ラブスター博士の最後の発見 (創元SF文庫)



やや説教臭い気もするが、おとぎ話としては悪くない。ぶっ飛んだ世界観は魅力的。
まぁまぁ楽しく読み終えたのだが「え、これの書評を書くの?」と我に返って少し慌てた。ネタバレ抜きで書く…

本が好き! 2級
書評数:57 件
得票数:195 票
主にSFとソフトウェア関連技術書を自炊して読む。読書端末はもっぱらKindle Voyage。紙の本は5年ほど読んでいませんが、一方、不自由な電子書籍は基本的に買いません。DRMに死を。



やや説教臭い気もするが、おとぎ話としては悪くない。ぶっ飛んだ世界観は魅力的。
まぁまぁ楽しく読み終えたのだが「え、これの書評を書くの?」と我に返って少し慌てた。ネタバレ抜きで書く…




コミュニケートできない生物は知的生命体なのか否か? クジラ属との関係にもつながる面白い視点のファーストコンタクトSF
本書は木星の衛星エウロパで起きるファーストコンタクトの話だ。時代は約100年後。冒頭から主人公が謎の…



前作ほどの「びっくり」はないけれど、SFミステリーとしては佳作
前作「ハローサマー、グッドバイ」の感想で未訳の続編のことに触れていたにもかかわらず(しかもその出版が…



音楽史的観点からまとめた初音ミクムーブメントという意味ではなかなか目新しいが、オープンソースムーブメントとの対比がなくて上滑りも。
およそ20年に一度音楽の世界に現れる「サマー・オブ・ラブ」ムーブメント。初音ミクのムーブメントはその…




1980年前後の英米SFがやまほど登場する、SFファンなら垂涎の、そうでないならチンプンカンプンの傑作
妖精が見えて魔法が使えると本気で信じている重度の中二病患者であるウェールズ育ちの15歳の少女が、ひょ…


遠未来の文化の描写にこだわりが足らない
のっけからエネルギー保存則を無視したお手軽ナノテクが投入されまくるので、頭をファンタジー/スペオペ脳…




SF者のあこがれ「異星人の言語」のなかでもとりわけ突拍子もない設定なのにぐいぐい読ませる、さすがミエヴィル
SF作家の何割かはいつか独自の言語を編み出してやるろうと画策してるんじゃないかと思うのだけど、本作に…


面白いのは設定だけ。物語としての説得力が足りない。
先日、映画「サカサマのパテマ」を観ていて本書を思い出したので積読から発掘。SFマガジンに掲載されてい…


ファーストコンタクトものと思いきや、実は「意識」がテーマ
創元文庫には冒頭に登場人物紹介があるのだが、そこに「吸血鬼」を見つけてちょっと引く。だってこの作品「…




恐竜だけでなく鳥についても詳しくなれて、お得感高し
学生のころ、全身が真っ白い羽毛で覆われたティラノサウルスの化石が発掘されるというシーンから始まる小説…




子どもにも大人にも読んで欲しい王道ジュブナイル
いやー、いいジュブナイルを読んだ。世のお父さんお母さんはぜひこれをお子さんに読ませてですね、ゆくゆく…



対象読者が広すぎてぼんやりしているきらいもあるが、「文化」を含めてRubyについてざっと知るには良い
昨今のRuby関連書籍はずいぶん豊穣なものだから、こんなアプローチの本が出せるようになったんだなぁ。…




プログラミング史上もっとも「赤の他人のコードを読まなくてはならない時代」に必携の書
今はプログラマにとって、歴史上もっとも「赤の他人のコードを読まなくてはならない時代」かも知れない。O…




ビジネスに科学の手法を。仮説検証で失敗しにくいスタートアップ経営を目指す。
読み始めてすぐに「あれ、これっておれらアクセス解析屋がいつもやってる(もしくはやろうとしている)方法…




理科の教師に手にとってもらいたい。心意気の高いいにしえの天文学啓蒙書
松本零士のイラストが描かれた帯が本来の表紙を押しのけるように存在を主張していて「なんだかなぁ」という…




読み手の常識を始終逆なでする奇妙な感触のSF。いやこれはSFなのか?
「これははたしてSFなのか?」という疑念が最後までつきまとうが、読み手の常識を始終逆なでするこの手触…



懐かしくも誇らしい、そしてちょっと悲しい日本の電子出版の歴史
これまで日本の電子出版に関わって来た人たちへの、電子雑誌「OnDeck」上でのインタビューをまとめた…



数十年書き継がれている人気シリーズとは知らずに初めて読んだ。ナンシーかわいい!
あらすじを読んで反射的に応募したのだけど(ミステリだということは理解していた)、蓋をあけてみたらジュ…


嫌味なエンスーオヤジが持論を補強するために小難しい話をしてるだけ
(たぶんこれは書評ではない) アジャイル方面がよく引用しているので読んでみた。教養読書ですな。…




現実をベースにした二次創作。Science FictionならぬSocial Fictionだ。
遅ればせながら読了。これは二次創作だねぇ。いや、一次ソースが創作(フィクション)ではなく現実のいまの…