくない」と言い出したら。そりゃあ親は戸惑うだろう。 怒鳴る、言い争…
「トホホ」で、キュートで、せつなくて。がんばれ、ガールズ。
大きな声では言えないが、日本は、「都会」と「都会でないところ」に分かれる。 都心から新幹線だったらも…
やっぱり本は、物体であって、物体じゃないんだ! たくさんの人の想いを背負って、今日も書店の棚でかしこまってる。誰かに選ばれるのを、誰かに届くのを、ひっそり願いながら。
1つの作品が作者から読者の元に届くまでには、たくさんの人が関わっている。作者はもちろん、編集者、出版…
「負けられない闘い」は、ここにも。
松田直樹の写真を見ると、今でもやっぱり悲しくなる。 TVで観客席で見ていた、よくも悪くもサッカー小僧…
母と娘の話というだけでなく。
母と娘の関係はいつの時代も変わらず、共感と嫉妬と反目と嫌悪と依存と…で、持ちつ持たれつ、どっちもどっ…
絡み合う過去と現在、家族、秘密…それらが最後の一行で突き落とされる。
あ、「五番目の秘密」の人だ、と楽しみにページをめくった。 「殺す鳥」というタイトルでダフネ・デュ・モ…
布団の中で、旅先で、断食合宿で、場所を変え時を変え、ところ構わずなされる読書。「野蛮な読書」のタイトル通り、がしがしと本を読む。
「料理の人」というイメージが強いので、意外と(と言ったら失礼だろうか?)古典的で語彙も豊富、しっかり…
不思議で奇妙で愚かで。そのどれもこれもが、正真正銘ニンゲンの仕業。憎めない。
不思議。奇妙。馬鹿々々しく、愚か。気の毒。致し方ない。やりきれない。因果応報。よくわからない。魔が差…
魅力的な素人探偵コンビ、探偵小説マニアの脇役…イギリス探偵小説の伝統とユーモアを楽しめる。
人が、”英国ミステリ”に期待するものは、ほぼすべて、ちゃんと含まれ、収められている。 素人探偵キャロ…
傷痕(キズアト)という名の。
少女を描かせたら、この人の右に出る者はいないんじゃないかと思う。 少女、それも「人生にけっして弱み…
「アライバル」とは変わって、こぼれ出る言葉で綴られるお話の数々。もちろん絵も、何度も穴を覗き込んでしまうように、何度でもめくって見てしまいます。
こんなに言葉を持っている人だとは、思わなかった。 文字の言葉が一つもない「アライバル」で知った…